恵那市議会議員

堀みつあき

MITSUAKI HORI

堀みつあき議員日誌
NO.36

堀みつあき議員日誌

<9月定例会報告>(8月28日より9月27日)

定例会での議案

決算の認定等15件、条例の一部改正7件、予算関係10件、その他2件、追加議案1件です。
議員発案3件(2件可決)

追加議案から

台風18号による豪雨災害復旧事業

農地・農業用施設災害復旧事業:1億6360万円
農地38ヵ所、農業用施設28ケ所、
農地等小規模災害復旧事業補助金交付事業52ケ所

林道災害復旧事業:3410万円
林道13ケ所(飯高線、大東線、木根中島線他)

道路橋りょう災害復旧事業:4870万円
道路37ケ所(明智町107号線他)

河川災害復旧事業:5060万円
河川30ケ所(吉田川他)
早期に災害復旧をするため、緊急に上程され、可決されました。

議案から

恵那市保育所設置条例の一部改正について

指定管理者が管理を行える保育所を拡大するため、この条例を定めます。現在、岩村、山岡保育園を指定管理へ移行するため、準備が進められています。
※この条例は、平成25年10月1日より施行されます。

恵那市-学校設置条例の一部改正について

恵那市吉田小学校を廃止するため、この条例を定めます。
※この条例は、平成26年4月1日より施行されます。

25年度補正予算から

財産管理一般経費:2802万円
旧吉田保育園解体工事、旧上矢作振興事務所解体工事他

明智町まち並み整備事業費:4150万円
明智川親水空間整備事業

山岡町まちづくり事業費:1102万円

爪切り地蔵ふれあい会館改修工事費:990万円

明智地域活性化振興費:1769万円
東方センター、杉野集会センター改修工事

串原観光関連施設管理運営費:845万円

三郷町86号線改良工事費:3000万円

串原教員住宅解体工事費:930万円

人事案件

人権擁護委員の候補者の推薦について

浅井 峯子 氏 (岩村町)

恵那市農業委員会委員の推薦について

鈴村 佳代子 氏 (中野方町)
西尾 ひろみ 氏 (岩村町)
三宅 伸子  氏 (串原)
梅本 信枝  氏 (上矢作町)

救急医療最前線を視察・・・市民福祉委員会の視察から

市民福祉委員会では、救急医療の現状とドクターヘリについて、岐阜大学医学部付属病院を視察研修しました。救急に当たっての、考えは「岐阜県内どこにいても、日本で考えうる最高水準の救急集中治療をうけることができるようにする」との理念のもと、9年前からの実績で、120名の救急医が県内の地域に根づいている。

ドクターヘリの目的として、医師による治療の開始の短縮を目的として、救急のプロフェショナル医師を救急現場に出動し治療の開始をする。これを全地域で実現する。搬送時間の短縮が目的ではない。救急知覚から、ヘリの要請、治療開始まで平均約43分とのことでした。外傷が一番多く、脳血管疾患、循環器疾患も続いて多く、産科疾患も6%程あり驚きでした。

次の一手として、МEDICA(救急医療情報カード)の普及が必要とのことでした。現場での時間短縮に繋がり、2%の死亡率の低減に繋がるようです。県内12000人が所持しているが普及が今後の課題とのことです。恵那市でも市で発行するカードにこの機能を付加して、医療機関と連携出来れば、救急医療の将来は明るいと感じました。

光明の一言

リニア中央新幹線新たなステージへ

JR東海は、9月18日に中央新幹線の路線図を沿線自治体である恵那市に提出した。大井町岡瀬沢、中央道北の阿木川の横断、武並町藤では地上部分を橋梁で通る路線です。それ以外はトンネルです。ただ地上部分もフードで覆われるため、列車は見えません。岐阜県駅と、駅から車両工場までの区間が列車の姿を見る事ができるようです。開業時、時間当たり最大5本を想定していて、岐阜県駅では開業が近づいた時点で本数が決定するようです。

恵那市内でもトンネル部分が多くあり、約80万㎥ともいわれる残土が想定されています。又、トンネル掘削に伴い、その地域の河川環境を心配する声もあります。

恵那市では、2027年のリニア中央新幹線の開業に向けて、地域発展の千載一遇の機会を生かし、市民、事業者、行政が一体となって、リニア開業を見据えたまちづくりを進めていく必要が有ります。

岐阜県駅への道路網の整備に付いては、瑞浪・恵那道路と濃飛横断道路に付いては進みそうですが、その他の道路については、まだまだ見通しが立ちません、西三河への道路の整備も恵那市の発展には必要で、強く要望活動をして、推し進めていかなければなりません。

<一般質問>(9月18日と9月19日)

今回、1問1答方式により、標題①教育の再生について、標題②自然エネルギーについて、一般質問をしましたので、要旨を抜粋して掲載します。

標題①教育の再生について

全国学力テストの結果は

質問:8月28日の新聞紙上では、一面に、「学力テスト格差縮まる」、「岐阜中学数学3位」と大きく報じました。又各新聞とも岐阜版の記事で中3数学3位に浮上を強調した記事が報道されました。
毎回、恵那市は岐阜県と同じ様な傾向で、県より少し低い結果でした。今回の学力テスト、恵那市の結果は。

中学数学、国語、全国トップクラスの成績

答弁:今年度の学力テストは、4年ぶりに全校参加で行われました。恵那市では昨年度も市内全ての学校が行っていて、成果を検証しやすい状況でした。
結果は、数学のみでなく、国語においても全国トップクラスであり、県平均(数学A、Bとも3位、国語A17位、B5位)、全国平均、両者とも上回る、極めて優秀な結果であった。
一方、小学校においては、全国、県、どちらの平均も下回る結果であった。昨年度と比較すると、全国平均の差が縮まっているという結果です。

結果を受けて、評価と対応は

質問:全国学力テストの結果、中学3年生の数学、国語が特に良かったですが、それに対する評価は。又、小学校では全国平均より低かったが、それに対する対応は。

答弁:この結果をどのように捉え、要因をどのように考えるかは、なかなか難しいものがある。
小学校からの指導の積み上げが中学3年生の段階で実を結んでいる。国語Bの応用問題の結果が全国平均より6ポイント上回っているという事実は、読書活動を推し進めてきた結果と考察することが出来る。小学校からの熱心な指導やノーテレビディなど、家庭との連携が中学校の結果をよい方向に押し上げているともいえる。
小学校の結果をさらに向上させるためには、どのような正答率が不十分なのかを分析し、授業改善や指導の方策を探っていくことが大切だと考えている。

漫画「はだしのゲン」について

質問:松江市の前教育長が現職の時、漫画「はだしのゲン」について各学校に対して、閲覧制限を求めた問題が新聞紙上で報道され、大きな話題となりました。この本の閲覧制限に対して、教育長の権限の範囲、子どもへの配慮、表現の自由等の問題で、2000件を超す意見が教育委員会に届いたとのことです。閲覧制限に対しては、否定的な意見が多かったようです。このことに付いての考えは。

閲覧制限は考えていない

答弁:漫画「はだしのゲン」は、原爆の悲惨さを伝承するための貴重な資料としての価値を保有しているのみならず、逆境にあっても生き抜く少年のたくましさを描いた物語としての価値を持ち合わせている。平和な日本にあって、このような人間としてのたくましさは、児童生徒に、「ゲン」という少年を通して是非伝えたいものであり、閲覧制限をすることは、考えていない。 
 (伊藤教育次長)

標題②自然エネルギーについて

太陽光発電システム設置補助金の状況は

質問:恵那市では、現在住宅用太陽光発電システム設置補助金事業を実施しています。県下でも補助金の高い自治体となっています。総合計画でも25年から27年度設置補助を毎年180件程予定しています。23年度は希望者が多く補正での対応でした。過去の実績と本年度の補助金の状況は。

答弁:住宅用太陽光発電システム設置補助金については、上限4KWで、24年度からは、KW当たり4万円を上限に補助しています。22年度は82件、23年度166件、24年度164件、25年度は8月末で65件です。
(遠藤水道環境部長)

新串原水力発電所の開発計画の概要は

質問:6月に、中部電力が矢作第二ダムに新串原水力発電所の開発計画を発表しました。平成27年度からは営業運転が開始の予定です。原発事故以来、再生可能エネルギーが脚光を浴びて、今回の計画は、再生可能エネルギーの中でも安定した発電電力量を期待出来る施設です。この施設の概要と年間の発電量、CO2の削減量、恵那市にとってのメリットは。

一般家庭470世帯分の年間使用量に相当

答弁:矢作第二ダムでは、下流の水量保持のため、一定量の放水をしています。ダムの堰堤に穴を開ければ約20mの落差を確保でき、すぐに河川に放流できる。
想定年間発電量は約170万KWhで一般家庭470世帯分の年間使用電力量に相当します。26年に工事をして、27年に完成予定です。CO2の削減量は年間900トン程度が予定され、恵那市としても固定資産税が見込めるメリットが有ります。
(大塩副市長)

※一般質問に付いては、恵那市のホームページの市議会にて、各議員の録画配信を見る事が出来ます。

堀みつあき
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