八王子市議会議員

相沢こうた

KOHTA AIZAWA

相沢こうたNEWS
VOL.28 「会報」(2013.8.15発行)

日頃より大変お世話になっております。
八王子市議会議員の相沢こうたです。

関東以西は梅雨明けが例年になく早かったことから大変長い夏になっております。最近は電力不足についてほとんど報道されておりませんが、依然として火力発電頼りの現状では、火力発電所の現場は非常に厳しい状況での運用となっているのだろうと心配しております。福島第一原発の事故から2年半が経過しようとしていますが、日本のエネルギー政策は全く方向性を見いだせていません。ここにきて石油や天然ガスなど燃料の輸入価格が高騰しており、エネルギーを取り巻く環境は悪化しているのです。このことは国で議論されている電力改革などでは乗り越えられないもっと基本的な検討が急がれていることを意味していますが、世の中の議論を見ていますと残念ながらそこまでの危機として捉えている方は少ないようです。私の立場でのこのような訴えがどこまで効力を示すかわかりませんが、現実を正確に捉えて社会基盤の中枢について声をあげる活動をしていきたいと思っております。

◇◇民主党を離党し無所属として活動中です◇◇

○本年4月に民主党を離党し、現在、政党は無所属です。

・昨年12月に行われた衆議院議員選挙におきまして八王子選挙区から立候補した民主党・阿久津氏を応援しなかったとことが党の規約に反するということで離党勧告され、それをお受けした結果です。阿久津氏を応援しなかった理由は彼の政策のうちエネルギー政策に関して全く理解できなかったことです。それらを訂正するよう求めましたが受け入れられず、彼の政策に重さを感じないばかりか、私には票の欲しさで大衆迎合しているようにしか映らなかったことから一切の応援を拒否しました。他の民主党の候補の中にはきちんとしたエネルギー政策を持っておられる方がいらっしゃったことを考えると非常に残念な方だと思っております。

・私は電力総連や連合といった労働組合の組織内議員としての立場で議員活動をしておりますので、今後は労組の意向を十分に反映させた中で、真に働く者や一般市民のためになる活動に徹していく所存であります。
 ホームページには無所属となった時点で掲載しましたが、皆さまに直接お伝えする機会が遅くなりましたことを心よりお詫び申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援をいただけますようお願い申し上げます。

◇◇参議院議員選挙
浜野よしふみ氏の当選を果たせました◇◇

○去る7月21日に行われました参議院議員選挙で、電力総連が擁立した浜野よしふみ氏を当選させることができました。浜野氏は電力のことを熟知されていると同時に、全国電力総連という電力労組の中枢で仕事をされていた方ですので働く者の気持ちも十分にわかっておられる方です。電力のみならず労働界として今後に多いに期待できる方です。
ご理解いただき応援してくださいました方々には心より感謝申し上げます。

◇◇平成25年9月議会がはじまります◇◇

○9月2日より平成25年度第三回定例議会がはじまります。

・議員になって以降、毎回一般質問をして参りました。北八王子駅とその周辺環境の改善や車歩道境の段差解消など、言い続けてそれなりの成果を得たものもあれば、未だに全く進展しない項目もあります。

・北野駅周辺や八王子球場周辺にて既に施工されています。

・成果として上がっていないものの一つに「街路樹の基本計画策定」があります。八王子市内の道路には至るところに銀杏やケヤキ、ハナミズキなどの街路樹が植えられていますが、植樹の際に樹木の選定をする基準がないため経年により巨大化した樹木が生活や交通、ライフラインなどに支障となるケースが多く見られます。これをある一定の基準を設けて街路樹の選定から管理までを実施する基準を制定したいと考えています。 先日は万葉けやき通りの沿道にお住まいの方から大きくなり過ぎたケヤキの相談もお受けしましたが、何らかのルール作りが必要だと思っております。またこれから台風のシーズンを迎えると倒木も気になるところです。
この件を中心に発言をしてみたいと考えています。

◇◇一連の選挙を終えて思うこと◇◇

○昨年暮れの衆議院議員選挙から始まり、6月の東京都議会議員選挙、7月の参議院議員選挙と大きな選挙が終わりました。結果は皆さんが知る通りですが、私なりにいくつか思うことがありました。

・投票率はどの選挙も前回を下回りました。「選挙に行っても、何処の政党がやっても何も変わらない」「政治に期待する気にならない」など選挙に行かない人たちは政治に対して無気力といった理由を述べているようです。小泉人気や民主への政権交代など世の中が政治に大いに期待した時期があり、その都度期待を裏切った結果かと思いますが、それでも規定数の議員は選出されますし、その議員たちが決めた事で世の中が動くのです。そう考えると選挙という制度に変わりが無い限りその権利を安易に放棄する行為は良くないと思います。

・何の対案も示さずに暗に原発反対だけを言っていて当選したのは共産党と山本太郎氏だけでした。安易に耳障りのよい言葉を並べてもそれが実現可能かどうかということを有権者の側では多くの方が理解していると感じました。冒頭にも述べましたが日本のエネルギー政策は喫緊の課題ですので、政治の具にされず冷静に正しい議論に基づき方向性を示すべきものです。

・どの選挙でも民主党は大敗し新勢力も伸びませんでしたが、候補者個人を見ますと概ね仕事を忠実に履行していた方は政党に関係なく当選しています。

・日本人は騙されやすいし忘れるのが早いなどと言われますが、こういった一つ一つの事象を見てみますと有権者は案外冷静に世の中を見ているのだと思います。このことを肝に銘じて政治に関わらないと次こそ本当に有権者に愛想を尽かされる、政治というものが何なのかという原点をもう一度深く考えてみる必要があると思っております。

相沢こうた
八王子市議会議員