恵那市議会議員

堀みつあき

MITSUAKI HORI

堀みつあき議員日誌
NO.31

堀みつあきの議員日誌

<6月定例会報告>(5月30日より6月26日)

定例会での議案

専決処分の承認5件、条例の改正、廃止等3件、
予算関係2件、 その他7件です

議案から

恵那市病院事業等の使用料及び手数料徴収条例の一部改正について

市立恵那病院の人間ドックのセット項目に脳梗塞リスクマーカーを追加するため、この条例を定めます。
血液の採取で、判定し、高い確率で、脳梗塞の発見が期待できます。(40代で約85%、50代で約90%検出できる。)
※この条例は平成24年7月1日から施行されます。

恵那市山岡農村広場条例の廃止について

山岡農村広場を廃止するため、この条例を定めます。
農村広場の廃止に伴い、広場内に設置の建物も久保原区へ無償譲渡されます。
※この条例は平成24年7月1日より施行されます。

協定の締結について

恵那市公共下水道恵那市浄化センター水処理増設及び中央監視制御改築更新工事委託

協定の金額:2億6600万円
協定の相手方:地方共同法人日本下水道事業団
工事の完成期限:平成26年3月31日

≪中津川市、瑞浪市と恵那市との間の証明書の交付等に係る事務委託に関する協議について≫
中津川市、瑞浪市と恵那市の間において、証明書交付に係る事務委託を相互に委託することにより、地域住民により良いサービスを提供するため、この規約を定めます。
交付されるものとして、住民票の写し、印鑑登録証明書、地方税に関する証明書、住民基本台帳法に規定する戸籍の附票の写しの内、同法の規定により調製されたもの、身分証明書、戸籍法に規定する戸籍の謄本及び除かれた戸籍の謄本等のうち、規定により調整されたものです。
平成24年9月1日から施行されます。

24年度補正予算から

山岡社会福祉施設管理運営経費:150万円
中野方保育園建設事業費:1595万円
研究指定校研究経費:39万円

人事案件

 

人権擁護委員の候補者の推薦について

各務 素弘 氏 (長島町)
藤田 敏夫 氏 (明智町)
安藤 多恵子氏 (上矢作町)

 

<視察から> (秋田鉄道フラワー長井線)

現風景を観光資源に

カリスマ車掌の方言ガイド
鉄道沿線をテーマパークに

カリスマ車掌の方言による沿線ガイドは、凄いの一言に付きました。ガイドの巧みな案内、説明で、列車の外に広がる景色は、全てが観光資源です。車掌のガイドを聞き洩らさないように注視している内、あっという間のフラワー線の乗車でした。

これは、市議会政風会の視察研修で、秋田鉄道フラワー長井線を視察した時のできごとです。大手旅行社から公募で、この鉄道の社長に転身した野村浩志さんの数々のアイデアが生かされ、ローカル鉄道が活性化している現場でした。又、鉄道の使命を、地域の足を守ること、日中はテーマパークとしてとしています。名前を「フラワー長井線ランド」としています。このようなコンセプトがフラワー長井線の生命線で、廃線の危機から脱し、輝くローカル線となっています。

原風景を工夫して、磨がき、観光資源にすることが地域の活性化に繋がると、強く感じました。

<光明の一言>

市立恵那病院再整備へ進む

6月定例会後、市立恵那病院再整備基本計画案が示された。24年度のプロポーザル、25年度末まで設計と造成、26年度、27年度で病院の建設及び医療機器の設置等、28年度の開院です。

再整備のための概算事業費は病院整備費で50億円、医療機器等で20億円です。合わせて70億円と高額な金額です。財源として病院事業債、合併特例債を約63億円充当し、他は補助金と一般財源を充てています

病院の再整備は恵那市にとって大変な事業ですが、中核病院としての機能を果たしていくためには必要不可欠な事業です。再整備に合わせて、少子化対策としての産婦人科の設置や腎臓内科の設置も予定されています。医師の確保は大変ですが、指定管理者の地域医療振興協会との間で話し合いが進んでいるようです。それに加えて病院内に健康管理センターも設置が予定され、保健との連携で予防医療が期待できます。

又、災害時の医療救護の拠点施設としての機能も整備が予定され、市民の安心と安全のため。市の中核病院として、市立恵那病院の再整備に期待するところです。

<一般質問>(6月19日と6月20日)

今回、1問1答方式により、標題①教育の振興と課題への対応、標題②市民三学運動について、一般質問をしましたので、要旨を抜粋して掲載します。

標題①教育の振興と課題への対応

小中学校の適正配置(統合)の進展は

質問:小中学校の適正配置については、第2次行財政改革行動計画で、平成23、24年度で具体案の作成と地域説明となっています。各地域で説明会も実施され、地域の意見も多く出されていると思います。説明会を実施して、23年度はどのような意見が有ったのか。

答弁:昨年7月に旧恵南地区の5つの中学校のPTAの役員と校長に集まって頂き、説明会を実施した。生徒の減少の推移、専門教科外教員による指導、部活動の困難さ等の状況と、学校統合によりこれらの問題を解消したい旨を話し、意見を聞いた。
学校統合については、地域から学校がなくなること、少人数でも構わないことなど、反対の意見が3名程出され、多くの出席者は統合について関心が無いようでした。
その後、説明会は行っていないが、専門教科教員による指導や部活動の充実を望む意見は多く、指定校変更の願いも昨年度の終りに数件あった。
現在の「恵那市総合計画」の次の段階には、具体案を示していきたい。 

教科書の中身の増加対策は

質問:教科書の中身が3割程増加し、従来のペースでは、教科書が途中で終わってしまいます。限られた時間数をうまく配分しながらの授業と思うが、状況は。合わせて夏休みを減らして、授業時間数を確保しているとの話も聞きますが、状況は

「自ら求めて学ぶ力」を育てたい

答弁:夏季休業日の短縮により、生み出される授業時間は20時間程です。従前の指導のままでは対応しきれない。教員の指導力の向上、指導の工夫と、同時に学習の効率化や成果を望むためには、子ども達自身の主体性「自ら求めて学ぶ力」を育てることが何より大切です。各小中学校においては、そういう力能力、態度を培う教育活動が展開されている。学校の適正配置を進めているのも、子ども達に主体性、自ら求めて学ぶ力を培うための教育環境作りの一環です。 (大畑教育次長)

標題②市民三学運動について

市民三学地域塾の状況は

質問:全地域で行われている市民の手による「市民三学地域塾」は22年度が初年度で、23年度まで事業を実施していると思いますが、当初公民館では、大変な苦労をされたと聞きます。各年度の事業と特徴は。

2年目は1692名の参加者

答弁:22年度より、市内13地区において、各市民三学地域委員会の自主企画・運営による市民三学地域塾を開講してきた。1年目は、15の学習機会にのべ684名の参加者、2年目は28の学習機会にのべ1692名の参加者が有った。地域塾の特徴として、地域の歴史や社会科学、芸術文化を学ぶものが多くみられ、講師に依る講座や、先進地視察など多様な形態による地域塾が展開されている。

                 

公民館と振興事務所の設置場所の在り方は

質問:各地域の公民館と振興事務所との連携が特に必要と考えます。恵那市全域では、ほとんどの公民館と振興事務所が同じ建物、あるいは、同じ敷地に有ります。しかし、一部離れている地域もあります。今後同じ場所に設置の考えは。

答弁:現在離れている地域は、笠置町、岩村町、上矢作町で、上矢作町は移転が決定しています。市民三学運動を推進していく上では、同じ建物か隣接地に生涯学習の拠点とまちづくりの拠点が存在し、それぞれ協力してよりよい地域づくりを目指す方向が望ましい。 (小林教育次長)

市民三学運動の強化策は

質問:恵那市は三学運動で生涯学習のまちづくりを目指しています。公民館もその運動の核として、果たす役割が高まってきています。生涯学習室、公民館の強化と三学運動への考えは。

機構改革で強力に進める

答弁:三年かけて生涯学習都市宣言をした。ハードでなくソフトでまちづくりをするのが基本です。市民三学運動は協働のまちづくりの基本であり、これからの恵那市のまちづくりの根幹です。現在の組織が良好とはいえないが、組織の枠を超えて恵那市のため、地域のためのとの意識を持って、それぞれの役割を分担してやってほしい。

7月に機構改革を行い、恵那市生涯学習まちづくりセンターを設置する。この組織が横断的な役割を果たして、地域の三学運動を再編したい。より成果が上がるように、市民大学講座へ進展させて、強力に進めていきたい。(可知市長)

堀みつあき
恵那市議会議員