相沢こうた

相沢こうたの使命

こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。

2022年12月

〇先月からサッカーのワールドカップでの日本チームの活躍が日本中を熱くさせました。幼い頃から野球一辺倒の私は明らかに「にわかファン」で語るほどサッカーを好んで観る方ではありませんが、そんな私でもとても熱くさせてもらいました。日本が惜しくもベスト16で敗退してしまい興味が薄れていましたが、その後行われたベスト8の４試合はどれも凄い試合で、サッカーの一流選手たちが口をそろえてワールドカップは特別な試合と言っていたことを改めて理解出来た気がします。来年３月に予定されている野球のWBCは、こちらはにわかファンではなく本職ですので、今から楽しみにしています。大谷翔平、鈴木誠也、村上宗隆が並ぶクリーンナップにダルビッシュ、山本由伸、佐々木朗希といったピッチャー陣、勝ち負けはともかく、こんな布陣の野球チームを観ることができることを想像すると今からワクワクします。何かと暗い話題、将来が不安になるような課題ばかりがクローズアップされる時代だからこそ、余計にスポーツの持つ力に感謝し、また期待しています。

〇今年も12月の半ばとなってしまいました。この時期になると「あれもこれもやりたかったのに、あっという間に一年が過ぎてしまった」と、毎年同じようなことを考えているのですが、今年も”斯くの如し”なのですが、それでも何点かは前進させられたことはあったと思っています。

・ひとつは市内小学校の通学路の安全表示に関してです。これは昨年９月の一般質問で取り上げて以降、現場での実証実験を経て市や学校関係者から好感触をいただき今年度に市内に本格導入しようとしたものです。しかし景観上の視点からシールの色彩にミソが付きました。交通安全のために設置するもので目立たなくてはその目的を果たせない訳ですが、一方で市内全域に網を掛けている景観条例というものがあり、これは八王子市のみならず東京都の同様の条例の網も掛かっていますので無視できないため、既存のシールの色彩を変更する必要に迫られてしまいました。市の担当所管にご努力をいただき、これならば良いのではないかという改良版がやっと出来上がりました。年明けから改めて現場で実証実験を行った後、本格的に導入される見通しがつきそうです。現在ご協力をいただけるのが東京電力だけとなっておりNTTとの調整がまだ課題として残っていますが、こちらは現地への設置が進めばご協力いただける方向に振れるのではないかと見通しております。私の活動の重要なテーマである子どもたちを守ることに直結することで何とか早く実現したいと思っていましたので、年内に見通しがついたことでホッとしました。来年の新入学生の時期にはある程度、設置が進んでいて欲しいと思っています。

・他には街路灯・防犯灯などの市内夜間照明を市の一元管理にしていただく必要性について、10年以上訴え続けた内容をようやく理解していただけたことです。ウクライナ情勢や円安によって、ここのところ日本のエネルギー不足はその危機的状況を国民が身をもって実感する事態となっていますが、これはエネルギー分野で仕事をしている者にとってはずっと昔から変わらない重大な課題であり、近年始まったことではありません。ですから電気を売っている会社がずっと省エネを訴えているという妙な構図となっていた訳ですが、こういったことを地方の政策にも反映して行かなくてはならないという意識を感じられるようになったことは一歩前進だと思います。私は将来的には夜間照明は遠隔操作でその照度や電気使用量を操作できる、そういうシステムが導入される世の中が絶対に訪れると思っていますので、そのための俎上を作りたいとずっと考えていました。こういったことが実現出来なければゼロカーボンシティの実現など夢のまた夢に終わってしまいますので、まだまだ道半ばではありますが夜間照明の今後についてある程度の理解を得られたことは収穫だったと思っています。

・最近、テレビCMに”でんこちゃん”が復活しました。「電気を大切にね」という言葉を久しぶりに聞き、懐かしく思いましたが、この言葉が以前よりも切実なお願いに聞こえます。今年の冬の電気が無事に足りますように・・と心から祈る現状は近未来に脱しなくてはならないと国の本気の政策実現を願っています。