渋谷区議会議員

斎藤竜一

RYUICHI SAITO

斎藤竜一の活動報告
DRAGON NEWS VOL.20

こんにちは!さいとうりゅういちです!

例年に比べて非常に早い梅雨明けから、記録的な猛暑、また台風が続いて上陸するなど今年も災害の多い夏となりました。特に西日本や東北を中心に豪雨や土砂崩れなど甚大な被害が発生し、また9月には北海道胆振(いぶり)東部地震が起き、厚真町を中心に土砂崩れや停電など大きな被害が出ました。あらためて犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に対してお見舞いを申し上げます。

議会の総務委員長をしていた2年前に、今回豪雨被害を受けた旭川市の視察にまいりました。当時、豪雨などによる水害を少しでも食い止める取り組みをしているとの説明を伺いましたが、報道や関係機関の情報をみると、被害を最小限に抑えられたと推察いたします。ほっと胸をなでおろすとともに、あたらめて日ごろの備えが大切だと実感いたしました。渋谷区でも想定外の事態を起こさないよう、引き続きしっかりと提言してまいります。

区議会では、9月20より定例議会が始まっております。本議会では、条例案のほか29年度の決算を審議しておりますが、来年1月に予定されている新庁舎への移転に向けて、本区が抱える様々な課題についても、議論を続けてまいります。

話は変わりますが、デビュー当時から大ファンのサザンオールスターズが40周年を迎えました。大病を患いながら、還暦を過ぎてもエネルギッシュに活動する桑田圭祐さんが、そのパフォーマンスでたくさんの人々を笑顔にする姿にとても感動いたします。私も身近な方から渋谷区に関わるすべての人たちが笑顔になれるよう、これからも全力投球で取り組んでまいります。

安全な生活環境を守るために!

ご存知の方も多いと思いますが、本年6月「住宅宿泊事業法」いわゆる民泊新法が施行されました。

本区においても8月15日現在、約350件の届け出が出されておりますが、届け出をしない「ヤミ民泊」の実情にも注視していかなくてはなりません。こうした「ヤミ民泊」が潜在化することによる、ゴミや廃棄物の不適正な処理や騒音・治安の問題などが周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、コールセンターによる区民からのクレーム対応や、衛生監視員による巡回調査の強化など、住民の不安の解消と、安全安心な地域の生活環境の確保をしっかりと提言してまいります。

第2回定例議会報告

6月に開かれた定例議会で、区長また4月から就任した新教育長に対して、質問・提言いたしましたので、報告いたします。

渋谷区が現在抱える諸問題、未来に向けた課題に重点を置いて、まず新年度からの組織編成について提言いたしました。新設された人事担当部については、人材マネージメントの強化だけでなく、さらなる行政サービスの向上と職員の持てる力を最大限生かすことのできる環境づくりを要望し、同じく新設された環境政策部に対して、地球温暖化対策と持続可能な低炭素社会の実現を提言いたしました。また、渋谷区では財務部も新設されております。未来に向けた安定的な財務基盤の確立についても、しっかりと提言してまいります。

今年度17億円を超える税収減が見込まれている「ふるさと納税」についても、積極的な解決を図っていくべきとの観点から、「ふるさと納税」で芽生え始めた寄付文化を活用し、渋谷区らしいふるさと納税制度の検討を提言いたしました。

まちづくりについては、現在本区が取り組んでいる協働型プロジェクト「ささはたはつ」(京王線沿線の地域)の推進を要望し、地区ごとの課題については、本町地区を中心とした木造住宅密集地域の根本的な解決、また幡ヶ谷地区での都営幡ヶ谷原町アパート跡地の有効活用、さらに、笹塚緑道の整備や京王線高架下の有効活用を提言いたしました。

教育の分野では、本区が取り組んでいるタブレットを利用した授業のさらなる充実に向け、情報活用能力の育成や校務をICT化することによる教員の負担軽減等の改善を提言するとともに、子どもたちの未来のために全力で取り組むよう教育長に提言いたしました。

その他にも、東京都の受動喫煙防止条例の制定を受けて、今後屋外喫煙が増えた場合に備えて、すみやかに対応するよう求め、また再犯防止に向けた国の取り組みに対しても、保護司の活動拠点となる「更生保護サポーターセンター」を本区にも設置するよう提言いたしました。

これからも定例議会だけではなく、あらゆる機会を通じて様々な課題に対してしっかりと提言してまいります。

福祉保健委員会 行政視察

7月に今任期中では最後の行政視察に行ってまいりました。昨年視察で訪れた尾道市は、今年豪雨による被害が発生しました。大いに参考にさせていただいた福祉施策に停滞が起きぬよう祈るばかりです。

今年度は、富山市・金沢市・長野市の福祉行政の調査に行ってきました。富山市では、富山型デイサービスを中心に視察いたしました。この特徴は小規模・多機能・地域密着をキーワードに、他の自治体の見本になっております。渋谷区でも障がい者福祉がオープンな環境を築けるよう、視察の成果を反映していきたいと思います。

金沢市では、渋谷区でも今後の重点施策であるネウボラ(妊娠から出産・育児までの切れ目のない支援)について視察し、様々な成果や課題を本区の施策に生かしていけるよう検証いたしました。長野市で視察した「認知症初期集中支援チーム事業」も含めて、それぞれの取り組みを本区でも生かせるよう、委員会の中で提言してまいります。

斎藤竜一
渋谷区議会議員