恵那市議会議員

堀みつあき

MITSUAKI HORI

堀みつあき議員日誌
NO.40

堀みつあき議員日誌

<9月定例会報告>(8月27日より9月30日)

定例会での議案

決算の認定12件、企業会計の利益の処分及び決算の認定、3件、条例の制定、改正等9件、予算関係10件、その他7件、請願2件、議員発案2件

議案から

恵那市子ども園設置条例の制定について

小学校就学前の乳幼児に対し、保護者の就労状況に関係なく一貫した保育及び幼児教育を実施することを目的とした幼保連携型認定こども園を設置するため、この条例を定めます。

幼稚園と保育園の機能を持ち合わせ、両方の良さを効果的に取り入れた保育と教育の一体的幼保連携型の施設です。

3歳から5歳は5,5時間の幼児コース、8時間、11時間の幼保コース、0歳から2歳は8時間、11時間の保育コースと、3つの認定区分があります。

※この条例は、就学前の子どもに関する教育、保育の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行の日から施行されます。

恵那市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について

法律の施行に伴い、恵那市放課後児童健全育成事業に必要な事項を定めるため、この条例を定めます。

児童支援員の2名以上、開所日数は原則1年につき250日以上、専用区画面積は、児童1名につきおおむね1,65㎡以上、児童の数はおおむね40人以下等の基準を定めています。

※この条例は平成24年法律第67号の施行の日から施行となります。

恵那市中山道広重美術館条例の一部改正について

指定管理者制度を導入するため、この条例を定めます。
高校生以下の観覧料の廃止とひし屋資料館共通観覧券が廃止されます。
※この条例は平成27年4月1日より施行されます。

恵那市一般住宅条例の一部改正について

明智町の東山住宅を廃止するため、この条例を定めます。
※この条例は、交付の日から施行されます。

26年度の補正予算から

市役所庁舎太陽光発電設備設置工事:3615万円

地域集会施設等維持管理経費:761万円
明智横通集会センター改修工事、明智文化センター防水修繕工事等

児童健全育成対策事業費:780万円
放課後児童クラブ開所時間延長事業委託料(5ケ所)

予防接種事業費:2226万円
水痘及び肺炎球菌予防接種が10月より定期接種になったための委託料等

病院施設等整備基金積立金:10億円

協定の締結について

恵那市公共下水道恵那市浄化センター管理本館耐震補強工事及び汚泥処理設備改築更新工事委託

協定金額:8億1800万円
契約の相手方:日本下水道事業団
協定の期間:平成28年3月30日

財産の取得について

災害対応特殊救急自動車購入事業

契約金額:2937万円
契約の相手方:岐阜トヨタ自動車株式会社
納入期日:27年1月30日

人事案件

人権擁護委員の候補者の推薦について

奥村 ひとみ氏(留任、大井町)
山田 敏之氏(新任、岩村町)
杉浦 茂子氏(留任、山岡町)
阿部 可和氏(留任、明智町)

<光明の一言>

こども園設置条例の制定

9月議会では、幼児期の教育と保育に対して、制度が大きく変わる、子ども園設置の条例案が提出されました。

ここに至るまで、恵那市では平成18年から幼稚園と保育園を一体化する幼保一元化の検討がなされてきました。国の所管官庁が異なるため恵那市ではなかなか実現できませんでした。

今回、「こども・子育て関連3法」が成立し、幼保連携型認定子ども園ができることとなり、恵那市でも、来年度からの実施が可能となりました。

今回の議案については、所管の総務文教委員会では、他の議案を通常の日程で審議し、子ども園の条例案の審議は保育園、幼稚園での説明会の終了を待って開催する日程に 変更しました。委員会の委員も各説明会に参加し、保護者等の意見を聞いて、審議に臨みました。議案については、反対討論(1名)、賛成討論(2名)の後、採決し、賛成多数で 可決すべきものとされました。その後の本会議でも可決されました。

恵那市には、市街地中心部に幼稚園が3園あるのみで、その他、周辺部には保育園しかありません。幼稚園の利用には遠方等制約がありました。また、市街地での保育ニーズにも対応が可能となります。子ども園では、このように課題を解決し、子育て環境の受け皿としての環境が充実します。保育士の増員、待遇改善も検討しているとの答弁もあり、来年度から始まる子ども園に期待したい。

総額85億5200万円へ

市立恵那病院の再整備費

市立恵那病院の再整備事業は28年の開院に向けて、造成工事等が進められています。当初50億円で計画していた病院整備費用は(本体、造成、既設解体および決けい管理等を含む)は、実施設計完了後の発注に向けた新年度の見直し作業中に、66億円を超える事が想定されたため、さらに見直し作業を行った結果、最終的には、16億2200万円の増額が必要となりました。

増額の理由として①消費税の増税分(1,4億円)、②公共工事設計労務単価の改訂分(2,4億円)、③資材単価の改訂分(5,1億円)、④専門工事の見積価格の増額分(5,6億円)、⑤大臣認定を要する免振工事費の想定以上の鉄筋量や面新装置の増分(1,7億円)です。

医療機器及び医療情報システム整備費用の見直し作業の結果、7000万円の減額となりました。

総事業費は整備費用の増額と医療機器等の減額で、15億5200万円の増額となり、85億5200万円となりました。

総事業費の増額に対して、医療施設耐震化臨時特例交付金の当初計画の増額分5億1000万円、今回補正予算で計上した、病院施設等整備基金の積み立て10億円を財源としています。

病院施設等整備基金は、今回の積み立てで、40億円となり、機器などの起債償還費用に約12億円、病院整備費用の工事費に約28億円を充てる計画となっています。

今回の見直しの結果、当初計画より3ケ月程遅れて、平成28年11月の開院予定となりました。

開院に向けては、地域医療振興協会理事長から産婦人科開設に向けた決意は頂いていますが、医師の確保がたいへん難しいという課題も残っています。医師の確保については、引き続き努力していくとのことです。また、産科医師の負担の軽減のため、看護ケアセンターは産科開設のため、妊娠・出産・子育てての切れ目のない支援が出来る施設として、たいへん有効な施設と考えていると、一般質問でも市から答弁がありました。

JRA勝馬投票券の発売・・・シアター恵那

シアター恵那では、10月4日からJRAの勝ち馬投票券を発売する。シアター恵那は笠松の場外馬券売り場で、いずれもJRAの全てのレースの開催日に販売し、人気のあるG1レースは前日発売もする。岐阜県地方競馬組合では、赤字続きで、JRAの馬券の取り扱いで収益増につなげようとしています。

恵那市もシアター恵那の売り上げに応じて、交付金を交付されていますが、平成10年度2600万円あったものが、直近の平成25年度では、351万円になっています。今回の措置で、交付金の増につながるようです。

日本のそばおいしい

ウクライナ留学生、我が家にホームスティ

明智ライオンズクラブで、ウクライナからの留学生をホストファミリーとして受け入れました。期間は8月3日から17日まででした。3つのホストファミリーで順番に受け入れ、私は2番目で5泊6日の日程でした。我が家には9日から14日までの滞在でした。

留学生のアナさんは、ウクライナのドネック出身で、キエフ大学2年生です。まさに紛争中で、国際的にも名の知れた、ドネックに家族が住んでいて、来日中にも、家の近くに爆弾が落ちて、多数の死者が出て、家族も安全な場所に避難したとの、生々しい話もありました。

8月4日は恵那市長への表敬訪問をしました。市長との面談では、日本の文化や産業などに付いて学びたいとの話もあり、たいへん盛り上がりました。

8月5日には、奥矢作揚水式発電所を訪れました。110万KWと原発1基分相当の発電をしている設備の大きさと、ダムのスケールについて、凄いとの感想でした。

8月6日には、笠置町のボルタリングに出かけました。アナの紹介文で、ロッククライミングが趣味とのことでしたので、笠置振興事務所の方に骨折り頂いての挑戦でした。初級から始め、たくさんの岩に挑戦しました。1つだけ登れない岩が有った以外はすべて登ることができました。丁寧に指導頂いた蛭川と明智の指導者(女性)に感謝、感謝です。

昼食の時、どんなものが食べたいと聞きましたら、明智ライオンズの前のステイ先で食べたそばがおいしく、食べたいとの話でした。ウクライナにはそばが無いので、日本で初めてそばを食べ、一番おいしいとのことでした。特に日本食はどの料理もおいしく、はしの使い方も上手でした。その後、広重美術館で版画に挑戦しました。

8月9日からは我が家にホームスティで、英会話には苦労しましたが、その間に、土岐アウトレット、豊田市での買い物、トヨタ博物館、トヨタ産業記念館、岐阜市での友達との出会い等、盛りだくさんの日程でした。

アナさんは、今、4カ国語が話せますが、イタリア語も勉強中のようでした。将来に向けて、目的意識を持った語学の習得に感心しました。日本のホームスティ経験を一つの踏み台として、本人が目指している、弁護士になって、ヨーロッパを舞台に活躍することを願っています。

堀みつあき
恵那市議会議員