松山市議会議員

梶原ときよし

TOKIYOSHI KAJIWARA

梶原ときよし議員へのインタビュー

梶原ときよし松山市議会議員(愛媛県)へ、平成29年10月24日にインタビューをさせていただきました。

内容は以下の通りとなります。

松山市で今、一番問題だと思われる事

記者 松山市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。

梶原時義議員 大型公共工事も務含め、税金の無駄使いが一番の問題だと思います。

その問題に対する具体策

記者 現在、梶原市議がその問題に対して具体的に取り組んでいる事があればお聞かせください。

梶原時義議員 JR松山駅前再開発事業というのがあるのですが、駅舎が非常に古くて、50万人都市にしては非常に貧弱なので、駅舎と駅前の再開発については私も賛成しています。しかし、駅の前後2キロに渡って高架にするという計画なので、その予算が500億円です。1時間に特急が1本、普通列車が上下線で4本、1時間に約5本しか通らない予讃線には高架は必要がないというのが私の考えです。また、今年の愛媛国体までに完成させる予定で工事を始めたのですが、高架にしたがために用地買収等で工事も遅れ、いまだ何もできていないというのが現状です。徳島駅と香川駅も平面で駅舎と駅前をきれいにしていますので、松山駅も平面で充分であるという事を議会等で訴えています。
もう1点の無駄は、西条市にある黒瀬ダムからの松山市への分水問題です。これも20年計画で延びているので、500億円から1000億の予算になるのは間違いないと思います。人口減少により水が足りなくなるという事は全くない、と愛媛大学の学者も言っていますし、データもあります。万が一の不足の際は、淡水技術を活かすことを提案、提言しています。

議員活動報告

記者 梶原市議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なっていらっしゃいますか。

梶原時義議員 年4回の議会終了ごとに、議会報告の「やまがら」という議会報告書を作っています。私は毎議会、必ず質問をするということを決めていますので、その議会での質問を「やまがら」でアップするということをしています。

若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫

記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、梶原市議は何が必要だとお考えですか。

梶原時義議員 全国的にもそうかもしれませんが、愛媛では中学生、高校生が政治に興味を持つという事や集会に行くということを親が止めるわけですよ。子どもたちの将来で一番の責任を負ったり、被害を受けたりするのは子供たちなのに、有権者である親の半分が投票に行かないというのが現状です。今の教育は欧米のように一つのテーマについてディスカッションしたり、お互いの意見を認め合うような教育がなされておらず、一生懸命勉強をして、良い高校、良い大学へ入ってから政治のことを考えれば良いという方向性で、政治に関心を持つなという教育が支配していると思います。情報に流されやすい世の中になっているので、教育の中でディベートを取り入れ、情報に対する見極めができるようないろいろな体験をしていく事だと思います。
また、国家権力を持つ側は権力を行使するために、必ず自分の有利なようにしていきますので、善悪は別で、そういうことが行なわれやすい世の中という前提で、マスコミも議員も市民の立場で権力をチェックしていくことが大切だと感じますね。やはり、市民の立場で物事を考え、格差をなくす思いやりのある子ども教育が必要なのではないでしょうか。

梶原ときよし
松山市議会議員