元対馬市議会議員

脇本ひろき

HIROKI WAKIMOTO

脇本ひろきの政策
VOL.2

脇本啓喜 議員活動報告会(後期2年間分)

<下地区>とき :平成25年4月19日(金)19時から
ところ:対馬市交流センター3階 視聴覚室
<中地区>とき :平成25年4月20日(土)19時から
ところ:峰地域活性化センター2階 会議室
<上地区>とき :平成25年4月21日(日)15時から
ところ:上対馬総合センター2階 視聴覚室

対馬市議会議員に初当選させていただいて、早いもので任期満了を迎えようとしております。
3年目からは産業建設常任委員会と国県道路整備促進特別委員会の二つの副委員長を拝命し、より一層議員活動に精励することができました。これも偏に市民の皆様や先輩議員方をはじめ多くの方々のご支援ご指導の賜物と心より御礼申し上げます。

本稿では、前回市議選前に皆様にお届けした政策目標「対馬近未来予想図」の達成に向けてどのような活動を行ったか(前回報告会版はHP「政策」欄を参照)、主に前回報告会以降に実施した一般質問をベースとして項目ごとにご報告致します。また、上記日程で議員活動報告会を開催します。ご多忙とは存じますが、市政への関心を深めていただき、市民協働のまちづくり実現に向けて、皆様の貴重なご意見をお聞かせ頂きますようお願い申し上げます。

《ご案内》 ホームページは「脇本ひろき」で検索。当選直後の議会を除く15回連続実施した一般質問は、対馬市HP市議会⇒一般質問一覧表で検索。また、フェイスブックも始めていますのでご覧ください。

1.「対馬島内の均衡のある発展の実現に努める。」

※比田勝港を国際線、厳原港を国内線の中心とする旨の合併時指針の早期実現を図る。

23-6議会
◎大亜高速海運の突然の運休から再開に至るまでの経緯について以下の市の対応を批判。
①初予定ビートル比田勝寄港の頓挫②対馬国際ラインに大亜高速海運代理店の安易な再引受指示③大亜会長会談後市長自らJR九州高速船㈱に出向かず④新聞で初めてCIQが運航再開を知る市の怠慢対応⑤市が厳原のみで比田勝港ではセレモニー未開催
◎対馬国際ライン解散に向けての進捗状況について、更に9月議会で解散後の後継代理店の育成について質問。
◎大亜高速海運以外の定期航路開設に向けた折衝状況、9月議会でJR九州高速船㈱との連携について質問。

現状:21-11議会で先ずはビートルが釜山-比田勝間を就航すれば観光客が激増するとし、早急な交渉を市長に要望⇒市長は実現に否定的⇒震災の影響で市が無作為のうちに3社乗り入れ⇒昨年度は15万人の交流人口達成⇒市の見込み違いが露呈。

現状: 3年半も前から指摘していた国際ライン解散は8百万円もの未集金を残し解散し民間会社に引継いだ。市の指導不足が露呈。

23-9議会
◎比田勝港開港促進事業について、先ずは比田勝港CIQ常駐の実績づくりに向けて、宿泊施設の充実支援と8の字回遊ルートの構築を提案。出入国審査ブースの増設、狭隘待機スペースの拡幅、国際ターミナルの新築及び周辺整備を要望。

現状:比田勝港国際ターミナルは市長選時も大改修止まりの見解を、脇本主張の新築に転換現在進行中。CIQ常駐と開港促進に期待。

※高速船の休航・フェリーの老朽小型化による北部地区住民の不利益解消を図る。

1) 住民の交通利便性の確保策

23-5月
◎壱岐日日新聞にトリマランの詳細資料を請求し、調査研究。その後も、乗船経験船長、有名船舶設計者にヒアリング。

23-東京出張
◎国交省海事局次長と面会し、混乗特区申請の調査研究。その後、げんかいリプレイス等の調査も継続中。

現状:トリマラン導入は進捗なし(JR九州高速船㈱が検討中?)、ヴィーナス繁忙期比田勝港延伸廃止に関する調査は継続中。

2) 物流大改編による経済浮揚策

23-5東京出張時
◎原発事故による韓国向け水産物放射能検査義務化を県議から情報入手⇒市長の迅速な対応もあり早期解除実現。

23-9議会
◎西泊湾内に保税蔵置場の整備、舟志港等の木材貿易拡大に向けた環境整備も必要と提案。

24-1沖縄政調
◎沖縄振興特措法に基づく自由貿易地域(FTZ)における貿易振興を調査研究。
①沖縄FTZは規制が多く特措法をもってしても貿易拡大の障壁は高い②比田勝港を貿易港へ成長させる計画策定が喫緊の課題(国境離島特措法制定を国に要望し、釜山港のサテライトポートとして高付加価値加工貿易の環境整備が重用。)⇒昨年1月長崎県地方港湾審議会で釜山航路増便に対応する厳原港を拡充が承認されたが、未だに旅客対応にしか目が向けられていない。

2.「高レベル放射線廃棄物最終処分場をはじめとする核関連施設の島内設置に断固として反対。」

23-3.11以降
◎福島第一原発事故以降、対馬における誘致話は収束したと思われる。岡山県石尾氏等との情報交換継続中。

24-10
◎NHK核のゴミ最終処分場誘致ターゲット地域の現状取材記者の現地取材対応⇒翌年2月放映。

3.「対馬の特性を活かせる産業を発掘し、育成することで雇用の維持拡大を図る。」

※核関連施設の誘致による補助金よりも、対馬の特性を活かした地道な島興しを目指す。

23-9シンポ
◎「漂着ゴミの再資源化シンポジウム・公開実験」で、対馬の漂着ゴミ問題の現状と国県の処理責任の自覚を促すことを報告。また、厳原港で、発泡スチロールの減容化と神戸大学の演習船で搬送した小型油化装置の公開実験を実施。

24-1沖縄政調
◎上海航路開設にあわせた県の市中免税店拡大計画について、本市への導入可能性を現地で調査研究。
①既存の店舗の売り上げ拡大は厳しい②サンプル販売主体では苦戦必至③国外に限らず免税品を県外へ持ち出し可能な那覇空港だから市中免税店は成立④おもろまち規模のDFSにすれば、仕入先の利益が上がるだけで、商店街には僅かな効果しか期待薄。

24-5東京出張
◎海士町「離島キッチン」、用賀商店街「田舎のごっつお」等他の離島自治体の東京進出状況を調査研究。

24-6
◎「海のエコラベル説明会」(佐須奈)参加。トレーサビリティーの重要性を再認識。

24-7産建所調
◎上対馬地区有害鳥獣被害調査を実施し、西泊地区権現山をモデル地区に指定し、駆除することを決定。翌3月実施。

24-9議会
◎8月末に東京都内高級マンションで対馬の特産品や歴史や自然をPRするイベントを対馬から一人も上京せず開催。
在京対馬出身者有志が、フェイスブックを媒体に大勢参画。在京対馬出身者と対馬ファンによる新たな取り組み開始。
◎農水省関連業界紙から広告料30万円で、東京ビックサイトでのイベントブース(1日約15万円相当)を無料で提供するので、3ヶ月各3日間程度対馬の宣伝をとの提案を市に取り次ぐ。⇒零細水産加工業者に東京進出のチャンスを提供することが重要と説得するも、市は理解示さず、バーター契約として拒否。

24-11長崎出張
◎日本マリンエンジニアリング学会の臨時小委員会に、副議長・厚生常任委員長・市民生活部長に同行いただき出席。今後の対馬市の漂着ゴミ問題解決に向けた提案を受け、協力体制を構築。(地元県議も遅れて合流)

24-11産建政調
◎河津造園(株)木くずリサイクルセンターを訪問し、木質チップ、ペレットの生産工程及び利用・販売について調査。
①二酸化炭素排出削減クレジット制度の対象、再生エネルギーの活用拡大②割高な燃油の代替燃料③廃熱を椎茸乾燥に活用可能④建築廃材の地廃地消の促進⑤おが粉生産をし、キノコ栽培の材料として利用可能⑥林業の活性化と雇用の維持拡大
◎熊本城のエントランスにあたる「城彩苑」建設費及び運営費に採用されたPFI方式の対馬における導入可能性についての調査をヒントに、漂着ゴミ産廃業者を含めたPFI方式による地廃地消処理システムの構築に向けた調査研究中。

24-12議会
◎《流木木炭化と漂着発泡減容化のコラボ》システム等『地廃地消』を促進する漂着物の島内処理完結型モデルを提案。

※基幹産業である水産業を再興すべく、破壊的漁法船団の実効のある規制実現にむけて、地元選出県議・国会議員の協力を得て操業区域の後退・魚種制限の厳正化を迫る。

23-7磯焼講演会
◎NPO森里海再生協議会に主催を依頼し、鉄炭団子による磯焼け回復で著名な杉本氏講演会を開催。
(全島の漁協や小中学校に依頼しカイロを大量に回収できたが、カイロは現在まで未活用、活用を模索中)

23~24
◎ヨコワ稚魚漁を佐須奈漁協に仲介⇒地元漁師の新たな所得増、漁協の手数料増額に貢献。(石油店等にも)

23~進行中
◎対馬産養殖マグロの韓国向け航空機による輸出、福岡経由の中国向け輸出に関係。⇒既に出荷中。

23-12議会
◎「大中まき網操業規制等を求める意見書」を所管の産業建設委員会から議会に提出し、全会一致で可決。

24-6議会
◎韓国向け水産物輸出時の放射能証明書の添付と他所蔵置手続き厳格化への対応について質問。

25-3議会
◎対馬市がイニシアチヴを取って国境離島自治体に絞ってのフェイスブック通信販売展開を提案。

※顧客ニーズに対応した観光事業の展開を計画的に執行する。

23-11産建委視察
◎観光客向けWi-Fi環境整備を県に要望⇒市内多くの観光スポットにH24年度補正予算で設置決定。

従来より継続
◎観光バスのスムーズな離合を図るよう要望(烏帽子岳、豊砲台入り口)⇒H24年度補正予算で整備決定。
◎ボランツーリズムの普及に向け、島内外と海外も含め同士を募り展開を模索中。

4.「住民自治理念の譲成、普及に努め老若男女が協力し協働創造型まちづくりへの転身を図る。」

※各種ボランティア団体等のネットワーク化を図り、負担と充実感の分かち合いを推進する。

23-5東京出張
◎公明党遠山代議士と面会。海岸漂着ゴミ問題について対馬の現状を説明。基金と要綱の乖離是正を要望。

実施:遠山代議士より当該国会会期中に政府へ質問いただいた。

23-6
◎あじさい祭前のイベント会場周辺海岸清掃へのNPOの参加を仲介。⇒十数名の参加を得る。

23-9長崎出張
◎「漂着ゴミサミットin長崎」に参加。県内ボランティア団体と懇親を図り、情報交換。

24-1沖縄政調
◎沖縄県では漂着ゴミ問題に関して、離島のNPO等が参画して官民共有のプラットホームの構築に取り組んでいる点、NPO等に対する支援の現状についてノウハウを現地で聴取。

24-4
◎谷川代議士にNPO2団体と市役所を交えて漂着ゴミ問題について要望。

24-9
◎「対馬市島おこし実践塾」傍聴。全国から参集した優秀な受講者に刺激を受けた。

◎25-3議会
◎民間団体と行政が協働で(「ふるさと清掃運動会(会長王貞治氏)」参加予定)今夏に開催する漂着ゴミ問題関連イベントに対する市役所の支援について、代替予算で対応が可能となればとの条件付で、予算措置も検討するとの回答得る。

5.「子供の健全育成・生活弱者の支援に注力し、豊かな教育・安心な福祉の充実発展に努める。」

23-6議会
◎緊急災害時の対応について区長や地域マネージャーの協力を求めることを提案。
①避難ルート・場所の市民への周知徹底し、地域で避難訓練をするなどマニュアルの再点検②緊急告知システム(有線)使用不能時の告知方法について、防災無線放送の難聴地域解消を図ることを要望

23-9議会
◎幼稚園図書費を備品購入費から独立した費目として新設することを再要求し、次年度当初予算で図書費増額を得た。

24-4区陳情
◎クリーン作戦時に発生する土砂及び雑草の処分場所確保についての要望書を作成し提出。

24-12議会
◎人口減少鈍化策特に子育て支援策について、子育て世代にフェイスブックであるいは直接ヒアリング等を実施。出生率は上昇しても子どもの数が減少している現状分析を行い、具体的対応策を提言。
①子育て支援策パンフレットを作り、対象者への周知に努める②旧上対馬町役場跡地を整地して遊び場に開放③認定こども園建設前に、橋梁改修または早急な橋の架け替えもあわせて要望④産婦人科非常設後の緩和策でも不安⑤医療費や薬代の補助を維持拡大 ⑥高齢者支援を地域の方で担っている『よっていかんねえ』の次は、子育て世代を支援する事業を支援要望

24-12議会
◎人口の社会増促進に向けた具体的対応策について提案
①対馬に残りたいという子どもに目標を示すこと②自衛官を退官後に予備自衛官として受け入れ、訓練と対馬の課題解決につながる仕事(現代の屯田兵制度事業)を防衛省に働きかけること

25-4市民要望
◎市の公園の整備及び管理(鹿の糞)対策を、管財課や有害鳥獣対策室に要望中

※対馬ではPTAのAはエリアのAと認識し、子供はもちろん教職員の地域活動への積極的参加と地域住民の学校活動への支援を勧奨し、地域と学校による共育体制の構築を目指す。

活動状況
◎平和学習参加、少年の主張大会出席、中体連行事出席、対馬市中津川市交流事業への参画等。

24-3授業参観
◎私自身が複式学級の経験が全くないため、複式学級の授業参観を実施後一般質問。

24-3議会
◎学校統廃合により生じるデメリット解消・緩和策について質問し以下の点を要請。
①統廃合による地域と学校の関わりの希薄化を防止するための企画や支援 ②統合校対象のPTA関係者の負担は大きく市教委の更なる支援を要請 ③地域マネージャーの関わりの必要性、島外出身教職員への対馬に関する研修会の設定 ④統廃合する学校間における教職員異動について配慮
◎複式学級教育の学習環境改善策として、県費以外に市の単独予算を支出による加配対応等の支援を提案。
◎スムーズな統廃合に向けた具体的な取り組み改善策を提案。
①統廃合の際、PTA関係者の負担は大きいため、市教委及び地域マネージャーの更なる積極的支援を要望 ②統廃合学校間における教職員異動の配慮を要望 ③地域と学校の関わりの希薄化を防止するため、子どもと地域住民の交流企画や支援等、統廃合後も対馬ではPTAのAはエリアのAだという子育て環境の維持を要望
◎市内小学校の4分の3に複式学級がある。複式学級教育の学習環境改善策に向けて、県費以外に市単独予算を支出しても特に複式制限枠一杯のクラスや飛び級複式クラス等への非常勤の複式支援教諭を加配対応する等の支援を要望。
◎看護師資格を要する等の介助員は、学校ではなく教育委員会主体での積極的な募集を要望。

24-6議会
◎『羽ばたけ!対馬っ子基金』の概要とその進捗状況について、スポーツ振興に特化した基金ではなく、子どもたちの育成全般に寄与する基金とするよう要望。(対高韓国語コース卒業生の島内採用支援等)

24-10
◎閉校が迫る佐護小中学校体育館の十数年間続く雨漏りの補修を要望。閉校後地区に管理委託するにしても補修後に委託するのが当然。ましてや、雨漏りの中傘をさしての閉校式はあまりにも酷い。⇒閉校式前に応急処置済み。

25-2
◎昨年の厳原公演に続き、雲仙市知的障害者プロ太鼓集団「瑞宝太鼓」公演をサポーターとして支援し、好評を得た。

※国際友好都市にふさわしい、広い視野を持った平和・歴史教育の普及に努める。

24-1沖縄政調
◎沖縄の戦争の歴史が残される観光地を視察、今後は対馬を平和学習の聖地としてのPRを図りたい。

24-5
◎日露海戦追碑建立記念式典参列。野田かつひこ(歌手)招聘。ロシア兵遺族来日の支援をするも叶わず。

25-3議会
◎韓国盗難組織による「仏像等返還問題」に係る対馬市議会独自の早期返還要求決議に賛成。
◎「日韓海底トンネルの早期実現を求める意見書」については、産業建設委員会では反対するも可決。
◎ちんぐ音楽祭は、有名歌手が来島しても、2千円のチケットが売れ残る状態。国境マラソンは参加費がそれより高いが島内参加者が増加している。ちんぐ音楽祭は、当初の日韓友好醸成という目的は達しており、更なる発展的目的を掲げる等の工夫をしない限り、継続開催は検討すべきと提案。

従来より継続
◎平和学習に地元の大事故である「珠丸沈没海難事故」を取り上げることを提案中。

※病院・診療所体制の維持・存続。および介護支援体制の充実に努める。

21~24
◎23年上対馬病院病院内研修会で、入院前の要支援初期の支援者に対する研修や講習が本来必要と提案。

23-9議会
◎診療所の電子カルテ化に関連し、医療クラウドの活用検討も提案。

23-12議会
◎新病院建設計画迄の経緯を整理し、今後建設は益々困難になるため計画続行を市議会で改めて承認したと説明。
①統合新病院建設計画撤回は、対馬の医療崩壊に直結しかねない②3病院存続は不採算地区病院への特別交付税の交付要件外となる危険あり③中対馬病院の新築は、大震災復興予算が優先される中、期待できない
◎新病院建設の目的とメリットと、統合後のビジョンについて確認。
①新統合病院と上対馬病院、診療所の機能分担と島内医療機関間島外医療機関間連携強化②医療従事者の安定的確保に向けた取組み状況と公舎整備③安定経営に向けた取り組みと、公立医療機関の果たすべき役割

24-1沖縄政調
◎離島県沖縄の医療従事者確保に係る取り組み状況を調査研究。一次医療圏から二次医療圏の搬送システムや、ドクターヘリを活用した三次医療圏への救急搬送の現状を調査研究。

24-3市長選後
◎上対馬病院産科非常駐に伴う、不利益緩和策の検討を要望、度重なるトレース後10月に不十分ながらやっと対応

24-3議会
◎統合新病院開院後の対馬いづはら病院を、医療介護等の複合施設へ転換する件の進捗状況について質問。

24-10
◎上対馬総合センターで開催された、在宅で介護をする家族向けの研修会に参加。

24-12議会
◎一般会計からの国保繰り出し金の増加は現状では仕方ないとしても、今後の対応策について質問。翌3月議会で、市長から、都道府県単位への移行について県と国に働きかけている旨の答弁を得た。

25-3議会
◎島内医療・介護サービス体制の整備について質問。公的病院改革ガイドライン抜粋【公立病院の役割は、地域に必要な医療のうち、採算性等の面から民間医療機関に提供が困難な医療を提供すること】を踏まえ、限られた財源を有効に活用するために、行政と議会は離島へき地医療のあり方を真摯に調査研究し、改革すべきと主張。
①医療従事者人材育成及び確保を図るため、合併以降の医師に特化した修学資金支援制度に、看護師等を復活②島内の中学高校で、医療従事者確保に向けて、地域医療の重要性を伝えることを目的に出張授業を提案③巡回診療車両導入についての検討④『在宅医療』や『在宅介護』強化に対応する主要事業の早急な追加を提案
◎要支援者または次期要支援者の所在把握、情報を集積し、活用できるプラットホームの構築が、先ずは必要だと提言。
◎厳原市街地活性化のためにも、対馬いづはら病院を在宅医療支援拠点施設とする「ケアタウン構想」の検討を要望。

※子供と高齢者の生活圏内移動手段の確保に向け、官民一体となった取り組みを推進する。

24-9議会
◎市民の島内移動手段の確保と、地域間格差是正について質問。
①いわゆる交通弱者、とりわけ通院患者の島内交通手段について整理
②合併後の外出支援サービスにおける地域間格差はあまりにも酷い状況のまま放置され、入浴サービスもやはり厳原地域に限定されていると指摘③安易なサービス基準の格下げや、全廃を行う前に、事業の必要性や効果を真摯に検討し、適正なサービス基準を早急に設定すべきと要望
◎既存の福祉や医療施設等が保有する高機能福祉車両の有効活用という観点からも要支援度が高い方を、また、要支援度の中程度以下の方については、介護タクシーや福祉有料運送事業者に、それぞれ事業として成立する程度の公的支援を導入して、サービスの充実を図りつつ民間事業者へと事業主体を移行させる住み分けも早急に検討する必要と指摘。
◎健常交通弱者への日常生活移動支援策について、厳原~鶏知市街地間のシャトルバス運行等中心市街地の交通アクセス充実施策と、益々格差が広がる交通空白地の交通アクセス充実施策のバランスへの配慮も要望。
◎高齢者の買い物難民(フード・デザート)対策についても、関係部署で連携をとり早急な対応を要望。

現状:24-3
市担当課に市内の福祉施設の福祉車両保有状況を調査を依頼、「今後は、通院介助、移動支援が利用できない地域を外出支援サービスでカバーできないか、また、市の事業から民間のサービス事業所へ事業主体を移行することにより、地域格差が解消できないか、関係者と協議を進めていきたい」と謳っているが、市長はコミュニティバス一本やり。きめ細かな対応は期待できない。

6.その他

☆市議会改革(市議会軽視の改善)

23-6議会
◎議員報酬を日当制する議案については、議運・本会議とも反対。しかし、以下の意見を提案。
①会派または個人で年に最低1回は活動報告会を行う。②常任委員会政務調査報告を本会議で行う。③報酬審議会の開催を市長に要請する。④対馬新聞社に対し、誤った報酬額の訂正及び謝罪記事を要求する。

24-3議会
◎市長の市議会に対する姿勢について改善要求
①市政重要案件については特に、市長の議会への速やかな情報提供を要望②議会議事録検索システム採用による市政や議会活動に対する市民の関心や理解を深める

24-6議会
◎議長や各会派の会長に議員定数等調査特別委員会立ち上げを促し、本会議で特別委員会設置決定。

24-7~8月
◎議員定数調査特別委員会で、定数18名に削減、報酬審議会開催、第三者の委員会出席を求めるも全て叶わず。

24-9議運~
◎議会の議決を要する事項について、市長部局のなるべく少なくしたいとの抵抗に強く反発。行政が策定する2年以上にまたがる計画全件についての議決の必要を要求中。

25-3議会
◎委員会活動等必要な旅費及び島内宿泊費の予算化を要求。

☆市役所の業務刷新(市役所内部の組織改革と意識改革)

24-3議会
◎第1次対馬市総合計画後期基本計画の促進に向けた改革案を提案。
①後期基本計画の取り組み体制について、最重要事業を数事業に絞り込んだ上で、PTを結成しそのチームリーダーには課長補佐や係長クラスを抜擢することを提案②事業計画の進捗状況を把握することが重要。最重要事業PTに議会で事業のグランドデザインの説明を求める。進捗状況を把握する際には、議会や専門家あるいは利害関係者いわゆるステークホルダーも参画できるシステムを構築すべき。24-6議会でロードマップ提示を要求。

24-9議会
◎5つの循環システムの取り組み体制に及び進捗状況の公開を要望。

現状:
脇本が24-3議会で提案した組織体制に近い形の組織となった。9月議会直前に当時の政策官から市広報やCATVにて詳細に周知する旨の約束をもらったが、未だに組織体制も進捗状況も公開されていない。情報発信促進担当部署としての自覚を求める。

市議会議員が報酬に見合った活動をしていないと市民が感じているのは、活動を市民に知らせる努力が市議会議員に不足しているからだと反省しています。しかし、生意気なようですが、市民も市議会議員がどんな活動をしているのか知ろうとする意識が不足してはいないでしょうか。議員の普段の活動に興味を持たれましたら、「脇本ひろき」ホームページ活動報告をご覧いただければ幸甚に存じます。

過去の履歴

VOL.1(脇本啓喜 議員活動報告会 前期2年間分)

脇本ひろき
元対馬市議会議員