大垣市議会議員

田中たかのり

TAKANORI TANAKA

田中たかのりの使命
健康で笑顔あふれるふるさとづくり
VOL.9

一般質問で、子育て日本一の名にふさわしい教育の振興を提言

田中たかのりの使命

大垣市議会の一般質問が6月13日に行われました。一般質問は3,6,9,12月の議会定例会の中で行われ、議員が登壇し、市長に対して大垣市政への質問や提言を行うものです。

私は当選以来、ほとんどの定例会で一般質問をしています。今回は教育の振興について提言を行いました。その要旨は次のとおりです。

《1.子育て日本一と教育の振興について》
私は本市の活性化、特に子育て日本一の柱は「教育の充実」、「文教のまち大垣の復興」にあると考えます。今、未曾有の震災に対して、自力で必死に復興の道を探る東北地方の自治体の皆さんの苦悩と決意を見るとき、それらの姿に共通する「生きる力」の原点は、「消費を美徳」とした戦後教育でも、「中央集権」を国是とした明治教育でもなく、「となり同士助け合う」「自分たちでまず何とかする」「自らを育んでくれたふるさとを今度は自分たちが支えていくという心であり、それは「ふるさとの持つ根源的な教育力」から生まれると私は確信しました。このような視点に立って、「子育て日本一の教育」の振興に取り組むべきと提言します。

《2.少人数教育の推進について》
徹底して子供の視点に立つ教育を「子育て日本一の教育」と考え、その制度の柱として「少人数教育の推進」を提言します。子供たちにとって最悪の状況とは「無視されること」であり、最悪の環境とは「無視され続けること」です。
子育ての視点に立った「日本一の教育」の制度の大黒柱として、少人数学級の実現による「教師のまなざしが日本一届けられる教育環境作り」を提言します。

《3.ふるさとの風土・文化に根ざした教育の推進について》
子育て日本一教育の制度の柱が少人数学級ならば、学習カリキュラムの柱は「ふるさとの風土・文化に根ざした教育の推進」と考えます。小学校児童にとっての「ふるさと」とは彼ら彼女らの日常生活圏、すなわち小学校区ととらえます。学校の敷地を包むように広がる三世代の人の輪、季節の美しい変化を感じさせる風土、先人たちが縄文の昔から重ねてきた生活文化や歴史、こうしたものは幅60センチ程度の机の上だけを見ていては決して得られない、人間としての根源的な学びを子供たちに提供してくれています。
東北の被災地の人々の姿を見るとき、ああこの人たちは「教室」だけではなく、人生の多くのことを「ふるさと」の風土・文化から無意識のうちに吸収し、同じ共同体の仲間として、あの困難にあってなお他人と助け合う強さを育てたのだと頭が下がります。
小学校区を単位とした子供たちの「ふるさと」の風土・文化としっかりとつながった教育は、いざというときでもへこたれず、他人を責めず、支え合う「生きる力」を子供たちの心に育み、彼ら彼女らがやがて大きくなったとき、それぞれの人生においても、本市を構成する社会人としても大きな財産になると信じます。「子育て日本一教育」のカリキュラムの柱として「ふるさとの風土・文化に根ざした教育」を推進するよう提言します。

《4.北欧の国「フィンランド」の教育を参考に》
追加質問として、少人数教育や地域の自然や文化に根ざした教育で高い成果を上げているフィンランドの教育について、市民、議会、行政、教育、経済の各界混成で視察団を派遣し、大いに学ぶべきだと提言しました。

これらの提言や当局の答弁について詳細が大垣市議会のホームページで「本会議会議録」として公開されますのでご覧下さい。

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