八王子市議会議員

相沢こうた

KOHTA AIZAWA

エネルギー関連
VOL.16

【原子力発電2】
~原子力発電について・原子力発電の仕組み~

◇原子炉で発生する熱で蒸気を作り、その蒸気でタービンを回して発電します。火力発電所で石油や石炭を燃やすボイラーの部分を原子炉に置き換えたものです。
原子炉とは核物質をコントロールしながら発生する熱エネルギーを取り出す装置のことです。
日本で使用している原子力発電所の原子炉には 沸騰水型原子炉(BWR) と 加圧水型原子炉(PWR) の二種類があり、これをまとめて 軽水炉(LWR)・・水を使うタイプの総称・・と呼びます。沸騰水型と加圧水型は原子炉の基本的な構造は同じです。
設備上の大きな違いは、沸騰水型は現炉の中で直接蒸気を発生させるのに対して、加圧水型は炉内の圧力を高め冷却水が高温でも沸騰しないよう(圧力を掛けることにより物質の沸点や融点を変化させることが可能です)にし、蒸気発生器を使って炉心を流れるのとは別の水で間接的に蒸気を発生します。

○沸騰水型原子炉(BWR)・・東電タイプ
原子炉で水を沸騰させ、発生した蒸気で直接タービンを回す構造
日本国内の50基のうち26基がこのタイプ

○加圧水型原子炉(PWR)・・関電タイプ
原子炉の圧力を沸騰水型の2倍程度高めに加圧してあり、原子炉は冷却水を蒸気にすることなく高温にする役目を果たす。この高温高圧の熱水を熱源として蒸気発生器にて蒸気を発生させてタービンを回す構造
日本国内の50基のうち24基がこのタイプ

◇使用燃料はウラン235です。
ウラン235 1グラムと同じエネルギーを得るためには、石油では2000リットル、石炭では3トンが必要となります。

相沢こうた
八王子市議会議員