室蘭市議会議員

小田中みのる

MINORU ODANAKA

小田中みのるの市議会レポート
VOL.42

平成27年第4回定例会が終了しました。

12月16日、平成27年第4回定例会が、一般会計補正予算第4号(127,562千円)他補正予算3件、室蘭市税条例一部改正の件、公の施設に係る指定管理者の指定件など議案35件を原案可決、また最終日提出の人事案件2件を同意、また我が会派提出の「給付型奨学金制度の導入・拡充と教育費負担の軽減を求める意見書」を含む意見書3件を原案可決(1件否決)、「JR鷲別駅の「無人化計画」の撤回を求める決議」を全会一致で可決し閉会しました。

補正予算を審議する予算審査特別委員会では、指定管理者の指定により平成28年度から33年度まで債務負担行為が設定されたことに伴い、石川町の地域交流センター及び市営住宅集会所管理費用についての質疑、関連して市会館の今後の在り方について質しました。

現在、室蘭市が直営で管理している市会館は、母恋・中島・本輪西・白鳥台の4館ありますが、平成25年の市政方針において、市直営としての会館の運営を廃止するとの方針が出され、その後、個別には、中島会館は、平成30年度完成予定の複合施設に機能移転、本輪西会館は、耐震基準をクリアしており運営について地域と検討、しかし、母恋と白鳥台会館については、耐震基準満たしていないために解体するとの方針が出されていました。

私は、地域交流センターについては、利用者数のほとんどが地域住民であり利用者数も少ないこと、市営住宅集会所においては、主たる目的が市営住宅入居者のためのもとであるにもかかわらず、その半数、ところによってはほとんどがその他の市民の利用となっていることから、利用実態としては市会館と何ら変わらない。高齢化が進んでいる室蘭にとって必要な施設である。特に白鳥台は、市が開発し会館を含めた公共施設が揃っていることを前面に打ち出し販売した土地である。地域のコミュニティの拠点としての会館を廃止だけを決定し、その後の対応については何ら代替案も示さないのは、市としての責任に放棄であり、一度白紙に戻して考え直すべき、と質しました。

市当局からは、「具体的な案を示していない点は反省する。廃止の方針は堅持するが、今後、具体的な案を示し調整を図りたい。」との考えを示されました。

今後は、市から示される具体案を検討したうえで、再度委員会等で質問してまいります。

小田中みのる
室蘭市議会議員