金沢市議会議員

黒沢かずき

KAZUKI KUROSAWA

黒沢かずきの使命

金沢市政への思い

黒沢かずきの金沢市政への思い

日本での新型コロナ感染症の拡大が確認され、1年が経つところとなりました。感染症の収束は、未だに先行きが見えず第4波の到来も言われているところです。ワクチンの接種も始まり、この夏頃には収束の兆しが見えてくるであろうとも予想されていますが、日本では収束方向に向かったとしても、世界は相変わらず全く見通しのつかない状況下にあり、1年延期された東京オリンピック・パラリンピックも、外国からの観客は入れずに開催されるようです。この1年間の国民生活や経済への打撃ははかりしれないものがあり、この状況は今後も暫くは続きます。一日も早くこの感染症が収束をし、日本が再び元気になり、また自由に世界の人々が行き来できる日が来ることを願うばかりです。私も金沢市議会議員として、金沢市民の皆様の暮らしや社会や経済が、感染症拡大の前のような活気ある姿に戻り、さらに住みよいまちになるように微力を尽くていきたいと思っています。

私は、18年前市議会議員として初当選して以来今日まで、金沢市の発展と市民の皆様の暮らしがより豊かに便利になるための仕事をすることを常に念頭に置き、市民の皆様の声を聞き、また活動をしてきたと、少しばかり自負をいたしているところです。人口が減り、高齢化が進み、地域の元気がなくなっていく状況を見るにつけ、地域の活性化に手を打たなくてはと、日々考えてきました。そのためには、コンパクトな地域のまちづくりをすることであると考えています。コンパクトな商店街をつくり、そこには魚屋さんや八百屋さんもある。床屋さんや美容院もある、お医者さんもあり、薬屋さんもある。グループホームなどの福祉施設もある、そんな地域づくりがこれからは必要です。かつての昭和の時代のようなものに似ているかもしれませんが、新しいスタイルでの地域のまちづくりです。地域ごとのまちづくり、地域の商店街づくりに何としても力を入れていきたいと考えています。

一方では、郊外や隣接市町から金沢の中心部や金沢駅に行くことのできる、新しい交通システムの導入を基幹としたMaaSによる市内交通体系の構築が必要だと考えています。新交通システムは、第一義的には、北陸鉄道石川線野町駅から同浅野川線金沢駅を結ぶこと、工期や経費、難易度等からしてその機種はガイドウエー型BRTの導入が現実的かつ的確なのではないかと思っています。このことに一日も早く真摯に取り組むことが、金沢の都市(まち)がこれからも発展をし、市民の皆様の生活を住みよく豊かにしていく上での大きな根幹となるものだと考えています。

私の市議会議員の原点

黒沢かずきの市議会議員の原点

金沢市役所に30年勤務しました。その間、自分の住む地域の公民館や地域活動などにも参加し、地域の抱える問題やまちづくりについてどう解決し進めていくかということを常に考えていました。そうした思いを持ちながら、多岐多様にわたる市行政の中で、自らが携える分野はほんの一部分でしかなく、またその関われる部分においても、本当はこうあるべきではないか、こうしたらよいのではないかと思うことが多くあり、一職員では限界があることを感じていました。そんな中、市議会議員として新しい立場で金沢市の発展や金沢市民の皆様の幸せにつながる仕事してみてはどうかと勧めてくれた地域の皆様の声に押され、金沢市議会議員選挙に立候補し、当選させていただきました。それが、私の市議会議員としての原点です。時に52歳、地方議員のデビューとしては、いささか遅いかなという思いもありましたが、気力、体力充実していれば年齢は問題ではない、市民の皆様のお役に立つことができればと、全身全霊を傾けて頑張ろうと、新しいスタートに立ちました。

私の使命

金沢市は、伝統と文化の薫り高い歴史都市です。それらに裏打ちされた都市(まち)の雰囲気は、他都市では持ち得ない独特かつ固有のものがあります。今に生きる私たちは、この金沢の持つ独特のまちの個性を後世に引き継ぎ、さらに発展させていく責務を負っていることは言うまでもありません。

私の市議会議員としての政策キャッチフレーズは、「創造と文化で育む金沢(まち)と人」です。何としてもこの歴史と文化を基盤として金沢のまちを発展させ、また次代を担う子供たちが夢と希望にあふれ健やかに育っていく市政を進めていかなければならないと思っています。

北陸新幹線が金沢まで開業してから6年が過ぎました。今は新型コロナ感染症の拡大により利用者はどっと減っていますが、開業以来予想を遥かに越える多くの方々が金沢の地を訪ねてくださいました。新幹線効果というものを改めて認識せざるを得ないものです。しかし、こうした状況は、私は単に新幹線が開通したゆえだからだとは思っていません。その大きな要因は、これまで長い時間をかけて蓄積し、またそれらを育て継承し発展をさせてきた金沢特有の文化や歴史があるからにほかならないと思っています。それゆえに今の状況をただ喜んでいるだけで推移してしまいますと、これまで蓄積されてきたストックは、そのエネルギーがただ放出されるだけとなってしまい、やがては放出すべきものがなくなってしまうことになります。そうならないための市政を進めていかなければなりません。そのためには金沢しか持ち得ない固有の文化と伝統を持つ歴史都市金沢の魅力にさらに磨きをかけ、多くの人たちを引きつけてやまないまちづくりをさらに進めていかなければならないと私は思うのです。金沢市は、今、これまで経験したことのない変化の中にあります。その中で市政の進むべき道は、文化的価値の高い金沢の町並みや人々の営みによる生活文化など(私はこれを「歴史都市金沢の文化的景観」と言っています)を継承し保全し、新たに創造していく都市(まち)づくりの展開が、高齢社会・人口減少時代における市政の推進とともに必要な課題だと考えています。

具体的には、金沢の持つ特有な町並みを保全し、景観対策を進め、種々の要素をから成る「金沢の文化」をさらにはぐくみ育てる施策をこれまで以上に強力に展開をしていくべきだと考えています。市民生活の向上に十分配慮しながらそのことに、愚直であるかもしれませんが積極的に心を込めて取り組んでいきたいと考えています。

黒沢かずき
金沢市議会議員