八王子市議会議員

相沢こうた

KOHTA AIZAWA

相沢こうたの使命

こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。

2021年1月

◇新しい年を迎えましたが、今年に関しては新型コロナウイルスの影響で年の区切りが何処だか分からないような心持ちで正月を迎えた、そんな感じがしている方が多いのではないでしょうか。本来であれば昨年末に一年を振り返ってのトップページを、と作文していたのですが、あまりに異常な年であり3月以降は新型コロナウイルス対策一色で内容に手詰まり感を覚えてしまい、ひと月空けてしまいましたが、世の中の状況は未だ改善には程遠く首都圏では二回目の緊急事態宣言発出という状況下となってしまいました。

・昨年後半から米国や英国など他国のワクチン投与開始が報道されています。日本でもワクチン導入計画を早めて実施したい考えとのことで、これに対応するために八王子市でもワクチン対応の専門部署を設置して準備を始めました。これはいつも言っていることですが、国の施策が実行される時には実際にそれらについての実務を行うのは地方自治体であり、ワクチンを正式に許可したので来週から早速導入するぞ、と国が発したらその号令に対して即座に地方自治体が動かなくてはならず、そこから準備していたら対応が全く間に合いません。一口にワクチン投与と国は簡単に言いますが、ファイザー社の物は低温での運搬・保管が必要でありそれらを管理する体制や場所をまずは確保しなければなりませんし、一律全員にという訳では無いため優先順位から対象者の抽出をして具体的な案内を行い、時期・時間の設定、具体的な接種場所や業務に当たる人員の確保、資機材の手配、接種後の経過観察の課題など、少し考えただけでもそう簡単に軌道に乗せられるほど単純では無く、更にはそれらが膨大な仕事量となりますので口で言うほど簡単には進まないと推測されます。英国では様々な理由はあるもののワクチン投与の進捗が芳しくないと報道されていますが、逼迫している医療体制の現状やマイナス70℃以下での保管などに対応できる施設が限定されるなどを考えると当然のことのように感じます。日本もおそらく同様の状況になるのではないかと心配に思います。

・施策の実施を地方自治体に投げるのであれば今回の緊急事態宣言に関する補償金なども地方の判断にしていただきたかったと感じているのは私だけではないと思います。時短や休業などに協力した飲食店への補償金額は首都圏一律という大枠では妥当性に疑問符が付きます。また、飲食店が休業となればそこに飲料や食材を納品している仕事は大打撃を受けますし、夜の街に付随したタクシーも同様です。ある程度大枠で補助金の巾を提示して、それに見合う交付金を地方自治体に出してもらい、その地方の特色を反映した施策展開をさせていただく方がもう少し細かな部分にまで手が届くと思います。また今回の緊急事態宣言発出に絡んでの話に全く出て来ませんが、一年にも及ぶ疲弊した世の中で失業に追い込まれてしまっている人たちへの援助には危機感を持って目を向ける必要があるのではないかと思っています。これについては、現状ある市の相談窓口などにどの程度の声が届いているのかなど実情を把握して市として何か出来ることは無いか模索してみたいと思っています。

・さて原子力発電所の事故の時には、放射線についての基本的な知識が全く無い人が過剰な大騒ぎをして皆の不安を煽りました。これは報道に多くあり、また議会の場でもありました。更に非常に偏った思想がそこに加わり、結局こういった無知な人たちの言動があたかも真実のように伝わったことで冷静に判断するための基準すら正しく理解していただけない世の中になってしまいました。この時に何度も申し上げたのは「正しく怖がること」ということです。まずは正しい知見を身に着けた上で自分の周りに起こっている事象を判断することで自らの身を守ること、私は勉学の目的は本来、ここにあるのだと思っています。そういった経験から今回の新型コロナウイルスを考えてみると、私自身が医学やウイルスといったものに関してまだまだ無知であると痛快しており、私自身本当に正しく怖がっているのか甚だ疑問であると感じてします。例えば「予防するためのワクチンではなくて掛かってしまった時の治療薬が出た方がより安心なのに何故ワクチンなのだろう、治療薬の話しはあまり聞こえて来ないな」などと思っていましたが、専門の方のお話しをお聞きしましたら、この考え方には相当無理がありワクチン開発が先行する意味が理解できました。ウイルスに関するこういったお話しを今後少し書いてみますので知っていただきたいと思っています。ただ、今回のページは長くなってきましたので一度区切って改めて書くことにさせていただきます(今回は特に写真や絵なども入らず、仲間から「文字だらけのページで読む気がしない」と言われる典型になってしまいました(笑))。

・専門家のお話しの中からひとつだけ「一般的に感染症に対する基本的予防策は、まず清潔を保つことのほか、免疫力を低下させないことが大切です。そのために栄養バランスの良い食事、基礎体力をつけること、規則正しい生活を過ごすことが基本となります。感染症は、原因となる病原体や感染経路によって予防対策が異なりますが日頃から施行できる予防策を習慣化しましょう。」ということです。ウイルスは目に見えない小さいものですから体内に入ってしまうことは避けられないのですが、病原体が体に侵入しても、症状が現れる場合と現れない場合とがあり、感染症となるかどうかは、病原体の感染力と体の抵抗力とのバランスで決まることは実証されています。手洗い・うがいの励行、マスクの着用、換気の励行、密を避けるなど推奨されている対策を行うとともに、自分自身の体調管理に配慮することが何より大事なことのようです。

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