恵那市議会議員

堀みつあき

MITSUAKI HORI

堀みつあき議員日誌
NO.74

3月定例会報告(2月22日より3月22日)

定例会での議案

条例の制定及び一部改正15件、補正予算関係8件、当初予算関係10件、人事案件4件、その他の議案2件

令和5年度市政運営の基本方針について

令和5年度は、「第2次総合計画後期基本計画」の3年目を迎えます。計画を着実に進めるとともに、ゼロカーボンシティ事業の推進やSDGs未来都市の実現に向けて、引き続き「はたらく」「たべる」「くらす」「まなぶ」の4本の柱で取り組んでいくとしています。

令和5年度予算編成方針として

令和5年度予算は、社会経済活動が正常化しつつある中、原油・物価高騰による厳しい状況に対応するとともに、第2次総合計画後期基本計画を着実に実施するための予算を確保し、子育て環境の充実やインフラ整備など、市民の誰もが住み慣れた地域で、年齢や性別に関わりなく元気に働き続け、安心して住み続けることができるまちを目指した予算としています。

令和5年度の予算

一般会計266億8000万円 (対前年 1、4%:増)
特別会計125億2200万円(対前年 0、8%増)
企業会計90億6060万円(対前年3、3%減)
総合計482億6260万円(対前年 0、4%増)

議案から

恵那市国民健康保険条例の一部改正について

健康保険法施行令、国民健康保険法施行令、雇用保険法施行規則の一部改正に伴い、条例の一部を改正するものです。
①出産育児一時金の支給額の引き上げ
出産育児一時金は、社会保障審議会医療保険部会において、令和5年4月から全国一律で50万円に引き上げるべきとされたことから、出産育児一時金の支給額を「40万8千円」から「48万8千円」に引き上げる。これにより、産科医療保障制度に加入している医療機関で出産した場合の支給額は、50万円となります。
②国民健康保険料の賦課限度額の引き上げ
国民健康保険料の後期高齢者支援金等賦課限度額を、現行20万円から22万円に引き上げる。
③保険料の軽減判定基準額の引き上げ
④保険料の軽減における対象者確認方法の拡大
*この条例は令和5年4月1日より施行されます。

恵那市明智文化センター条例等の一部改正について

明智文化センター、ふれあい会館吉良見、学校施設及びスポーツ施設について、公共施設予約システムを導入するに当たり、使用料の後納ができるように見直しを行うため、明智文化センター条例、ふれあい会館吉良見条例、恵那市学校設置条例及び恵那市スポーツ施設条例の4本を一つの整備条例として、条例の一部を改正するものです。
公共施設の予約システムについて
①概要として いつでも、どこからでも施設予約や予約状況確認ができ、市民生活の利便性向上と予約時の非接触化を図ることによる新型コロナウイルスの感染予防にもなり安心・安全に寄与する公共施設予約システムを導入する。
②システムの利用施設数 62施設(スポーツ施設、コミュニティセンター、文化施設)
③予約サイト 市ウェブサイトのシステム予約案内ページから利用 *従来通りの電話、窓口での予約も受付可
④利用料の支払い キャッシュレス決済も可能とする。
*予約システムは6月から運用開始予定です。
*この条例は令和5年4月1日より施行されます。

人事案件

人権擁護委員の候補者の推薦について

長谷川俊彦氏(中野方町)
山口宗春氏(飯地町)
高津典生氏(山岡町)
平林和美氏(串原)

4年度補正予算から

高齢者等生活支援事業費6587万円
市内公共交通機関で使用できるチケット1万円分(100円券×100枚)を配布、75歳以上の方で、希望者は申込が必要です。 
プレミアム付き商品券事業費1億2200万円
プレミアム率20~30%の商品券4万セット(販売価格1セット、1万円)を発行する。
こども園改修事業費1億7265万円
当初予算分6668万円
老朽化等による施設修繕を行うもの。又、吉田こども園を解体するもの等です。
観光pR事業費2000万円
恵那泊チケットの発行、1セット額面6000円を5000円で販売し、1人2セットまで購入可能です。

5年度予算から

放課後児童クラブ運営事業費1億9550万円
放課後児童クラブの運営支援(21ケ所)
子育て支援商品券事業8700万円
子育て世帯に、子ども1人につき1、2万円の商品券配布するものです。
移住・定住推進事業費1億2965万円
移住・定住推進に向けた各補助金事業等。
山岡健康プラザ大規模改修事業費5771万円
国民健康保険山岡診療所、山岡健康増進センター、山岡ディサービスセンターゆとり、山岡ショースティほのぼの荘の大規模改修工事です。
消防団員処遇改善事業費4731万円
団員への出動報酬と国基準の年額報酬を支給し、団員の士気向上や家族への理解を推進する。
全国発酵食品サミット開催事業費1100万円
全国発酵食品サミットinえなの開催経費です。
ラリーを生かしたまちづくり推進事業費4億8885万円
wRCの関連経費です。

一般質問

(3月16日と3月17日)

今回一問一答方式により、標題「恵那南地区の中学校の統合について」、一般質問をしましたので、要旨を抜粋して掲載します。

恵那市教育環境等検討委員会の提言内容は

質問 2回目の委員会では、通学方法、開校時期、新校の場所が検討され、開校時期については、3回目の委員会に持ち越され議論されて、令和8年度、開校と決定され、提言内容も議論され、提言書の内容が決まりました。どのような内容か。

4項目の提言

答弁 早急に、恵那南地区の中学校の統合を進める。として①山岡町で1校とする。②令和8年度の開校とする。③通学方法として、バス通学を基本とする。④統合に向け、恵那南地区中学校統合準備委員会を早急に設置すること。以上4項目を基本とし、未来を担う子ども達の能力を最大限に伸ばす、日本一の学校づくりに取り組むことを提言します。という提言です。(佐々木教育委員会次長)

統合中学校の目指す姿は

質問 統合中学校で、一番重要なことは、レベルの高い、保護者が期待する学校を作り上げることですが、目指す学校の姿は。

3つの目指す学校像

答弁 現在、恵那南地区の各中学校が進めている教育活動のよさを継承しつつ、「こどもたちにとって通うのが楽しい学校」「教職員が専門性を活かすことができる学校」「保護者にとって、安心してこどもを任せられる学校」「地域にとって誇れる学校」にしたいと考えています。
新しい統合中学校の目指す学校像について3つ話します。1つ目は、「未来をつくる学校」です。子どもたちが予測困難な未来を切り開く力を培うことができる学校です。2つ目は、「地域をつなぐ学校」です。地域を学び、地域に働きかけることができる5つの地域をつなぐ拠点となる学校です。3つ目は、「人とつながる学校」です。多様な価値観や考え方を持っている人、さまざまな世代や年齢の人と、互いに他を尊重し共に学び、共に生活できる学校です。(岡田教育長)

統合に対して、方向性、取り組みは

質問 提言書は、子ども達にとって、何が一番良い教育環境かを考えての答申です。方向性、取り組みは。

親の思いを実現

答弁 多くの意見は、少しでも多い人の中で学校へ行かせたいのが親の思いです。子どもと親の思いを実現したい。検討委員会で議論頂き、結論を頂いた。そして、教育委員会で決めて頂いた。地域自治区のみなさんにもその方向で動いて頂いた。市において、経営会議でその方向を確認した。これまでに、汗をかいて頂いた皆様に感謝したい。又、不安の声には、できるだけ丁寧に説明を重ねていきたい。
これからについて、2点申し上げたい。1点目は、統合がよかったと思える学校を作っていきたい。2点目は地域との連携を残すことです。
いろいろ条件はあるが、何より大事なことは、子ども達、保護者にとって、最適な学校を作ることです。(小坂恵那市長)

光明の一言の

新年度予算を見る

令和5年度は一般会計の予算規模で、前年度より約3、8億円増の予算です。今年度はモータースポーツ経費が増加した総務費、衛生費の増で予算規模がわずかに増加したのが理由です。繰越明許費については、総額で、約18億円で前年度より、10億円ほど減少しています。実質では、前年度より約6億円減の規模となります。
新年度予算では、小坂市長の4本の柱について「はたらく」では、「ゼロカーボンシティえな」を実現するため、エネルギー使用料及び温室効果ガスの削減に取り組む事業所に対して、省エネ設備及び機器の導入支援。市内宿泊施設で利用できる「恵那泊チケット」の販売による観光誘客を図っています。
「たべる」では、「全国発酵食品サミットinえな」を開催し、市内の発酵文化や発酵食品を全国に発信していきます。
「くらす」では、子育て世帯への、子育て支援商品券の配布、高校生世代の医療費の無償化を引き続き実施していきます。
「まなぶ」では、教育・発達支援センターを設置し、支援を必要とする児童等への相談体制の充実を図るとともに、新たな学びや交流の場として「恵那未来キャンパス」を整備し、恵那市の未来を担う人材の育成に取り組むとしています。

堀みつあき
恵那市議会議員