神戸市議会議員

永江一之

KAZUYUKI NAGAE

永江一之議員へのインタビュー

永江一之神戸市議会議員(兵庫県)へ、平成31年1月24日にインタビューをさせていただきました。

内容は以下の通りとなります。

神戸市で今、一番問題だと思われる事

永江一之議員

記者 神戸市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。

永江一之議員 私自身が感じている大きな課題は4点ほどあります。神戸でも3年連続して人口が減少しておりますので、1つは人口減少と高齢化社会の進展ですね。2点目は、阪神淡路大震災や水害等を経験していますので、自然災害の備えと要援護者の避難支援の重要性を感じています。3点目は格差拡大と固定化による児童虐待などへの対応。4点目として、首都圏への若者の流出の対応策として、若者にとって魅力的な仕事づくりが課題だと感じています。

 

その問題に対する具体策

記者 現在、永江市議がその問題に対して具体的に取り組んでいる事があればお聞かせください。

永江一之議員 人口減少や少子高齢化社会の進展に関しては、空き家、空き地問題が表面化してきていますので、宅地の開発やタワーマンションの規制をしていく必要性を感じています。また、古くからの木造密集家屋地域というのは見方によっては交通の便がよく、住みやすいところが多いので、市として中古住宅の再活用の検討も必要だということを訴えております。神戸はもともとコンパクトシティですが、更なるコンパクト化が必要になってくると思いますので、鉄道駅を中心としたまちづくりや商店街の活性化も考えております。災害については、避難情報の発信の仕方が過去に比べてだいぶ精度が上がってきていますが、高齢化が進む中で、例えば、イエローゾーン全体に避難指示が出たとしても、実際には十数万世帯の避難に結びつかないという状況もありますので、もう少しきめ細かな情報発信方法が必要だと感じています。と同時に地域の助け合いと要援護者の避難誘導の取り組みの重要性や家の中での防災対策強化も訴えております。児童虐待については、検討委員会の副座長として取りまとめにかかわった「神戸市こどもを虐待から守る条例」が今後どのように行政の中で具体化していくのか見守っていかなければならないと思っています。あとは、若者に選ばれる活気ある神戸を回復させるために、市民生活の向上に結び付くような長期滞在型の観光都市を目指し、交通網の利便性の向上についても発言をしております。

議員活動報告

記者 永江市議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なっていらっしゃいますか。

永江一之議員 普段の活動としては、朝、駅に立っています。あとは年に3回前後、市政報告会を開き、年に5回位は封書や折り込み、あるいはポスティング等で発送もしております。

若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫

記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、永江市議は何が必要だとお考えですか。

永江一之議員 一番は教育だと思っております。ずっと訴えていることの1つなのですが、小学校高学年くらいであれば、政策的なことではなく、単純に民主主義とは何か、政治とは何か、という事を学ぶべきだと思います。人を傷つけてはいけないということを教えるレベルで、まずは政治に参加しなければいけない、という事を学ぶことが一番の正しい近道なのではと感じています。

永江一之
神戸市議会議員