恵那市議会議員

堀みつあき

MITSUAKI HORI

堀みつあき議員日誌
NO.60

堀みつあき議員日誌

<9月定例会報告>(8月28日より9月30日)

定例会での議案

決算の認定10件、事業会計利益の処分及び決算の認定1件、条例の改正8件、補正予算関係9件、人事案件19件、その他の議案5件

議案から

恵那市印鑑条例の一部改正について

「印鑑登録証明事務処理要領」が改正され、住民票に旧姓(旧氏)が記載されている場合は、印鑑登録証明書に旧姓を記載するため、条例の一部を改正するものです。

①印鑑登録証明書へ旧姓を記載
同要領の改正に伴い、住民票に旧姓が記載されている場合は、印鑑登録証明書へ旧姓を記載する。

②印鑑証明書の性別欄を廃止
性的少数者(LGBT)への配慮や多様な生き方への理解を促すため、印鑑登録証明書の性別記載欄を廃止する。

改正の背景として、「住民基本台帳法施行令」が改正され、国が示した女性活躍推進の一環として、住民票とマイナンバーカードに旧姓を記載する旨申し出された方について、旧姓の記載が可能となった。

※この条例は、令和元年11月5日から施行されます。

恵那市太陽光発電設備設置に関する条例の一部改正について

この条例の第10条において、届け出及び協議を義務づけているが、届け出を行わず工事を着手する事業者が見受けられる。国と連携して無届け着手を防ぐため、条例の一部を改正するものです。

※この条例は、公布の日から施行されます。

令和元年度補整予算から

減債基金積立金:2億円
繰り上げ償還のための基金への積み立てです。

 

公共施設整備基金積立金:5億円
前年度繰越金を公共施設整備のため、基金に積み立てるものです。

基幹交通対策事業費:2024万円
明知鉄道経営対策費補助金

文化財の調査・保存・活用事業費:1617万円
岩村歴史資料館トイレ改修事業費の増

スポーツツーリズム推進事業費:1536万円
笠置狭ボート・カヌー場周辺整備工事費の増

災害復旧費:9540万円
6月、7月の豪雨災害による災害復旧費

人事案件

恵那市農業委員会の委員の任命について

小板宏正氏 (大井町)
纐纈美由紀氏 (大井町)
小栗茂美氏 (長島町)
三宅孝欣氏 (東野)
土方明日香氏 (東野)
丸山宗亮氏 (三郷町)
曽我佳奈子氏 (武並町)
度会邦憲氏 (武並町)
林広和氏 (笠置町)
安江建樹氏 (中野方町)
柘植賢二氏 (飯地町)
石川進一氏 (岩村町)
西尾ひろみ氏 (岩村町)
梅村安範氏 (山岡町)
三浦寿子氏 (山岡町)
井口英博氏 (瑞浪市)
大島政幸氏 (串原)
梅本信枝氏 (上矢作町)
夏目廣美氏 (上矢作町)

任期は、令和元年11月14日から令和4年11月13日(3年)

<光明の一言>

9月定例会から

9月議会は、30年度の決算の議案が、11本上程されました。前年までは7名の議員で構成する決算特別委員会での審査でした。今回から、議員全員参加の委員会となりました。議長、監査委員以外の15名で、30年度の決算の審査をしました。1日目に、一般会計、2日目に特別会計、企業会計の日程で決算審査をしました。

特に、今回から通告なしでの質疑となり、常任委員会ごとに勉強会を実施し、各委員とも、事前に膨大な資料に目を通して、多くの質疑をしました。通告のない分、執行部としても事業に対して、多くの事業実績の資料を持参しての答弁があり、緊張感のある委員会でした。

一般会計の決算で、12億円を超える繰越金があり、元年9月補正予算で、今後、整備が必要とされる多くの公共施設の整備に備えるため、公共施設整備基金に5億円の積み立てをしました。

恵那市の行政及び市議会にタブレットが導入されました。議会としても、タブレットの導入に向けて、導入している自治体に行政視察をしてまいりました。今年度に入り、何度かの説明会、勉強会を経て、9月議会では、試行段階として、従来のペーパーも配布された中での実施となりました。インターネットの環境は、まだワイファイ機能のあるところでしか使えない状況ですが、膨大な資料がタブレットの中にはあり、利用価値の高さを実感しています。今後、大幅なペーパーレスが進むと思います。今まで、本棚にあった膨大な書類が、タブレットの中に内蔵され、いつでも取り出すことができます。議員としてもIT化を議員活動に活用していかなければなりません。

一般質問 (9月24日と9月25日)

今回、1問1答方式により、標題①市長と語る まちづくり懇談会について、標題②教育の充実について、一般質問をしましたので、要旨を抜粋して掲載します。

標題①市長と語る

まちづくり懇談会,特徴的なことは

質問
  6月14日から8月30日まで、恵那市内の13地域でまちづくり懇談会が開催されました。市長から「はたらく」「たべる」「くらす」「まなぶ」の主要事業の説明後、懇談会が実施されました。市政運営や地域の取り組みについて理解を深めるとともに、市民の皆さんからの意見や提案を市の施策や地域のまちづくりに生かすことを目的に、各地域自治区の主催により開催されました。
意見や提案等で特徴的なこと、並びに、提案等に対しての今後の対応、対策等を、お聞きします。

移動手段の対策に取り組みたい

答弁
今回は、地域計画の見直しの時期ともなっている。地域住民が主体となって、地域を盛り上げようとする場面が多かった。又、若者を中心に取り組んだ地域や、高校生や中学生が懇談会に参加し、提案するなど、若者、中高生の出番が多くあった。市に対しては、交通弱者の移動手段の確保、移住定住、特に免許返納問題、高齢者による交通事故防止が多く取り上げられた。移動手段は、喫緊の課題のため、対策会議を設けて、地域の解決策を検討して行きたい。その他、昨年の「半分、青い」、来年の「麒麟が来る」をいかに地域振興に結びつけるかといったことに関心が高かった。(服部まちづくり企画部長)

大河ドラマの活用策、まちづくり懇談会への思いと今後の抱負は

質問
  市長から主要施策について、説明がありました。まちづくり懇談会の報告書から、岩村町では、「半分、青い」等の影響で飛躍的に観光客が増加し、現在も、その状況が続いているようです。明智町では、大河ドラマ、麒麟がくる、を活用した、光秀ゆかりの地PR事業がテーマとなっています。テレビドラマが、関係地域だけでなく、恵那市全域に対しても全国的な認知度を高めると思います。明智町では、ドラマ館もできるようです。観光客に対していきとどいた、おもてなしができ、また来てみたいと感じるまちづくりを期待するところです。
大河ドラマの活用策についての考え、まちづくり懇談会への思いと、今後への抱負をお聞きします。

地域の皆さんが当事者

答弁
「半分、青い」、「麒麟が来る」と2本も同じまちに来ることは、奇跡的なことです。さいわい、ドラマでいろいろ学んだことを生かしたい。他の地域が関心を持たない面がありますので、恵那市を上げて、盛り上げたい。できるだけのことを進めていきたい。
恵那市では、人口減少が最大の課題です。地域全員が一体で考えていく必要があります。懇談会は、一方的ではなく、各地域の皆さんに、今はこうです、未来はこうなりますと示して、当事者としてかんばっていただきたい。市民の皆さんが、未来に、地域が残るように、子供たちが未来に暮らせるまちになるように、考えるきっかけになることを期待したい。このような思いで、今後もまちづくり懇談会を続けていきたい。(小坂市長)

標題②教育の充実について

全国学力テストの結果は

質問
8月31日に全国学力テストの公表があり、新聞各紙が一斉に報道しました。見出しの多くは、初実施の中三英語「書く」「話す」苦手(課題)との新聞の見出しでした。
岐阜県では、小学校の国語、算数が全国33位、中学校では国語5位、数学10位、英語7位でした。恵那市の結果を、お聞きします。

中学国語以外、全国平均より低い

答弁
本年度から小中いずれも、国語、算数、数学が一本化されました。中学校では、英語が加わった。
本市の平均正答率として、小学校国語は、58、7%(全国均正答率よりマイナス5、1)、算数、62、9%(マイナス3、7)、中学国語、73、3%(プラス0、5)、数学、59、2%(マイナス0、6)、英語、53、3%(マイナス2、7)であった。
これまでの傾向から、小学校では全国平均より数ポイント低いが、中学校では、全国、県を上回る傾向であった。中学校では、ここ数年陰りが見えてきている。その要因は、一つには、少子化、学習集団の小規模化により、競い合いで学ぶ雰囲気が弱くなってきている。指導力も要因の一つです。同時に実施される質問紙も重要で、「自己有用感」と「主体性」に関する数値は伸びてきていて、成果が出ている。

結果から、課題解決のため。方策は

質問
恵那市の全国学力テストの結果は国語以外全国平均正答率より下まわりました。
全国学力テストで常に上位にある、今年度も中学では、国語、数学、英語とも全国で3番以内であった福井県のある自治体の教育委員会を視察研修した時、感じたことは、恵那市もほぼ同様な対応をしているとの印象でした。個人的には、教員の人材、教え方のわずかな差で、全国学力テストの結果が、大きく違ってきているとの印象でした。結果を受けて、課題解決のための方策を、お聞きします。

ICT教育で効率的な学習を

答弁
  福井県の学校教育については、興味がありますし、3度参観させていただいた。参考文献も読ませていただいた。授業については、オーソドックスであるが、大きく違うことは、小学校入学以来、日常の宿題(家庭学習)の多さです。ICT教育を取り入れて、効率的な学習を試みたい。 (大畑教育長)

堀みつあき
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