相沢こうた (あいざわ耕太) 八王子市議会議員

相沢こうたの使命

こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。

2019年7月

〇参議院議員選挙真っただ中ですが、当然といえば当然のことですが日中は有権者が圧倒的に多く集中している23区内での遊説が多いのでしょう、八王子市に遊説に現れる候補者はほとんど無く、選挙広報が各家庭に配られるだけの静かな選挙です。

先日、八王子駅付近で数少ない遊説されている候補者がいましたので少し演説内容をお聞きしましたが、この演説内容に疑問を持ちました。「皆さんの声を国会に届けます」「民意を国会の場で精一杯反映していきます」その他にやたらと自らの政党名を連呼しており、選挙カーの周囲は政党旗だらけです。これは参議院議員選挙ですよ、そもそも参議院とは何のためにあるのか、ということを少しでも理解していればこのような演説にはならないはずだと思いますが、この候補者の方は全く理解していないのでしょう、ひどい演説でした。にも関わらず下馬評では、人気のある政党に所属しているので当選される予想になっており、世も末だと嘆かわしい気持ちになりました。

新聞受けに配布されていた選挙広報の政策などを見ても同様のことで、実のところ前述した候補者と変わらない方がほとんどで、これは衆議院選挙なのかと勘違いしてしまうほどです。私が何がおかしいと言っているのか、今回は参議院について少し書いてみようと思います。

・参議院は「良識の府」と呼ばれている、この言葉はお聞きになったことがあると思いますが、衆議院の動きを良識によってチェックすることが本来の参議院の役割です。このことだけでも衆議院とは違うということは分かる訳で、参議院議員になったら民意を反映するだの、皆さんの声を国会に届けるだのという言葉は違うと私が言っている意味に気がついていただけると思います。

明治維新から太平洋戦争終戦の1947年までの帝国議会での二院制では現在の参議院にあたる貴族院と衆議院が設置されていました。当時も衆議院議員は選挙で選ばれる民選でしたが、貴族院は選挙で選ばれるのではない非公選でした。皇族議員、華族議員、勅任議員によって構成されており、各々に選出の仕方が決まっていました。(選出方法については説明が長くなりますのでここでは省きます)

要するに民意を背景にした衆議院とその暴走を防ぐ役割としての貴族院、この両院の議員選出方式が違ったため、二つの院が同じような体質のものにならない工夫があった訳です。これが戦後の日本国憲法で華族制度が廃止となったことに伴って貴族院が廃止となり、新たに参議院が議会上院の役割を持って設立されました。この時に参議院が非公選から民選(選挙)に変わりました。この民選に変えたことが衆議院と参議院の区別が無くなってしまった最大の原因です。
二院制をとってそれぞれに役割を持たせているのに、議員の選考方法が同じということに危機感を感じないのか、と常々思っていましたが、先日の街頭演説をお聞きし選挙広報を拝見する限りでは、ついに参議院選挙に立候補する議員が参議院の意味を理解していないのではないかと疑うような末期症状に陥っている状況となってしまいました。

・何がいけないのか、ということを簡単に述べれば、衆参双方がどちらも同じように政党政治が反映されてコピーのような状況下では、特定の政党が両院を抑えたときに権力の暴走を止めることが出来なくなります。良識の府の意味は、民意が正しいとは言い切れないので民選された議員で構成される衆議院の動きを監視する必要があるということですので、双方が同じ構成となってしまう現在の二院制は本来の役割を果たせないということになります。現在の参議院のあり方はおかしいのです。

ではそれを改善するためにはどうすれば良いのか、参議院を民選で選ぶ制度を廃止すればよい、簡単なことですが、これは憲法改正が伴いますので、両院ともに民選の議員で構成されている現状では実現は非常に難しいことだと思います。それでも、そこまで極端に出来ないにしても、衆議院と参議院の議員の選出方法を異なった方法で行うことにしないと世の中がおかしくなってしまうということにそろそろ気が付いていただかないと、この国の将来は危うい方向に進みます。そもそも立候補した人たちに限った中から良識を持った人を、それも選挙(民意)で選ぶというシステムはどう考えてもおかしいと、その程度は解っていただきたいと思うのですが、なかなか言い出す人がいません。

貴族院の方がよっぽどましだったという話をしますと、俗にいうエリートが正しい判断をするとは限らないとか、庶民の生活に疎いエリートがどういう判断をするのか保障がないなどの反論をいただきます。しかし、そういった方々は頭の中にあるエリートの像が歪んでおり、私は単に世の中で大成功を収めている金持ちや東大や京大を首席で卒業した人がエリートだと言っている訳ではなく、政治の場でのエリートとは日本を正しい将来に導くための様々な判断が冷静に出来る人といった意味で捉えています。ただ大成功を収めている方や一流大学を首席で卒業したような方々を選んでも、現在の参議院選挙で選出される集団よりはよっぽどまともな院が出来るとは思っています。

参議院選挙なのに「皆さんの一票が世の中を変えます」などと叫んでいる候補者がいますが、そもそもそんなもので世の中が変わってしまってはいけない、民意の暴走で世の中がおかしな方向に変わらないように監視するのが参議院であり、あなたはそこの議員に立候補しているのですよ、としつこいようですが申し上げておきます。

〇私は今回の参議院選挙では、電力総連の所属議員として全国比例区に立候補している「浜野よしふみ」さんを応援しています。他にも連合が推薦するそれぞれの産別から立候補されている多数の候補者の中から多くの方が当選していただきたいと思っております。
先ほどからの議論に当てはめれば連合推薦の候補者は其々にその所属する産別の労働組合でトップにおられた方がほとんどですので、其々の労組のエリートであり、世の中の価値判断がきちんと出来る人です。選挙制度的に其々に政党に所属していますが、彼らの基本思想は「真面目に働く者たちの幸せな未来のために」という部分が共通していますので、政党政治の延長線上で世の中を変えたいなどと叫んでいる候補者よりはずっと参議院議員に相応しい方々だと思っています。

・「浜野よしふみ」さんは、過去に高尾山に一緒に登っていただいたり一献傾けたりと、個人的にもお付き合いさせていただいておりますので、彼の人格と良識には太鼓判が押せます。自信を持って皆さんに推薦できる方で、参議院にいていただかなくてならない方だと思っております。良い結果が出るよう祈っております。

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