恵那市議会議員

堀みつあき

MITSUAKI HORI

堀みつあき活動報告
VOL.6

議会活動報告(11月~12月)

11月18日(月)全員協議会のレクチャー

各常任委員長、副委員長が12月定例会の議案の説明を受けた。

11月19日(火)全員協議会

議員全員が執行部より議案の説明と懸案事項の説明を受け、質疑と答弁

11月22日(金)議会運営委員会

本会議における議事の進行の会議です。

11月26日(火)本会議

本会議で議案の提案が行われます。

11月27日(水)一般質問抽選

抽選により順番は1日目の6番目と決まりました。10人の一般質問通告者が有り、12日には8名、13日には2名一般質問となりました。

堀光明の一般質問の標題

≪教育の再生≫
①全国学力テストについて
ア、学校別成績の公表について。

②部活の朝練習の廃止について
ア、長野県では、部活の朝練習が廃止の方向になったことについて。

③道徳教育の充実は
ア、地域ティチャーの活用状況は。
イ、文部科学省の有識者会議による、道徳の教科化の提言をどう受け止めるのか。

≪農業政策について≫
①減反政策の見直しについて
ア、恵那市の現状は。
イ、減反政策の変更による影響は。
ウ、減反政策の変更に伴う、他の施策での影響は。

②農業振興について
ア、鳥獣被害防止対策の強化なついて
イ、有害駆除対策について

11月2日(月)総務文教委員会

11月3日(火)市民福祉委員会

11月4日(水)産業環境委員会

11月12日(木)一般質問

堀光明一般質問・・質問と答弁の要旨

【質問】

17番 新政会の堀光明です。

今年度は11月に議会報告会が開催されました。参加した市民の皆様からいろいろなご意見を頂きました。開かれた議会が一歩一歩進んでいると感じるところです。

今議会は、通告に基づき、教育の再生、農業振興についての2標題について質問させて頂きます。

標題の1つ目、教育の再生についてお尋ねします。最初に、全国学力テストに付いては、9月議会で質問し、恵那市の学力の状況は、中学では数学、国語とも、岐阜県平均より高く、全国でもトップレベルとの答弁でした。

結果から小学校からの教育の成果が中学校で実を結んだとも言え、恵那市では学力面では、成果が出ていると感じます。

今回7月に文部科学省が学力テストのアンケートを行った結果では学校別の結果の公表について、学校は78%、市町村長は62%、保護者は52%が現行でいいとの考えでした。又全国の知事については、44%が教育委員会の判断で結果の公表をできるように制度改革を求めています。現行方式の支持は24%でした。教育関係者からは「学校は、学力向上だけでなく、人間形成や人間関係を学ぶ場所だ。評価が学力テストだけになり、点数主義、成果主義に陥る。」との批判もあるようです。

学校別結果の公表について、教育委員会の考えを、お聞きします。

【答弁】

議員日誌に掲載しています。

公表に付いては、しないとの答弁でした。ただ、全国的に公表する教育委員会が多数を占めるようになると、公表圧力も高まると感じます。その時は、しっかりとした裏付けを持って対応をお願いします。

次に岐阜県の古田知事は「これまでも、都道府県単位で公表し、結果的には競わせている。より細かい単位(学校)は行けないとはよくわからない議論だ。」と述べ、公表には賛成する姿勢でした。ただテストの対象が狭く、一断面に過ぎず、全てを把握するものではないと、序列化には警鐘を鳴らしています。松川県教育長は「貴重なデータだが、一学年1人とかいない小規模校があるなど、学校ごとの事情がある。一律の公開には簡単に賛成できない」と述べています。

古田知事と松川教育長とは温度差が有るようです。又、学校だけでなく教育委員会も公表できる点について、アンケートでは、市町村教委は17%、市町村長は33.7%と市町村長の方が公表に前向きです。市長もアンケートに答えられたと思います。

可知市長はどのような考えか、お聞きします。

【答弁】

答弁ついては、教育委員会と同じ考えでした。

【質問】

恵那市に付いては、教育委員会と市長は同じ温度の様です。

次に長野県の中学校では教育委員会が設置した有識者会議が「早朝練習は原則廃止する」部活動の時間短縮を求める報告書を県教育委員会に提出しました。長時間の部活動は子どもの睡眠や勉強不足などを招くと指摘しています。
恵那市でも、早朝練習等は季節的に差はありますが、どこの学校でも実施していると思います。私は、朝、最低でもランニングはして、体力作りをすることが必要と考えます。恵那市の朝練習、子ども達の姿は、どのようになっているのか。

合わせて、長野県の部活動での「朝練習の禁止」について、どのような考えを持たれているのか、お聞きします。

【答弁】

議員日誌に掲載しています。

【質問】

次に道徳教育についてお尋ねします。

3月議会で、道徳教育について質問しています。主に教材面での質問でした。今回は、視点を変えて、質問したいと思います。

総務文教委員会では、土曜授業の導入と効果に付いての視察で、地域住民をゲストティチャーとして招き、効果をあげているとの報告が有りました。ゲストティチヤーによる体験的な学習で、豊かな人間性や社会性を育む効果が有るとしています。

恵那市でも、道徳教育に付いては、地域の住民に地域講師として、授業の例もあるかと思いますが、串原では、中山太鼓の指導者、歌舞伎の師匠を招いて、道徳の授業の例を聞きますが、現在の活用状況と今後は積極的に活用して頂きたいと考えますが、積極的な活用に対しての考え、をお聞きします。

【答弁】

恵那市においては、学校と地域社会とのつながりが大変強く、地域の力を生かした経営が多くの学校でなされている。現在、多くの地域の方が講師となって学校の教育活動に参加頂いている。

具体的には、今年度、地域の講師を招いた授業や教育活動は市内23校、すべての学校で実施している。道徳の授業にかぎっていえば、地域の方が講師として参加している学校は4校である。大井小学校では、動物病院の院長さんの命に関わる道徳の授業、東野小学校では、コミュニティセンター長さんによる公徳心を養う授業、岩村小学校では、警察の方によるいじめにかかわる授業、明智中学校では、トイレ掃除を扱った自作資料を用い、大正むら掃除に学ぶ会に参加してみえる方を講師に迎えて授業をしています。

地域講師による道徳の授業はたいへん有意義であり、今後も推進していく方向で取り組みたい。

【質問】

次に文部科学省の有識者会議「道徳教育の充実に関する懇談会」は11月に、正式教科でない「道徳の時間」を数値評価を行わない「特別な教科」に格上げし、検定教科書の使用を求める報告書案を公表しました。
文部科学省は中央教育審議会の議論を経て、早ければ平成27年度にも教科化の方針の様です。教科書も検定教科書を使用することも視野に入れて、教科化に伴って、評価・評定は5段階方式の数値評定ではなく、記述式で子どもの取り組み状況を評価することが適当としています。道徳の授業で子どもの内面を評価することに対して、教育現場では反発も根強いようです。

道徳の授業の根本に関わる変更で、教科化の27年度に向けて、課題は多いと考えますが、このことに付いて、考えを、お聞きします。

【答弁】

恵那市においては、道徳の「特別の教科」になるという方向について、前向きにとらえて対処していかなければならないと考えている。「道徳の授業」がこれまでの領域から教科になったからといって、市教委の基本的な考えが大きく変わるものでないということである。「道徳教育」や「道徳の授業」は、これまでも大切にしてきたものであり、現在も重要なものである。道徳が「特別な教科」になることによって、これまでに加えて何が指導できるようになるのか。道徳教育をどのように充実することが可能なのか。生まれる弊害はなになのか、考えていく必要が有る。

【質問】

次に、標題の二つ目の農業政策について、お尋ねします。
連日、新聞には、減反政策の変更の記事が掲載されました。

減反の規模等に付いては、西尾議員が質問されましたので、それ以外について質問します。今回の大規模な減反政策の変更は、農地を集約化して、農業の大規模化が目的と感じます。日本の農家1戸あたりの平均農地面積は約2ヘクタールで、米国の90分の1、豪州の1500分の1です。普通の競争では問題外の規模です。営農組合の大規模化、農業生産法人の設立に依る大規模化が一つの目標の様です。恵那市の農業生産法人はあるのか、有るとすればどのよう規模、状況なのかお聞きします。

【答弁】

恵那市の農業生産法人数は12法人です。
法人では、米、大豆、備蓄米、にんにく、花木、くり、桃、いちご等を取り組んでいる。

【質問】

米以外にも、多様な法人があるのがわかりました。今後は、多様な農業生産法人が規模を拡大して、持続的な農業を期待したいと思います。

次に今回の減反政策では、飼料用米を現在の1%から10%へと高めようとしています。飼料用米の品種は収穫量が多いとも言われています。主食用米とは混ざり防止の為、機械を分けなければならないようです。現在家畜の飼料にはトウモロコシが4~5割使用されていて、飼料用米の配合は少ないようです。トウモロコシにはタンパク質が多く、家畜の餌に適しているようです。又、価格も安いようです。飼料用米がトウモロコシに置き換わるのは難しいと言われています。

飼料用米の恵那市での実績、取引価格、をお聞きします。

【答弁】

平成23年度は飼料米作付面積17.35ha、 農家16件
平成24年度は飼料米作付面積21.64ha、 農家13件
平成25年度は飼料米作付面積7.88ha、  農家4件
25年度飼料米の販売状況は、市内農家への販売2件 6.07ha自家消費1件1.60ha、市外1件0.21haです。

平成25年度は備蓄米の取り組みが増えたことから、飼料米に取り組む農家が現使用した。生産調整が拡大すれば、備蓄米、加工用米、飼料米への取り組みが増えると考えられる。飼料米の取引価格は30円/㎏です。

【質問】

60キロ1800円と米の約十分の一と大変安い、補助金が無ければ飼料米生産は不可能な状況の様です。

次に14年度は今年度より、20万トン需要予測が減る見込みです。さらに高い減反が示されると思いますが、今回の減反政策で、農家の減反への協力動向もどうなるかわかりません。

減反政策で米の値段が下がり、特に中山間地が多い恵那市では、零細農家が多く、規模は国の平均の2haよりさらに低い中では、生産意欲が下がり、荒廃農地が広がる可能性が高いと思います。農地の多面的機能の維持のため、農地を守る「日本型直接支払い」の新しい交付金で、国は農地を守ろうとしていますが、はたして農地の荒廃が防げるのか疑問です。荒廃農地をこれ以上広げないために、何らかの対応をして頂きたいが、何か策はあるのか、お聞きします。

次に、農業振興について、お尋ねします。

【答弁】

恵那市の耕作放棄地の現状は、農地面積 3631.0ha、耕作放棄地237.1ha、 耕作放棄割合6.5%です。

対策として
・「人・農地プラン」により地域ごとに農地を守る対策
・現行の中山間直接支払制度の促進に依る対策
・備蓄米、加工用米、飼料米などの推進に依る対策
・振興作物である「栗」の作付け推進に依る対策
・水田を活用した農作物及び景観作物等の作付推進に依る対策

などがあげられるが、今後更に、農業生産法人や営農組合などに、農地集約の促進による対策を進めたい。

【質問】

鳥獣被害に付いては、電気牧柵で一定の効果をあげていましたが、鳥獣側も勉強の効果もあり、電気柵だけでは突破される事例も多く出てきています。サルに付いては、全体を囲わないと作物が守れない状況です。川では鵜が10羽単位で飛来し、アユだけでなく、従来生息している魚まで犠牲になり、川の魚の環境が変化しています。

24年度の鳥獣被害の状況と電気柵等の補助の実績を、お聞きします。

【答弁】

被害状況について、毎年2月に全農家を対象に鳥獣被害アンケートを行っている。

24年度は被害状況 355件  被害額 6300万円
24年度の補助実績
国の補助、電気牧柵では、8件、 455万円、設置距離は17,672m
市の補助、電気牧柵では、13件、142万円、設置距離は15,765m
国の補助、箱わなでは  26基、341万円、(イノシシ)

【質問】

電気柵等の補助に対しては、早い申請で、使い勝手が難しいとも言われています。小規模では、戸数制限等があり、すぐに対応しきれないのが現状と思います。農業共済では1ケ所1万円の補助です。使い勝手の良い補助制度は出来ないのか。又、電気柵では対応しきれない被害に対して、大規模な防御柵等の補助の現状はどのようになっているのか、お聞きします。

【答弁】

国の補助では、集落単位(3戸以上)で補助を受けたことが無い場合に、要望を受けて、翌年度対応する。定額補助で(電気柵 130円/m×2段、金属柵 2300円/m)

恵那市の補助では、集落単位(3戸以上)で補助を受けたことが無い場合に、予算の範囲以内で即対応、総資材費の1/3を補助
大規模な防御柵についても補助対象である。上矢作町、中野方町で実施している。

【質問】

次に、有害鳥獣駆除対策の強化についてお尋ねします。

鳥獣被害を減らすには、有害鳥獣を駆除して頭数等を減らす以外に方策はありません、イノシシを例に挙げれば半分程駆除しないと増えてしまうと言われています。

特に最近では、サルが住居の多い地域まで出現して、あらゆる農作物を食べてしまう事例が起きています。地域に依っては、車の通行中によこぎる地域もあります。島根県の三郷町では、住民が花火で追っ払い、サルと住民の境界線を作る取り組みをしていました。モンキードックも対策として現在なされているが、駆除のための強力な取り組みは出来ないのか、お聞きします。

【答弁】

議員日誌に掲載しています。

【質問】

最後の質問になりますが、現在、ハンターの老齢化で、どの地域にも免許所持者が少なくなっています。ハンターに付いては、趣味の世界との話もありますが、ハンターを増やすことは、直接的に、鳥獣被害防止に繋がると感じます。オリの増加がハンターの負担になる点も解消します。ハンターの育成策をお聞きします。合わせて、銃を保持していくだけでも、銃の練習、厳重な銃の管理等もあり、大変な負担です。ハンターへの補助拡大策は必要と考えるが、考えを、お聞きします。

【答弁】

議員日誌に掲載しています。

12月13日(金)  一般質問

12月13日(金)  各派会議

議会人事の打ち合わせ

12月19日(木)  本会議

12月19日(木)  各派会議

正副議長の選任について
常任委員会の委員等の選任について

12月20日(金  )本会議

議会人事・・議会の構成については、議員日誌に掲載しています。

12月21日(土)  市役所庁舎新館建設事業 起工式

堀みつあき
恵那市議会議員