八王子市議会議員

相沢こうた

KOHTA AIZAWA

相沢こうたの使命

こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。

2023年3月

〇2月26日日曜日に富士森体育館で「クローバープロジェクト」を無事に開催することができました。開催にあたりましては、資金のご寄付をいただきました連合南多摩地区協議会に所属する労働組合の皆さま、連合南多摩の皆さまにおかれましては当日の運営のお手伝いもいただきましてご苦労をおかけしました、ありがとうございました。また富士森体育館利用においては館長をはじめ体育館の職員の皆さまに事前から様々にご相談・ご指導をいただきました。更に当日、食材や機材、プロパンガスなどを届けてくださった皆さま、またイベントに使用するソフトバレーボールを手配いただいた八王子市教育委員会と市立第2、第5小学校の皆さまなど、関わっていただいた全ての皆さまに心からお礼を申し上げます、ありがとうございました。

・クローバーフェスティバルは日ごろから障がいを持ったこどもたちを集めて運動をしたりお絵描きをしたりする活動を行っている一般社団法人FBSLの「クローバープロジェクト」という活動を広く知っていただきたいという目的で開催したものです。この団体の代表である加々美太一氏とは、1年半ほど前に八王子市と八王子市教育委員会に活動を後援していただくことは出来ないか、というご相談をいただいたことがきっかけで、それからずっとお付き合いをさせていただいています。彼からこの活動の内容をお聞きし、私の考えている障がいを持ったこどもたちへの支援の仕方と考え方が共通していましたので、以後この活動をご支援させていただいております。

・近年、インクルーシブ公園を作ろうという発言が都議会や市議会で流行のように盛んに出るようになりました。障がいのある子もない子も共に遊べる遊具を設置して・・ということなのですが、八王子市議会でもこの話しが出ましたが、聞いていて私には全く響きませんでした。インクルーシブ公園を作ることは当然ですが良い事だとは思いますし、作っていただくことは反対ではありませんが、障がいとひと言で言っても様々な種類がありそれら全てに適合する遊具など存在するのであろうか?と思いますし、そもそもその子たちが普通の子どもたちに混じって遊ぶことにどのような感覚を持っているか、その子たちの親は荒っぽい健常者の中で本心から安心して遊ばせることが出来ると思っているのか、など当事者たちの「気持ち」の部分に触れる発言や視点は無く、理想論としては理解するものの、あまりにも無責任で現実と乖離した他の議員の発言に疑問を持っていました。現在の日本社会は障がいを持った方々を受け入れてくれる下地づくりが未熟過ぎて、いきなり公園を作ろうではないよな、と、事はそれほど甘く簡単ではないと思っていました。

・そんな折、障がいを持ったこどもをその子たちだけで思い切り遊ばせようという活動をしているグループに出会った訳です。それが加々美太一さんでした。障がいを持ったこども達だけを集めてルールや競技に縛らず自由に遊び、自由に大声を出しながら走り回って、という場を提供する活動を展開しており、将来的にはこの活動をこの子たちの働く場や世の中の居場所作りに繋げて行きたいという考え方に共感しました。早速八王子市にこの活動を紹介し「後援」をいただけるよう進めました。現在は企業や個人からの協賛をいただけないか、資機材の提供などのご協力をいただけないかなどの活動に微力ながら協力させており、昨年8月からはスポーツだけでなく皆で絵を描く活動を開始して参加者から好評をいただいています。遊具を設置して見た目の体裁を整えることと違って、当事者の子どもたちとその親に寄り添った大変心のこもった活動ですので、どんどん活動の幅を広げるお手伝いをしていこうと思っております。

・さて、フェスティバルに参加させていただき感じたことをご報告させていただきます。女子バレーボール元日本代表・銅メダリストの大友愛さんがお手伝いに来ていただきましたので、市内小学校からお借りしたソフトバレーボールを使用して一応バレーボールをやろうということで運動が始まりましたが、貸し切りの広い体育館でお手伝いのお兄さん・お姉さんもたくさんいて遊んでくれそうな雰囲気満載でしたので、瞬く間に元気に自由に遊びが始まりました。走り回ったり、ボールを追いかけたり投げたり蹴ったり・・。大友さんにはバレーボールにならないことは事前にお話ししてありましたし、すぐに状況を理解していただき臨機応変に笑顔で対応いただきました・・さすがです。子どもたちは普段の公園などと違い自分たちが主役であることを理解しているようで、またお手伝いの大人たちもたくさん遊んでくれるので心から楽しそうでした。保護者の方々も他の親も障がいを持つ子どもの親であるためお互いに扱い方がわかっている大人であるため変な気遣いをする必要もなく、安心して自分の子どもを遊ばせることができるので穏やかで良い笑顔になってくださいました。(実際にお何人かのお父さん・お母さんにお聞きした感想です)

・イベントをお手伝いさせていただき、その場の雰囲気を肌で感じて、改めて加々美さんの活動は良い活動であると実感しました。障がいを持った方々を受け入れる下地が社会として成熟していれば、普通に近所の公園や体育館で誰もがこういった笑顔になれる訳ですが、残念ながら日本は相当未熟です。例えばクローバープロジェクトの毎月の活動は場所をお借りする費用を捻出するため参加費を徴収しています。この負担を軽減し、最終的には毎月の活動の参加者負担をゼロにしたいと協賛していただける企業を探していますが、なかなか集めることができずにいることも、障がいを持った方々への社会的認識が浅いことの証拠だと思っています。今後もこの活動が少しでも認められ広げられるようご支援していきたいと思います。

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