光市議会議員

笹井たく

TAKU SASAI

笹井たくの活動報告
VOL.11

平成28年(2016年)2月に発行した後援会報第9号のダイジェスト版です。

平成27年(2015年)の活動報告

4月21日~23日:為光会視察(福島県紫波町公共事業・佐野市ブランド認定)
4月26日:着物でぶらりinむろづみ
5月19日~29日:市議会報告会【下記参照】
6月16日~7月8日:6月議会【下記Q&A】
6月21日:ひかり人形劇フェスティバル
7月23日~25日: 教育キャンプ(周防の森ロッジ)
7月28日~8月8日:世界ジャンボリー 
7月29日:議員研修会(福岡市 樋渡元武雄市長)
8月1日:室積海岸地引き網【上記写真】
8月5日:英国ボーイスカウトきもだめし(周防の森ロッジ)
8月19日:山口県市議会議員研修会(萩市)
8月22日:伊藤公記念公園きもだめし大会
8月24日:市議会全員協議会(人口ビジョン)
9月8日~10月23日 9月議会【下記Q&A】 議会基本条例を制定【下記参照】
9月25日:総務市民文教委員会市内視察(岩田三輪消防機庫・室積コミュニティセンター・峨嵋山)
10月10日:宵山・みたらい湾花火大会
10月11日:早長八幡宮秋まつり
10月15日:「光市のお食事処」副市長贈呈
10月28日~30日:総務市民文教委員会視察(焼津市公共施設マネジメント・小田原市シティセールス・千代田区アートベース)
11月3日: 人形劇スペシャル合同公演(周南市三丘)
11月5日:コスプレ維新の島現地確認(光市牛島)
11月9日~10日:為光会視察(松山市女性就労支援・徳島県市街地活性化イベント:マチ★アソビ)
11月18日:為光会予算要望書提出【下記参照】
12月1日~22日 :12月議会【下記Q&A】

人口定住は空き家の発掘から

空き家は、有効に活用すれば人口定住を進めるための資産となり、そのまま放置しておくと環境悪化をもたらす負債となります。

光市では、平成26年7月から空き家等の適正管理に関する条例が施行。平成27年7月には空き家バンク制度が始まり、現在4軒の空き家がバンクに登録されています。
HP⇒https://www.city.hikari.lg.jp/kikaku/akiya/johobannku.html

室積地区においては、平成27年2月に「空き家活用ネットワーク」が設立されました。1年間で9軒の空き家を調査、11人の希望者と相談し、1世帯の定住に繋がりました。
HP⇒http://kaisyokan.sakura.ne.jp/newfolder1/index.html

全国の殆どの市町村が、少子高齢化・人口減少に苦しみ、人口定住促進策を打ち出しています。地域としてまずできることは、空き家バンクの登録物件を増やすことです。

光市議会基本条例を制定

光市議会では、市議会報告会の開催やホームページによる情報公開など、可能なことから議会改革を進めてきました。

平成25年からは条例制定に取り組み、平成27年10月23日に光市議会基本条例を全会一致で可決しました。平成28年4月1日より施行されます。主な条文は次のとおりです。(一部抜粋)

・市民の議会活動へ参画する機会の確保を図る(第5条)
・意志決定又は政策決定を行った場合は、市民に対して説明する責任を有する(第6条)
・市民の多様な意見を把握することを目的に、必要に応じて意見交換会を設ける(第7条)
・政務活動費の収支報告及び証拠書類を公表する(第20条)

第7回市議会報告会は平成27年5月19日から29日にかけ市内11会場で開催し、合計217名の参加がありました。

平成28年度光市予算編制に伴う要望書を提出

市議会会派「為光会」では、光市独自の優位性を生かし活力みなぎる光市の実現に向けて、地方創成に積極的に取り組むよう、平成27年11月18日に予算要望書を市川市長へ提出しました。

要望項目は下のとおりです。
①光市の3つの都市宣言を市内に掲示
②人口定住・移住の促進
③明治維新150年に向けた歴史継承と市民活動支援
④海岸の保全と活用
⑤水産業振興と、さかなまつりの開催
⑥商業振興と雇用拡大への支援
⑦公民館からコミュニティセンターへの明確な移行

平成27年6月議会の質問と回答

Q1:室積半島南部は津波からどこへ逃げるべきか?

A:峨嵋山周辺は浸水が想定されており、津波に向かう方向で道も狭く急であることから、緊急避難場所としては指定していない。
津波ハザードマップはモデル的に避難路を示しているもので、避難ルートは自主防災組織や各家庭で合った方法を考えてほしい。

Q2:中高生の自転車通学ルートの安全対策は?

A:通学路合同点検会議で危険箇所の対応策を協議し、安全確保に取り組んでいる。附属光中学校とも会議で連携を図る。

Q3:伊藤公記念公園や里の厨の、利活用と交通アクセスについて。

A:県道束荷一ノ瀬線の束荷川と並走している未改良区間については、山口県によると「緊急性や交通量などを勘案し改良計画について今後調査研究していきたい」とのことである。

平成27年9月議会の質問と回答

Q1:室積海岸と虹ヶ浜海岸において市民イベントは可能か?

A:人に迷惑がかかる行為や、自然の形状を変えるような行為でなければ、許可申請が必要になる場合もあるが、基本的には実施できる。
現在でもサンドアートやビーチサッカーなどが実施されている。イベントの公募については、現在のところ考えていない。

Q2:空き家条例が施行されたが、管理不全な空き家についての対応は?

A:8月末までに55件の情報が寄せられ、実態調査の結果41件を管理不全な空き家と判断し、所有者が判明した38件に対し対策を講じるようお願いした。その結果21件について改善が図られた。

Q3:世界スカウトジャンボリーの成果と継承について、市長はどう考えるか?

A:光市の地域プログラムは、児童・生徒・高校生ボランティアや地域の皆様が見事にむつみあい、溶け合うことにより、光市民の和の精神「やさしさ」を全世界に向けて発信できた。
この経験を機に、今後光市の子供たちが日本を飛び出して、世界に羽ばたいてくれることを大いに期待する。

平成27年12月議会の質問と回答

Q1:公民館からコミュニティセンターへの明確な移行を!

A:本議会にコミュニティセンター条例を上程しており、生涯学習だけでなくコミュニティの活動の拠点と位置づけている。
条例にある目的や事業の範囲内であれば幅広い活動が可能であり、映画上映会や肝試しなど実費相当を徴収するイベントは条例上可能である。
自動販売機の設置については可能性を検討したい。組織団体名や職員顔写真の明示については、館長と相談したい。

Q2:市議選・市長選の選挙公報を、ホームページ上で継続的に掲載できないか?

A:来年の選挙から公開し、選挙終了後も一定期間掲載する。

Q3:明治維新150年に向け、伊藤博文公の映像ドラマ作成を! 第二奇兵隊の展示コーナーをふるさと郷土館に!

A:伊藤公資料館では、史実に基づいた資料により4編からなる「伊藤ドラマ」を開催している。映像ドラマの新規作成は考えていない。
第二奇兵隊については、この度パンフレットを作成した他、いわれのある木製砲・陣太鼓・書籍などを所有している。
ふるさと郷土館にも関連資料があるが、今後も研究と資料収集に努めていきたい。

◇◇◇コラム◇◇◇第二奇兵隊の影と光

幕府軍との対決迫る慶応2年(1866年)4月、石城山から隊士の大半が脱走し倉敷浅尾藩の代官所を襲撃。周防の国へ戻ったところ藩命により捕縛。首謀者の立石孫一郎は島田川の千歳橋で暗殺・・・これが世に知られる第二奇兵隊脱走事件。
その後の第二奇兵隊を調べてみると、高杉晋作と連携し周防大島を幕府軍から奪還、伊藤博文は入隊を断られ政治の道へ、軍監の林半七は中野県(現長野県)知事の林友幸。
歴史に学ぶことは多く、史実には必ず光と影がある。影に怯えて無かったことにしてはいけない。過去の選択は、現在の分岐と未来への道筋の礎なのだから・・・

笹井たく
光市議会議員