立川市議会議員

大石ふみお

FUMIO OISHI

大石ふみおの活動報告
VOL.37

【基 本 姿 勢】

〝3・11“を忘れずに、活動していきます〟

発災から7年が経過いたしました、改めて被災者の皆さまにお見舞い申し上げますとともに、哀悼の誠を捧げます。

【近況報告・自転車ナビマーク・ナビライン設置の推進】

最近、市内道路の両側に自転車ナビマークやナビライン(青いライン)などが表示されている場所を見かけることが、多くなったことに気づいておられ ますでしょうか。

これは、自転車走行空間を確保のために、立川市と警察署が協働して取り組みを進めている事業の一つであります。
しかしながら、市民の皆様に対しての周知啓発が十分になされていないことから、自転車での通行時において、戸惑いを感じている方が多くいることを聞いております。

そこで、今後においては、安全に通行するための十分な交通安全指導はもとりよ、周知啓発を十分に行うよう行政や警察に対して、強く要請をしているところであります。

【市 議 会 定 例 会 報 告】

日頃から、大変にお世話になっております。心より感謝申し上げます。これからも「視線は低く・アンテナは高く」を基本に、一番身近な行動派として活動してまいります。引き続きのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。さて、平成30年の3月市議会定例会は2月20日(火)から3月22日(木)までの実質22日間の会期で開会されました。

今議会におきましては、一般会計・特別会計の補正予算をはじめ、請願・陳情並びに条例の一部改正などがありましたが、大きな柱の論議としては、次年度平成30年度の予算案を審査することでありました。具体的には議員全員を対象とした、予算特別委員会を設置し5日間延べ27時間を要し質疑を重ねました。その結果として私ども会派は賛成の結論にいたりました。

最終日の本会議においては、賛成多数で平成30年度の予算が決定いたしました。

≪平成30年度財政規模≫

一般会計:741億55百万円/前年比:3,3%増
特別会計:561億64百万円

≪内訳≫
競輪事業:162億82百万円/前年比:-3,5%減
国民健康保険事業:168億60百万円/前年比:-17,4%減
下水道事業:58億50百万円/前年比:9,0%増
駐車場事業:1億40百万円/前年比0%
介護保険事業:131億75百万円/前年比:-3.7%減
後期高齢者医療事業:38億57百万円/前年比:6,8%増

 

予算特別委員会での賛成討論を下記に記載いたしました、また、常任委員会であります、総務委員会での報告項目も下記に記載いたしましたので、是非、ご一読をお願いいたします。

『予算特別委員会での賛成討論全文』

平成30年度予算案に対する賛成討論

これまで最大であった平成28年度予算を超え、過去最大の予算規模となる平成30年度は、第4次長期総合計画における前期基本計画の検証結果をもとに、後期計画へ反映させる年と位置づけられております。

市政方針では、ハード面からソフト面へ移行することを大きな方向性とし、5つの柱を明確にしたこと、また、「文化的なまちづくり」、そして「人を育てること」を施策の中心に据えたことは評価するものであり、今後の取り組みに大いに期待したいと思います。

一方、社会保障関係経費の増加、少子高齢化、地方消費税交付金の基準見直しによる約5億円に及ぶ交付金減額など、市が示している通り、今後の市税収入において財源確保が見込めない中、未利用地の管理など税外収入増加を含め持続可能な市政運営に努めなければなりません。

それでは、具体的施策について述べます。
子どもの学びや育ち、文化に関する施策については、ひとり親家庭をはじめ、経済的困窮家庭への支援、保育園、学童の待機児童対策は、今の課題解決に留まらず、未来の立川っ子を創るための人材育成に繋がる取り組みに大いに期待いたします。
新たに始まる総合発達相談事業としては、これまで求めてきた早期発見・早期療育に繋がることを期待し、子ども、その家族に寄り添って進めて頂くよう求めます。
また、教員の環境改善については単なる時間削減ではなく、誇りを持って教壇に立ち、やり甲斐をもって子供達と向き合うことができるよう、学校現場、子ども達の視点に立った改革を求めます。今後検討をする校務支援システムについては、事務作業だけでなく特別支援教育、福祉分野との連携も見据え、総合的な子どもの支援システムとなることを求めます。
また、現在進められている西地下道に加え東地下道との一体的な事業推進ならびに周知など、市民の皆さんに関心をもっていただけるよう一体的な取り組みを求めます。
加えて、2年後に迫ったオリンピック・ラリンピックに向けた施策は、いかに市民や団体とともに歩めるかが大きな課題です。「障がいのある人もない人も共に暮らしやすいまちをつくる条例」をスタートさせる本市として、あらゆる機会を通して条例が真に浸透するための庁内横断的・全庁的な取組みを加速するためにも、一例として毎年盛大に開催されている立川シティーハーフマラソンにおいて、車椅子レースも行えるよう大会の規模と内容の拡充を求めます。 次に、環境・安全施策についてでありますが、市民生活や生命の安全を守るため、見守りメールをはじめとする情報提供のあり方、他機関との連携は更なる努力が必要だと考えます。
また、交通安全対策については、交通安全教室の充実及び自転車走行空間の整備など、地域住民への周知啓発はもとより、道路状況を見極めた安全第一の取り組みを求めます。
4月からは特定空家等適正管理に関する条例も施行されます。空家を資源と捉え、利活用する仕組み作りも期待しています。 特殊詐欺対策においては、巧妙化する実態を的確に把握し被害の撲滅に向けた取り組みを求めます。
学校給食においては、未だ安心を脅かす事態が続いています。もう一度安全確保策を根本から見直し二度と起こさない覚悟をもって臨むことを要望します。 家庭ごみ戸別収集開始から5年目となり、減量も頭打ちになってきたことを踏まえ、引き続き丁寧に市民の声を聞いていくこと、関係機関との協力を継続し、持続可能な環境づくりへの努力を求めます。
また、市内に点在する公園は市民の憩いの場であり市の財産ですが時代と共に公園へ求めるものが変わりつつあることから、それぞれの公園の価値観自体を見直す必要があると考えます。そのためにも、管理体制や管理システムを構築するなど改善にむけた取り組みを強く求めます。

最後に、
魅力あるまちは、人の活力と地域愛によってつくられます。
本予算特別委員会で議論されたその他の事業や、それぞれの施策への要望を真摯に受け止め今後の施策にしっかりと反映し、十分に取り組まれる事を要望し平成30年度一般会計予算案に賛成と致します。

《常任委員会・総務委員会》

総務委員会は3月2日(金)に開催されました。本委員会には、新たに陳情2件が付託されました。まず1件目としては、「立川市が加盟した平和首長会議からの呼びかけに応え、核兵器禁止条約の調印を求める陳情」でありましたが、立川市としては会議に加盟したばかりであり、またまだ議論の余地があることから継続審査としました。次に2件目としては、「憲法9条を変えず、憲法を生かす政治を求める陳情」でありましたが、継続審査をしております、請願第9号「国会における憲法論議の推進と広く国民的論議を求める意見書の提出を求める請願」と同様な理由により継続審査としました。理由としては、憲法論議を活発にするためには、国民運動的に広く国民・市民の間から自発的なうねりが巻き起こるくらいのパワーが必要となり、そこから始まっていくことが基本であると考えます。また、憲法論議においては、第9条も非常に大事な項目ではありますが、憲法論議するのであれば、憲法の前文より、時間をかけて丁寧に進めることこそが重要だと考えております。

次に、所管部課からの報告事項として、関係各部課から合せて16件の報告を受け、それぞれについて質疑を交わしました。

①横田基地関連について
②立川飛行場関連について
③立川市組織改正(案)について ④転入・転出者(25~39歳)アンケート調査結果について
⑤窓口業務のあり方について
⑥行政経営計画の進捗状況
⑦公共施設改修の考え方と再編について
⑧住民情報システムの共同利用について
⑨立川市第6次男女平等参画推進計画実施状況報告書(平成28年度年次報告書)について
⑩平成29年度コンプライアンス実態調査アンケート結果について
⑪入札・契約制度の改革について
⑫東京電力への損害賠償請求について
⑬委託業務に係る品質確保について
⑭立川市地域防災計画の修正について
⑮定空セミナーの開催結果について
⑯「立川市自治会を応援する条例(仮称)」の関連団体等への調査状況 について

注)今回の総務委員会の報告事項の内で特筆すべき項目としては、4番目のアンケート結果についてであります。
これから立川市として、少子高齢化が進展している状況において、市政運営を円滑に行うためには、子育て世代の方々に多く居住して頂き、運営に関わってもらえるような仕組みや体制を充実していくことが、一層重要となっていくことは間違いありません。
そんな状況の中にあって、今回の調査は、転入・転出者の皆さんにアンケートをお願いいたしました。とりわけ若者・子育て世代(25~39歳)をターゲットにしました。
今回の調査はこれまで実施してこなかったことから、これから行政運営をしていく上での、ポイントや改善点を知ることが出来ましたので、これからも立川市として良い点は伸ばし拡充していくこと、また悪い点(不満)においては整理し順番を付けて、改善に向けて取り組んでまいります。

ご報告

私は現在、立川市監査委員を務めております。監査委員は行政の内部情報を知り得る立場で行政事務のチェックをしているため、立川市議会のルールとして一般質問は控えることになっています。しかしながら、議員として発言が出来なくなるということではありません。今までと全く変わりないことを御理解下さいますようよろしくお願い致します。

【次回、平成30年6月市議会定例会の日程案について】

次回、平成30年6月の市議会定例会は、立川市議会議員選挙の関係から前倒しとなり、平成30年5月2日(水)から5月21日(月)までの日程で開会されます。
本会議や委員会では、傍聴席をご用意しておりますので、お時間の許す方は、是非ご来場いただけましたら、幸いでございます。

結びに、季節の変わり目でありますので、体調管理をしっかりしていただきまして、どうかご自愛下さい。

以上で「平成30年3月立川市議会定例会」報告とさせていただきます。

最後まで、「大石ふみお・ホームページ」をご覧いただき、誠にありがとうございました。
ご感想やご要望・ご意見などありましたら、メールや電話でご連絡をお寄せください。お待ちしております。

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