立川市議会議員

大石ふみお

FUMIO OISHI

大石ふみおの活動報告
VOL.28

【基 本 姿 勢】

〝3・11“を忘れずに、活動していきます〟

東日本大震災から、5年の月日が経過いたしました。
改めて、被災された多くの方々にお見舞いを申し上げますと共に、行方不明の方々が一日でも早く、ご家族のもとに戻ることが出来ますよう心からお祈り申し上げます。

更に、この震災の発生から5年目を契機といたしまして、改めて、被災地の復旧・復興の実現に向け、全力で取り組んで行くことをお誓い申し上げます。

「大石ふみお」の活動としては、立川に生まれてきてよかった、立川に住み続けたい、立川をもっともっと住みやすい街にしたいと考えている方々と共に活動していきたいと考えております。

どうか、「大石ふみお」にご期待下さい。必ずやご期待に応えてまいりますので、より一層のご支援ご協力をよろしくお願い致します。

【議  会  報  告】

日頃から、大変にお世話になっております。心より感謝申し上げます。これからも「視線は低く・アンテナは高く」を基本に、一番身近な行動派として活動してまいります。引き続きのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

さて、平成28年の3月定例議会は2月19日(金)から3月17日(木)までの実質20日間の会期で開催されました。

今議会は、予算議会であり、市長から提案されました、次年度平成28年度の予算案について、予算特別委員会を設置し慎重審議を行いました。

予算審議は、議員全員が委員会の対象メンバーとなり、2月26日(金)から3月3日(木)の5日間で議論を行いました。

結果としては、下記の通りの意見と要望を述べまして、会派として原案について賛成といたしました。

また、最終日の本会議では、一般会計予算においては共産(5名)・無所属(1名)が反対をいたしましたが、賛成多数で平成28年度の予算が決定・成立いたしました。

一般会計では、734億3千4百万円となりました。
前年度より4億円の増加となりました。

特別会計では、755億2千6百万円となりました。
前年度より136億4千3百万円の増加となりました。
大幅な増加の要因としては、年末に開催予定であります、競輪グランプリによるものです。

≪平成28年度予算案に対しての賛成討論≫

議案第1号平成28年度一般会計予算に賛成の立場で討論致します。平成28年度一般会計予算は前年度より4億円増と734億3千万円と過去最高額の予算規模となりました。第4次長期総合計画の実質的な計画初年度の予算編成に当たり、魅力と活力にあふれたまち作り、市民満足度のさらなる向上また、経営資源の適正かつ効果的な活用を進めるとしています。そのような中、人口減少、少子高齢化など社会的要因に加え、法人市民税の一部国税化等により、益々厳しくなっている財政状況は認識しております。だからこそ、市民の生命・財産、そして生活に直結することを中心に、優先順位を明確にし、積極的な行政運営を進めていくことが求められています。

まず、防災・防犯の取り組みとして、マンホールトイレの整備や緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業、スタンドパイプの設置など市民の生命の危機に直結するものについては優先度を上げた対応を求めます。またITの脅威から市民の財産を守るためには、システム自体の強化はもとより、全職員の高い意識が必要です。徹底した取り組みを求めます。

安心して子育てできる環境づくりや高齢者、障がい者のための支援についてでありますが、子どもを連れた家族を含め様々な環境のたくさんの方々が利用される健康会館や子ども未来センターには、駐車場を確保すると共に、公共施設保全計画と関連させて検討を行うなど、課題を解決するために、課をまたいだ議論が出来る体制の整備を求めます。

公立保育園の民営化や私立保育園の新設による受け入れ枠の拡大による待機児の解消に引き続きの努力を求めると共に、安心して子供を産み、育てられる立川を創るため、ソフト・ハード両面における必要不可欠な整備への取り組みが必要です。制度の狭間に落ちてしまう子供をなし、必要な支援に迅速につなげるためにも、巡回保育相談及び、乳幼児健康診断の充実についても強く求めます。

子どもの貧困問題はこの国の未来に直結する問題です。まずは貧困を含む子供たちの実態把握に努め、総合的な解決をしていくため、ひとり親家庭を含む低所得世帯の就業支援、女性の子育てと就業の両立のための待機児童対策や病児保育、ファミリーサポート等の充実に積極的に取り組むよう求めます。

魅力と活力にあふれたまちづくりでは、シティープロモーション推進事業を重点施策として取り上げておりますので、本市の魅力や価値を効果的・効率的に情報発信することを求めます。

更に、賑わいづくりについては、よいと祭りの開催など地域の行事や様々なイベントを盛り上げるとともに、その勢いを多文化との共生事業や、オリンピック・パラリンピック事業につなげていけるよう地域の活力の創出への努力を求めます。なお、リオ・オリンピック・パラリンピック大会のライブサイトに加え、大相撲夏の巡業開催など大きなイベントが控えています。リオ・オリンピックでは、本市在住選手の応援や各種行事を活用して気運の醸成をはかることや、東京オリンピックに向けては、事前キャンプの誘致に引き続き積極的に取り組み、市民意識の向上に取り組むことを求めます。

北口デッキから都市軸に降りるエスカレーターの設計予算が計上されておりますが、市内にあれだけの幅の階段は無く、近隣の商業ビルへの誘導で町の回遊性の向上につながる等考えられます。いずれにしても、基本設計において莫大な予算がかかるようであれば、見直しを含めて考える必要性が有ると思います。

立川駅西地区の開発にともない、窓口サービスセンターが開設されますが、新たな市民の交流の場になると共に、更なる利便性とサービス向上の実現を求めます。また、引き続き自転車駐車場の管理運営及び街路灯の整備に取り組み、限りある財源の中で最大限の効果をあげられるよう一層の工夫を求めます。 商店街の活性化、空き店舗の利用促進、若者の創業支援等商業の発展にも全力で取り組むことを求めます。

豊かな長寿社会の構築では、生活支援サービス及び介護予防の充実は極めて重要で有り、市民の皆さんが安心して豊かに暮らせるよう、積極的な取組を求めます。民生委員の役割も非常に重要になっております。様々なジャンルの委員の確保に努め、多様なニーズに応えるよう求めるものであります。

教育関連について、ICT教育の推進では、マイクロソフト社の協力を頂きながら、児童生徒の未来へつながるよう、効果的かつ先進的なICT活用を求めます。

学区の見直しについては、地域コミュニティーにとりましても、大変にデリケートな問題でありますし多くの方々に影響がありますので、じっくりと丁寧に検討されることを求めます。

学校現場が更に授業に集中でき、子供と関わりあう時間を確保するための取り組みは重要かつ終わりのない課題です。立川で学ぶ子ども達の充実した教育のため、学校現場の最大の支援者であるべき行政としてさらなる努力を求めます。
新清掃工場の建設に向けて、一定の方向性を示した『新立川市清掃工場(仮称)』では、施設整備基本計画の策定を行うともに建設準備に必要な各種環境調査等の実施と、環境型社会形成推進交付金確保に向けた取組みも重要ですが、これからも新清掃工場ならびに現清掃工場の周辺住民の皆様との話合いについても丁寧に進めていただくことを求めます。ゴミ問題についても市民の意識改革に取り組み、引き続きゴミ減量の目標に向かって邁進して頂きたいと思います。

最後に、競輪事業では、次年度はグランプリが開催される予定となっております。そこで現在、施設改修工事を行っておりますので、若い人たちや女性ファンが気軽に競輪場を訪れる事の出来る集客施設への転換をし、競輪のイメージアップをはかって頂き、グランプリの発祥地として立川定着化に引き続きご努力されるよう求めるものであります。

その他の様々な施策においても、本特別委員会の中で議論され出された意見、要望を真摯に受け止め今後の施策にしっかりと反映し 、十二分取組まれることを要望し平成28年度一般会計予算に賛成といたします。

【ひとやすみワンポイント解説】

経営収支比率について(理想では85%~90%)

毎年、立川市が必ず支払わなければならないお金がどのくらいのなのかを割合で示すものです。

家計に例えると、食費や家賃、光熱費、学費、住宅ローンの返済など決まっていて支払わなければならない経費の割合が、給料・年俸に対してどのくらいであるのかを数字で見るものになります。この比率が100%を超えると、毎月の収入で毎月の生活費のやりくりが出来ない状況が続き、貯金の引き出しを行うことで、生活費の一部に充てなくてはならない状況となってしまいます。そうならないためにも、「あれもこれも」と買ったり、使ったりをしないで、「あれかこれか」など必要なところに無駄なく、お金を使っていかなければなりません。

※立川市の状況:H24=93.7%、H25=92.8%、H26=92.8%
となっています。

《常任委員会・環境建設委員会(委員長)》

環境建設委員会は3月9日(水)開催されました。
議案はありませんでしたが、請願が1件ありました。

請願第1号、「立川市清掃工場協定書違反操業に関する請願」が提出されました。質疑を交わしたのち全会一致で採択すべきとなりました。
最終日の本会議においても、全会一致で採択されました。

次に、所管部署の報告事項として、関係各部課から合せて13件の報告を受け、それぞれについて質疑を交わしました。

①立川都市計画高度地区の変更について
②立川駅北口駅前地区・地区計画の変更について
③立川駅北口西地区・地区計画の変更について
④(仮称)ガーラ立川新築工事に係る大規模開発事業の特例協議について
⑤新庁舎周辺地域まちづくりについて
⑥くるりんバス再編計画(原案)について
⑦立川駅南口立体駐車場の廃止を含めたあり方の検討について
⑧市道2級17号線拡幅事業の進捗について
⑨小平市都市計画道路3・4・23号線の開通について
⑩立川駅北口西地区・第一種市街地再開発事業について
⑪立川駅南北喫煙所の閉鎖・撤去の考え方について
⑫たちかわし環境ブック2015の発刊について
⑬清掃工場の移転問題について
の報告がありました。

《次回定例議会日程》

次回、平成28年6月市議会定例会は、平成28年6月14日(火)から7月4日(月)までの日程で開会されます。

また、市議会の改選から2年が経過いたしますので、6月定例議会の終了後、各種役員人事を決めるための臨時議会ならびに事業の施策展開の時期や予算を決めなくてはならないための臨時議会も開催いたします。
臨時議会の予定は、7月15日(金)ならびに7月22日(金)の2日となっております。
それぞれの本会議や委員会では、傍聴席をご用意しておりますので、お時間の許す方は、是非ご来場いただけましたら、幸いでございます。

最後に、春本番を迎え、桜の便りが聞こえてくるなど、心がウキウキしてしまいそうな時期となりますが、季節の変わり目でありますので、どうぞご自愛下さい。

以上で「平成28年3月立川市議会定例会」報告とさせていただきます。
最後まで、「大石ふみお・ホームページ」をご覧いただき、誠にありがとうございました。ご感想やご要望・ご意見などありましたら、メールや電話でご連絡をお寄せください。お待ちしております。

大石ふみお
立川市議会議員