石井くにのり (いしい邦典) 町田市議会議員

石井くにのり議員へのインタビュー

石井くにのり町田市議会議員(東京都)へ、平成28年5月25日にインタビューをさせていただきました。

内容は以下の通りとなります。

町田市で今、一番問題だと思われる事

石井くにのり議員

記者 町田市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。

石井邦典議員 町田市だけの問題ではないと思いますが、なんでも公費で取り組む今の世の中の仕組みです。これを改善するために自分の最重要政策課題として取り組んでいることは、文部科学省の持っている家庭教育支援事業ですね

その問題に対する具体策

記者 現在、石井市議がその問題に対して具体的に取り組んでいる事があればお聞かせください。

石井邦典議員 私はもともと、ボランティア団体や児童館、高齢者デイサービスや特養の現場職員、障がい者総合支援事業所の施設長のような福祉や地域の最前線で活動してきました。こういった現場で一緒に活動してくださっている地域の方達、中でも特に女性はだいたい共通点として子育て経験のあるお母さん達という事に気づきます。
この子の将来を守りたい、この子の周りの子たちの将来を守りたい、この地域の子どもを守りたい、この地域の方を守りたい、と子どもに関わりながら親も一人に人間として成長し、地域を支える方はこうやって増えて行くと思います。
今、保育園を沢山作っている中で保護者の子育てに対する捉え方が急激に変化していると感じます。私は改めて子育てを楽しみ、人と人とが繋がれる環境を作りたいと思っています。

今の子育ては孤独になりがちです。とはいえ大家族が今の時代に合っているとも考えていません。そんな中で先輩お母さんが後輩お母さんをサポートしていく事業が家庭教育支援事業です。内容が判りにくいと思いますので少し説明すると、最初は気軽なサロンで集まり子育てのぐちを吐き出し、共通の思いがある方で集まり学習会を行うようになり、問題意識が高まった際には家庭教育支援チームのような組織化を行い、このチームは虐待やネグレクトのような課題のある家庭に訪問してグチを聞いてあげる、大雑把になりますがこのような流れを持つ事業です。
文科省は家庭教育支援事業の実効性を高めるために中学校区に1個ずつ家庭教育支援チームを作っていこうという取り組みをおこなっていますが、町田市は公民館1か所でしか行っていませんでした。42万人都市の町田市には中学校が20校あり、公民館が1つしかない現状では意識の高いお母さんだけしか参加せず本来の目的とかけ離れている状態でした。そこで議会でこの形を改めるよう訴え、各地域の普通のお母さんが、楽しみにして集まってこられるようなプログラムにして、市内各地域の実情に合わせて落とし込む、という形を公民館の職員や地域ですでに活躍されている方の力を借りて取り組んでいるところです。

追加になりますがお母さんだけでなくお父さんも子どもを通して地域に関わってほしいと思います。企業では退職3年くらい前からセカンドライフのプランを立てさせるところが増えてきていると伺っています。しかしそれでは遅い、例えば育休を保育園に入る前の数週間・数日だけでも子どもの面倒を見て欲しいと思います。私も1歳の娘を連れて公園に行くと娘に向かって近所の方が声を掛けてくれます。すると次の日近所の方の「いってらっしゃい」という挨拶に「いってきます」と返せるようになります。
子育て中のお母様とお話しして行く中で私が感じていることですが、妻が夫に対して希望しているのは男性に家事を半分やってもらいたい訳ではなく、妻の辛さを理解して欲しい、当たり前のもので済まさずにねぎらって欲しい、そういった気持ちの方が多いように感じます。
子どもの貧困が近年話題になりますが、概ね離婚問題と繋がっていると考えています。夫婦がお互いを大事にできることで子どもは健やかに育ち、子育てを通して親がさらに一人の人間として成長する。当たり前のことですが、自分自身を含めてそのように考えています。

議員活動報告

記者 石井市議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なっていらっしゃいますか。

石井邦典議員 自分の周りの方達とは楽しく集まれる場を少しずつでも作っていくことを大事にしております。また、市議会レベルですと、都心部など駅頭で立っている回数が当選順位に反映すると思いますが、政治家として市民のための活動ではなく、私は自分の就職活動としての側面が強いと思っています。従って私は、回数ではなく、季節に1度、始発から終電までマイクを持たずに皆さんへお声かけしながら、政策レポートを配布させていただいております。その中で、地域の方々が地域課題やいろいろな情報を教えてくださったりします。

若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫

記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、石井市議は何が必要だとお考えですか。

石井邦典議員 投票率というのは、世の中に対する関心だと思っています。単純に若い人達だけが政治に興味がないのではなく、今は世代を通して投票率が低下していると思います。自助共助公助と言われる中で、子育ても高齢者介護も障がい者も、行政がやるという考えで、公助ばかりが進んでいると思っています。基本的に子育てを通して興味が膨らむ事こそ投票率が上がることだと思っています。例えば、お箸の持ち方やおむつの取り方など全てを保育園に任せにしている人は、将来選挙に行こうとは思わないと思います。そして、そういう親の背中を見ているお子さんは投票に行こうという意識は、益々減ると思っています。私は子育てを通して、世の中での動きにまず子育て世代が興味を持つことが大事だと思います。それを見て子どもが育っていき、それが最終的には若い世代の投票率を上げていくことの近道だと思います。