相沢こうた (あいざわ耕太) 八王子市議会議員

相沢こうたの使命

こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。

平成29年2月

〇年末の忘年会から年が明けての新年会・賀詞交歓会と、おかげさまで多くの会合に出席し、いろいろな方のお話しを聞く機会をいただきました。その中で結構多くお聞きした内容に「後継者不足、若い人の担い手を嘱望する声」がありました。

・海に接していない八王子市ではあまり馴染みのないところですが、全日本海員組合という外航船や遠洋漁船で働く船乗りたちや日本の海事関連産業で働く仲間たちで構成されている労働組合があり、ここの新春の集いにも参加させていただきました。委員長のご挨拶の中で「若い人たちが入って来ないことによる船乗りの後継者不足」について切実な課題として取組む必要性に触れられていました。更に一人前の船乗りに育て上げるには10年は必要で技術技能の継承も大きな課題だということでした。若い人たちは船乗りという仕事を具体的に知らないのではないかと思いますので、八王子市に多くある高校・大学にPRしてみるのも一つの策かと考えます。一度外洋に出れば数か月も戻らずほとんどを船の上で生活するのでしょうから大変な仕事だと察しますが、海が好きならばやりがいの感じられる仕事なのだとも思います。PRについて取り組むことをお約束しました。
・八王子市内の自営業の方々とも接する機会が多くありました。「子どもが家業を継ぐために戻って来てくれるかどうか、叶わなければ私の代で終わりです」というお話しをよく耳にしました。息子の人生は息子のもので強要はしたくない、というお考えの方が多かったのですが、一様にどこか淋しそうな感がいたしました。

・昨年視察させていただいた愛媛県宇和島市では高齢化問題と人口減少が深刻な問題で市出身の若者が戻らないため、他県からの移住を積極的に受け入れることに取り組んでいました。宇和島東高校など甲子園の常連校があるので元気な若者はいるのではないですかとお聞きしますと、宇和島市に大学がないため高校生までは居るのだが広島や大阪など大都市の大学に出た子どもたちが行ったきりで戻って来ない、とのことでした。
・つい先日やはり視察で伺った香川県でも、県内に大学が県立1校、私学4校、短大2校と少ないため阪神方面に出る若者が多くその子たちのUターン就職に力を入れているが苦戦している、とのことでした。香川県に働き場所がない訳ではなく働き先の斡旋を合わせて実施しているようですが、一度大都会に出てしまうとそちらの方が若い人たちから見ると魅力的なのでしょうね、難しいです、とお話しになっていました。
・八王子市は香川県と逆に大学が多くあります。市では大学を卒業した後にそのまま八王子市に住み続けてもらいたいと考えているのですが実際は引き留められていません。

いったい現代の若者たちは何を望んでどこに行ってしまうのでしょうか・・。

・ひとつ良い事例をご紹介します。愛媛県の香川県寄りのところに新居浜市があります。ここは古くから銅の産地でこの銅を基盤に住友グループが成長した土地でいわば住友グループの城下町と言える町です。ここの銅山は別子銅山という名称で1691年から1973年(昭和48年)まで掘り続けられた歴史を持ち、閉山後も住友グループの多くの企業がこの町に構えているため、現在ここで暮らしている方々は多くの人が住友にお世話になった(なっている)のです。その結果、親子3代が同じ土地に住んでいるケースが多く、若い人も当然のことのようにこの地に定住しており子育てや介護などが自然に上手くいっているようで、赤ちゃんの出生率は1.8(東京1.15、八王子1.19)という高い数値となっています。

・全国的に地方都市を見ると新居浜市のような例は滅多になく、ほとんどが人口減少、高齢化、若者の流出、少子化あたりが共通の課題となっており、政府が掲げる「まち・ひと・しごと創生」など絵に描いた餅になっています。これからの日本の世の中はどうなってしまうのだろう、と現実を直視して真剣に考える時なのだと危機感ばかりが募ります。
そうは言っても総論と個々人の幸せは結局のところ違う次元にある、というのも事実です。日々の生活のその時々に小さくても幸せを感じられるということが重要であり、その積み重ねが人生です。 せめて大都市に集中する若い人たちに、人生の幸せは大都市でのスマートな仕事や生活にだけある訳では無い、ということを分かってもらえたらこの国はまだ希望が持てるのかも知れないと思っているのですが・・・。

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