三嶋ひでゆき糸島市議会議員(福岡県)へ、平成29年6月7日にインタビューをさせていただきました。
内容は以下の通りとなります。
糸島市で今、一番問題だと思われる事
記者 糸島市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。
三嶋栄幸議員 大きな課題はあまりないのですが、15小学校区ある内の5校区の人口は少しずつ増えていて、中山間地、海岸沿線のあと10校区は微減で、ゆるやかながらも下降線をたどっています。市内の均衡ある発展を望んでいます。あと個人的に危惧していることは、玄海原発の影響ですね。
その問題に対する具体策
記者 現在、三嶋市議がその問題に対して具体的に取り組んでいる事があればお聞かせください。
三嶋栄幸議員 中山間地、海岸沿線の人口減少地域の歯止めをかけるため、今、定住促進を取り組まなければいけないという事を市に対して強く言っています。
原発に関しては、糸島市は福岡県内で唯一UPZ圏内にかかっていますので、防災対策に重点を置いています。
議員活動報告
記者 三嶋市議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なっていらっしゃいますか。
三嶋栄幸議員 3か月に一度議会がありますので、自分の市政ニュースを8,000部作成し、自分でポスティングしています。1回配布するのに10日程かかり、約120キロ歩きますが、いろいろな方ともお会いできますし、その中で課題も見えてきますので、これからも継続していこうと思っております。
若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫
記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、三嶋市議は何が必要だとお考えですか。
三嶋栄幸議員 大きな話で言えば、今の公選法を変える事だと思いますね。告示日から1週間だけの選挙活動では、誰がいいかわからない、比較ができないというこの制度をなんとかすべきではないかと思います。公選法を変えれば、自分の考えにマッチングした人を選ぶという発想ができるかもしれません。
政治と生活がつながっていることをしっかりと告知しなければ、働き方から税金から年金に至る全ての事が、議会の議決で決定していることを有権者はイメージできず、目の前のことを優先してしまいます。だから、民意の反映も低くなっているのだと思います。
罰金がなくても投票率の高いスウェーデンなどと違って、日本は勝ち取った民主主義ではないので「長いものには巻かれろ」「お上には逆らうな」的な日本人の気質がいまだに残っているからなのでしょうかね。