大津市議会議員

藤井哲也

TETSUYA FUJII

藤井哲也議員へのインタビュー

藤井哲也大津市議会議員(滋賀県)へ、平成24年4月4日にインタビュー取材をさせていただきました。

内容は以下の通りとなります。

藤井哲也議員

国政との違いについて(有権者が地方議員に期待されている事柄)

2000年の地方分権一括法施行以降、平成の大合併や、小泉政権の三位一体改革、そして昨今の大阪都構想や道州制など、これまでの中央集権型政治から、「地方でできることは地方で」「民間でできることは民間で」と、政治行政を取り巻く環境は着実に地方分権、地域主導、民間活用が進んできています。

これまではお上のいうことを聞いて卒なくこなすというのが地方行政であったわけで、ひも付き補助金に代表されるようにいかに補助金や交付金をお上から分捕ってくるのが地方政治家、地方自治体の役目だったと思います。

しかしながら、そうした時代は終わろうとしています。今後は地方議員には、地方自治体の行政マンの政策立案を市民の目線からサポートし、監視し、情報発信し、必要があれば条例制定するという役割が求められていると思います。

大津市で今、一番問題だと思われる事

市職員が、「市民ニーズの把握力、そのニーズを政策にする能力、政策をきっちりと推進する力」を持てるように人材育成を行うことだと思います。これからは都市間競争のなかで優位を保つことが、基礎自治体財政を健全に保つために重要になってきます。地域の方がどのようなニーズを持っているのか、そうしたニーズを満たすため、税金のバラマキではなく、税収増加のための投資的政策として形成できるのか、そして政策を着実に実行できるのかが大切です。

その問題に対する具体策

まずはきっちりとした「職員それぞれの能力や成果が、給料や任用に反映されるような人事制度」を構築すべきであります。そのために、大津市議会ではほぼ毎回、人事制度に関する提案や情報提供、進捗確認を行っています。また、先進的な人事制度を運用している自治体や民間企業への行政視察を定期的に行っており、大津市民にとって最適な市職員人事制度になるよう情報収集と分析を行っています。

有権者に対する議員活動報告について

毎議会の報告は会報誌を作成し、駅立ちで配布したり、新聞折込で行っています。日々の活動状況についてはブログ、フェイスブック、ツイッターなどを用いて情報公開を行っています。

若い有権者にもっと政治に興味を持ってもらうための工夫

若い議員が多く生まれることが一番必要だと考えています。60歳の議員の先生がいくら20代の若者に「政治に興味を持たねばならない!」と叫んだところで、なかなか伝わりません。20代の若者に政治の大切さを知ってもらうためには20代の方が政治家になって訴えるのが一番だと思っています。私も若者が滋賀県で政治家になれるよう、政治の勉強会や、銃砲交換のための懇親会を行っています。

支持者へのメッセージ

大津市にある比叡山延暦寺は最澄が建立しました。その延暦寺根本中堂には「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」という文言が掲げられています。私もこの言葉が好きです。つまり、「一人ひとりが自分の周りを照らす。これをみんなが行えば、きっと世の中は明るくなる」という意味を含んでいます。私は世の中を明るく、笑顔あふれる社会にしたいと小学校から思って生きてきました。いまは議員として少しでも社会のために役立つことをしたいと考えています。まだまだ若輩者ではありますが、ぜひ皆さまからの御支援をいただいて、その御支援を集めて社会を大きく変えていくことができればと念じています。どうぞ今後ともよろしくお願いしたく思います。

藤井哲也
大津市議会議員