渋谷区議会議員

斎藤竜一

RYUICHI SAITO

斎藤竜一の活動報告
DRAGON NEWS VOL.1

こんにちは!さいとうりゅういちです!

昨年の4月に、地域の皆さまのお支えで渋谷区議会に送り出していただいてから、はや一年がたとうとしております。その間、たくさんの方々から、温かいお言葉、またご指導を賜りました。本当にありがとうございました。

新人の私にとって最初のこの一年は、議会運営・委員会運営などあっという間の一年でしたが、皆様からのご恩に多少なりとも報いることができたのではないかと実感しております。なにより議員としての実力をつけていくことが、お役にたつための一歩と思っております。これからも初心を忘れずにがんばっていく所存でございます。

私は立候補を決意したときに「周りの人たちの笑顔を守りたい」そう思いました。子どもたちやおじいちゃん、おばあちゃんが笑顔で過ごせるまちは防犯・防災にもつながる温かい場所になると信じております。そこで暮らす人たちの顔が見えるということは「あれっ○○ちゃん、今日はお父さんじゃない人と一緒にいるんだね」といった具合に犯罪の抑止につながったり「あそこの家に一人暮らしのおばあちゃんがいるけど、昨日の地震大丈夫だったかな~」と、災害のときなどに大きな地域のちからになると思います。

そんな地域の皆さまのいろいろな声を区政に届けるパイプ役として、毎日大きな目、大きな耳、大きな口で走り回りたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

代表質問について

昨年11月の第4回定例会で、自民党の会派を代表して桑原区長、池山教育長に質問をいたしました。今回の代表質問は議員になって初めてのものでありましたが、ちょうど1週間前に桑原区長より「渋谷の未来に向けて~誰もが安心して住み続けられるまち渋谷~」という今後の渋谷のビジョンが提案された後ということもあり、大変重要な内容の質問になりました。

この計画は「きめ細かく、やさしい福祉区政」「夢と希望の持てる区政」「環境にも心を配り、人の豊かさを育む区政」施策実現のために策定されたものであり「コミュニティの活性化」「教育の充実」「子育て環境の整備」「長寿社会を楽しむ施設・体制の整備」「旧大和田小学校跡地施設整備」の5つの大きな柱から成り立っています。

今回の私は、この計画に対して「コミュニティの振興について」「教育施策の充実について」「高齢社会の課題への対応について」の3点と、11月1日に公表された「絶対高さ制限の素案に対して」の質問、そして、ちょうど新聞紙上などでも大きく取り扱われた「区民菜園整備工事について」のあわせて5点について質問いたしました。

まず、「コミュニティの振興について」ではこの計画に対する財政計画の見通し、そして渋谷区を対象とした住民税フラット化に伴う激変緩和措置が終了したのちにその財源をどのように組み立てていくのか、そして大小合わせて十指に余るプロジェクトに対しての執行体制について質問いたしました。今回の計画では、新橋区民施設、恵比寿区民施設の改築などのほかに、千駄ヶ谷出張所の移転に伴う計画も公表されましたが、現在の原宿警察署の跡地に温水プール、文化・教育・福祉・多目的集会施設を併設する施設を建築するという、区内でもコミュニティ施設の少ない神宮前、千駄ヶ谷、代々木地区にとっては念願がかなう構想であります。

子どもから高齢者の方々まであらゆる世代の方が一緒に利用できる素晴らしい施設にしてほしいと考えます。またその計画において地域の声を丁寧に取り入れてもらいたいと要望いたしました。施設を利用する子どもから若者、高齢者の方たちが、挨拶から始まって少しずつ触れ合っていく、そんな温かい空間ができることによって、地域の防犯、防災にもつながっていけばと考えております。

次に「教育施策の充実について」では、渋谷区がかねてよりすすめている特色ある学校づくりに伴う、本町地区における小中一貫教育、鉢山中学校の理数教育重点校としての整備、そして「教育センター」の整備について質問いたしました。特に小中一貫教育校の開校は、小学校から中学校に移行するときに生じるいわゆる「中一プロブレム」といわれる課題解消にも期待されるものですが、なにより工事期間中の子どもたちの安全確保など生活面、学習面での影響を最小限に抑えるための配慮をどのようにしていくのかが重要と考えます。渋谷区の宝でもある子どもたちの明るい未来のため、細かく質問いたしました。

「高齢社会の課題への対応について」では、今回の計画で示された、特別養護老人ホームの増設について区長の考えを質問いたしました。子育て環境の充実、教育問題と同じように、高齢社会への対応は未来の渋谷に向けて大きな課題であります。ただ施設を建てればいいというものではなく、快適性や、利便性も踏まえた運営を私も考えていきたいと思っております。

絶対高さ制限、区民菜園の質問もあわせて、50年、100年先の渋谷の未来を考え、いつまでも住みやすい、生活しやすい場所であるよう願って質問をさせていただきました。これからも、身近な声を反映できるようがんばっていきたいと思います。

住み良いまちづくり

区議会議員の仕事は、渋谷の今、そして未来を考えていくこともありますが、一番身近な生まれ育った場所から、ひとつひとつ丁寧に要望を伺うことが大事だと思っております。私にとって議会以外での初仕事は、南新宿町会での下水による悪臭の苦情に対応することでした。昨年のちょうど蒸し暑くなる前に「ひどい臭いがするので来てほしい」とのご連絡をいただき、現場の状況を調べた上で、渋谷区と東京都の下水道局にたまった汚泥の処理を依頼いたしました。近辺の方々は、長年悪臭に悩まされていたとのことで、すばやく対応することができてよかったと思います。

また、地域の防犯にもつながる町会掲示板の整備や、悪路や段差の整備など、日常の生活の安全につながることも対応してまいりました。今までお世話になった方々に、少しでも恩返しがしたいという気持ちで取り組んでおりますので、これからも地域の方々の要望に力を尽くしていきたいと考えております。どうぞ、お気軽にお声をかけていただきたいと思います。

区の施設を利用しよう

新人議員にとって、区民のみなさんが日ごろ利用されてる施設をつぶさに見てまわることは、とても大切なことだと思います。たとえば箱根の「二の平渋谷荘」では、階段の手すりに点字の案内が施されていたり、また、最近シニアクラブの方々にも利用していただいている「峰の原青少年山の家」では、バリアフリー対応の整備をすすめていたりと、高齢者の方や、障がいをもつ方に優しい配慮を実感してまいりました。また、「日光高原学園」や「富山臨海学園」では、実際に区内の小学生が利用しているところを視察することができ、改善点なども指摘させていただきました。

文教委員会では、区内の子育て支援施設や、小中学校など20数箇所の視察をすることができ、子どもたちが安全に生活できる環境の提案もしてまいりました。地域コミュニティの活性化や、教育環境の整備のために、これからも自分の目で見て提言していきたいと考えております。

斎藤竜一
渋谷区議会議員