室蘭市議会議員

小田中みのる

MINORU ODANAKA

小田中みのるの市議会レポート
VOL.35

平成26第3回定例会が終了しました。

 

9月30日、水痘・高齢者肺炎球菌ワクチン接種事業費48,500千円をはじめとする76,164千万円の一般会計補正予算(追加含む)ほか議案11件(室蘭市体育施設条例中一部改正等)を原案可決、教育委員会委員等人事案件や功労者表彰についての議案4件を同意、また、病院事業をはじめ6企業会計決算を承認、意見書では我が会派提出の「2015年度予算における介護保険制度及び子ども子育て支援新制度の財源確保を求める意見書」ほか意見書3件を原案どおり可決、「北海道電力株式会社の電気料金再値上げに関する意見書」他1件を否決し閉会しました。

室蘭市議会における意見書については、議会の総意として提出するとの考えから全会派一致を原則としており、北海道電力に関する意見書については、各会派の考えが一致せず、否決となりました。我が会派としても、議論したところではありますが、今後、意見書の取り扱いについては、検討する必要があると考えています。

企業会計決算審査特別委員会について

25・26日の2日間で、企業会計(病院、上水道、下水道、港湾整備、市場、工業用水)の決算委員会が行われ、私は、主に水道・下水道事業会計について質問をしました。

両会計ともH22年にH31年度までの10年間のビジョンを作成しており、ビジョンに対しての進捗状況を中心に質問しましたが、人口減少に伴う料金収入の減少はしているものの、老朽管路の更新、耐震化等については、計画通りの進捗であり、全道的にも低い水準である水道料金についても、現行の料金体系をできるだけ長く維持したいということでありました。

一方で、浄水場の勤務体制については、職員減少に伴い退職者を嘱託職員として雇用して維持してきましたが、その期間も年金満額支給に伴い来年度以降順次退職することから、現在の勤務体制が維持できなくなり、夜間、休日について委託化を検討しなければならないということでありました。水道事業については、合理化や自動化を進めてきており、人件費の削減が経営に寄与してきたことから、ある程度は仕方がないことではあますが、安全な水の提供のためには、市が責任を持って行うことが大切であることを指摘し終了しました。

小田中みのる
室蘭市議会議員