立川市議会議員

大石ふみお

FUMIO OISHI

大石ふみおの活動報告
VOL.30

【基 本 姿 勢】

〝3・11“を忘れずに、活動していきます〟

岩手県と北海道で死者22人、行方不明者5人を出した台風10号の被害から1か月となります。政府は今夏、相次いで日本に上陸した台風7号、9号、10号、11号の被害を激甚災害に指定いたしました。特に、台風9号では立川市の砂川町地域において、道路冠水をはじめ、床上浸水が6件、床下浸水が50軒など大きな被害が発生してしまいました。被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。そして、その現場対応においては、地域の消防団の皆さんの献身的な活動がありました。心より感謝と敬意を表します。今後におきましても、市民の安全で安心な生活のため、地域防災計画の拡充など自然災害の対策に向け、全力で取り組んで行くことを、改めてお誓いいたします。

「大石ふみお」の活動としては、立川に生まれてきてよかった、立川に住み続けたい、立川をもっともっと住みやすい街にしたいと考えている方々と共に活動していきたいと考えております。

どうか、「大石ふみお」にご期待下さい。必ずやご期待に応えてまいりますので、より一層のご支援ご協力をよろしくお願い致します。

【定 例 議 会 報 告】

日頃から、大変にお世話になっております。心より感謝申し上げます。
これからも「視線は低く・アンテナは高く」を基本に、一番身近な行動派として活動してまいります。引き続きのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。さて、平成28年の9月定例市議会は9月5日(月)から9月29日(木)までの実質17日間の会期で開催されました。

今議会におきましては、決算特別委員会が設置され、平成27年度決算の審査を行いました。具体的には、4日間の日程で平成27年度に執行されたすべての事業について質疑・審査を行いました。最終日の本会議において全ての決算は原案通り認定されました。なお、決算特別委員会の最終日においての意見討論では、決算認定の立場で討論を行いました。平成27年決算意見については、下記をご参照下さい。

次に、常任委員会であります、総務委員会での報告項目も下記に記載いたしましたので、是非、ご一読をお願いいたします。

【平成27年決算意見について】

私は、民進党・市民フォーラムを代表いたしまして、議案第88号 平成27年度立川市一般会計歳入歳出決算に認定の立場で討論いたします。

平成27年度は、人口減少に向かうことを予想し、新たな10年間のまちづくりの方向性を定めた、第4次長期総合計画の初年度の年でありました。
計画の中では、新たなまちづくりの将来像として「にぎわいと、安らぎの交流都市たちかわ」と定めてスタートいたしました。

そこで、基盤となります財政についてでありますが、歳入総額792億7千万円に対して、歳出決算額748億8千万円となり、歳入歳出決算差し引き額では、43億9千万円を残し、実質収支額では38億2千万円、実質単年度収支額では5億6千万円の黒字決算となりました。
最終的には、実質収支比率では9.5パーセントとなりましたが、経常収支比率では、前年に比べて4.9ポイントの改善がはかられたことにより、87.9パーセントになったことは大いに評価をいたします。

次に、当年度決算における、テーマ別における特徴について何点か述べさせて頂きます。
まず始めに歳入においては、ふるさと納税者に対して返礼品の贈呈を開始するなどして拡充を図ったことは評価しますが、ふるさと納税の本来の趣旨から逸脱しないような対応を求めます。
また、既存施設の環境整備を図り新たな利用者の確保など、市有財産の効果的な利用やネーミングライツなどによる税外収入の増収を図るための更なる取り組みに期待します。
また、職場力の強化は、適正な職場環境の改善による職員一人一人の意欲向上がなければ成り立ちません。
そんな中で、若手職員の発案・行動から、事業開始されたプレミアム婚姻届けなどは、まさしく職員間のコミュニケーションや職場風土が健全であるとの証であると考えます。
今後においても、優れた人材の確保と育成のため引き続き職場環境の整備に取り組むことを求めます。

次ぎに、まちづくり・環境においては、「立川市客引き行為、勧誘行為、客待ち行為、つきまとい行為及びピンクちらしの配布等の防止に関する条例」を改正・施行したことにより、立川駅周辺の体感治安の改善が図られたことは評価を致しますが、引き続き本条例を実効あるものとするためには、周知・啓発を強化する必要があると考えます。
また、東京都と連携・協働して策定した、「第四次事業化計画」が示されましたが、多摩地域においては、平成元年に第一次事業化計画が策定されたことから、歳月がだいぶ経過しておりますので、関係する地域住民の方々へは、事業の目的や必要性などを親切・丁寧に説明し理解を得ることが必要であると考えますので、地域住民の声を真摯に受け止め対応することを要望します。

次に、福祉・保健においては、市内の6福祉圏域に配置した地域福祉コーディネーターにより、地域のネットワークづくりや地域で発生します様々な課題に対しての支援の充実が図られたことは評価いたしますが、今後さらに各種福祉保健事業と連携強化をするなどして、見守りからもれる人が発生しないような取り組みを求めます。
また、2025年問題ともされる超高齢化社会への対策は、老人ホームの待機者に顕著に表れているように、喫緊の課題であり、既成概念に捉われることなく、新たな発想をもって取り組んでいくことを求めます。
また、認知症高齢者の増加に伴い、成年後見制度に関する相談件数が年々増加していることが明らかとなっておりますので、社会貢献型後見人の養成に向けた取り組みの拡充を求めます。
また、継続して取り組んでいる「障がいのある人もない人も共に暮らしやすい立川をつくる条例(仮称)」策定事業については、一定の終結時期は示されましたが、力を緩めることなく検討し続けることを求めます。

次に、子育て支援においては、保育園や学童における待機児対策の問題は本市も様々な手を打って来ているものの、未だに多くの待機児が発生しておりますので、新たな発想や工夫を駆使することはもとより、東京都や関係団体などとも連携・強化するなどして、早期に待機児ゼロの実現に向けた取り組みを求めます。
また、発達障害児やその家族への支援は既に需要が供給を上回りかねない状況があるなど、早急かつ未来を見据えた対応を求めます。
子育てひろば事業や児童館民間運営事業、サマー学童保育所の実施、及び放課後居場所づくり事業など拡充して頂いていることは、評価をしておりますが、立川市が目指す、途切れ隙間のない子育て支援については、一朝一夕に達成することはできませんので、安心で安全に産み育てられ、子ども達の成長を地域社会が見守って行けるような、一体的な子育て支援の拡充を求めます。

そこで、これからの取り組みについてでありますが、一億総活躍プランで示されております、介護・子育て世代への支援や地方創生における「たちかわ創生総合戦略」など、今後の人口減少・少子高齢化を見据え、世代を超えて選ばれるための特色ある取り組みを進めつつ、首都直下型地震などの防災対策や都市劣化への備え、学校施設の環境改善、安心、安全なまちづくりを進めることが重要となってきます。
更に、社会の要請に応えつつ、現在の行政サービスをできるだけ維持していくためには、行政と市民との協働が必要不可欠との視点を基本にして頂き、行政改革や財政の健全化に向けた取り組みを強化する必要があると考えます。
その中でも、教育についてはこれまでも申し上げてまいりましたが、立川の未来を担い創り上げる「立川っ子」の育成は、重要であると考えております。
特に、学力・体力向上の根底にある様々な問題への取り組みの重要性は本市において大きな課題であると考えます。
一方、今後も厳しい財政は続くと考えますが、立川っ子育成のため、全国でも問題視されております、子供の貧困対策や学校環境による教育格差の是正など、子供たちが未来に対しての希望が断たれることのないように、平成28年度以降も子どもの幸せを中心にした取り組みを強く求めます。

最後に、その他にも、公共施設保全計画に基づく公共施設の改修や更新、インフラの長寿命化対応、清掃工場の新設、シティープロモーションなどによる街の活力アップなど、越えていかなければならない課題が山積しているなかにおいて、更なる行財政改革や事業の発展的見直し等が必要であり、市民との協働についても充実していかなければならないと考えますので、本特別委員会の中で議論した内容を真摯に検討して頂き、次年度の予算編成へ反映して頂きますよう強く要望し、認定の討論と致します。

《常任委員会・総務委員会》

総務委員会は9月20日(火)に開催されました。議案として陳情3件でありましたが、全て不採択といたしました。最終日の本会議においても、全会一致で不採択となりました。次に、所管部署の報告事項として、関係各部課から合せて15件の報告を受け、それぞれについて質疑を交わしました。

①横田基地関連の報告について
②立川飛行場関連の報告について
③公共施設跡地の活用方法案の検討状況について
④58街区合築施設整備事業について
⑤たちかわ創生総合戦略について
⑥公共施設再編計画について
⑦平成27年度指定管理者管理運営状況の評価について
⑧「効果的な行政経営システム構築」について
⑨訴訟事件について
⑩東京電力への損害賠償請求について
⑪平成28年度立川市総合防災訓練について
⑫風9号及び台風10号に伴う大雨対応について
⑬ 請願第3号「立川市空き家等の適正管理に関する条例」の制定に関する請願の処理経過について
⑭立川市多文化共生都市宣言(仮称)の素案について
⑮立川競輪場施設改修工事(第1期)の進捗状況について の報告がありました。

ご報告

7月22日に開かれました、臨時議会において、議会選出の監査委員となりました。そのために、今後の議会において、一般質問を控えることになりましたことをご報告させていただきます。しかしながら、議員として発言が出来なくなるということではありません。今までと全く変わりないことを御理解下さいますようよろしくお願い致します。

【次回、平成28年12月定例議会の日程案について】

次回、平成28年12月の定例市議会は、平成28年11月30日(水)から12月19日(月)までの日程で開会されます。本会議や委員会では、傍聴席をご用意しておりますので、お時間の許す方は、是非ご来場いただけましたら、幸いでございます。結びに、夏が終え秋を迎え、涼しい日が多くなり体調管理が難しくなってまいりました、どうかご自愛下さい。

以上で「平成28年9月立川市議会定例会」報告とさせていただきます。

最後まで、「大石ふみお・ホームページ」をご覧いただき、誠にありがとうございました。ご感想やご要望・ご意見などありましたら、メールや電話でご連絡をお寄せください。お待ちしております。

大石ふみお
立川市議会議員