別府市議会議員

松川章三

SHOZO MATSUKAWA

松川章三議会活動ニュース
第9号

初心

皆さんお元気でしょうか、松川章三です。

新年度になり常任委員会も総務文教委員会から、観光経済委員会(農林水産業、商工業、観光業、別府競輪等)に変わり、心も新たにしているところです。

今、もっとも市民の皆さんの注目を集めている料理体験型施設の、「地獄蒸し工房鉄輪」も観光経済委員会の所管になります。インパクトのある施設ですので、かなり観光客を誘致できるものと信じており、鉄輪温泉の名所にしていかなくてはならないと思っています。

別府市が昔の賑わいを取り戻すために何が必要なのか。何をすればいいのか。今一度原点に立ち返り、任期最後の一年間、必死に頑張る覚悟ですのでよろしくお願い致します。

《平成22年第1回定例会(3月議会)一般質問要旨》

別府とり天、別府冷麺について

【問】 別府市では食の観光推進ということで、「別府とり天」「別府冷麺」を取り上げ宣伝しているが、市民、観光客へはどの程度浸透しているのか。

【答】 とり天、冷麺ともにホームページやマップを作成し情報発信を行っている。また新聞、ラジオ、全国放送テレビ、旅行雑誌等で数多く取り上げられたこともあり、かなり浸透してきている。

【問】 とり天や冷麺の取り組みを始めて、市内関係業者の反応はどうか。

【答】 とり天については、マップに掲載しているお店を対象に、昨年6月にアンケート調査を行った結果、90%以上で効果があったと回答。市外、県外のお客様が増えており、売り上げが5割り増しというお店も多くあった。冷麺についても聞き取り調査を行ったが、県外客が増えている。

【問】 全国的にB級グルメブームであり、テレビ、ラジオ、旅行雑誌等で各地の食べ物が取り上げられ他市も頑張っている。大分県生麺組合が統一ブランドの「別府冷麺」を開発し4月中に販売を予定しているが、今後食品業界でも様々な取り組みを行う動きが出てくるのではないかと思う。別府市としての支援と今後の取り組みはどう考えているのか。

【答】 食品業界が積極的に取り組んでいただくことは「食」観光推進には非常に喜ばしいことだ。別府市としては「食」を生かした観光振興という観点から、観光協会や旅館ホテル組合連合会などと連携しながら、情報誌、テレビ等の取材時の情報提供、イベント等での情報発信などを行って行きたいと考えている。

市内開催イベントについて

【問】 別府市では一年間を通じてたくさんのイベントが開催されているが、主な年間イベントの現状、及び集客力はどうなのか。

【答】 観光まちづくり課所管の主な祭り・イベントの昨年の集客状況は、主催者発表で、別府八湯温泉祭り約11万人、別府夏の宵まつり約9万人、BEPPUダンスフェスタ約2万人、べっぷクリスマスHANABIファンタジア約21万人となっており、合わせて43万人の集客があったと思われる。さらなる集客に向け魅力あるイベント作りに取り組んでいる。

【問】 主なイベントだけでも43万人、年間のイベント開催数は38回にのぼり、集客も多いと思われる。これらのイベント開催の広報はどのように行っているのか。

【答】広報活動については、市報をはじめ、別府市の公式ホームページ、インターネットサイトによる広報を行うとともに、市内の公共施設へのポスター配布、大分県版、九州版での新聞広告を行っている。

【問】「イベントを知らせる広報版がないのでわからない。」と市民によく言われるが、市役所、別府駅、幹線道路等人目につくところに広報版を設置することは出来ないのか。電光掲示板ならなおいいことだが、どのように考えているのか。

【答】イベントの開催の広報版はJR別府駅のご協力により、東側入り口付近の広報版を無償で利用している。電光掲示板は導入していないが、導入の可否について今後検討していきたい。

【問】現在開催されているイベントはどれも素晴らしいと思うが、インパクトや広がりが足りないし、専門的であり、趣味の世界であるように思う。そこで話題性にとんだ別府ならではのイベントとして別府発祥の女性観光バスガイドの全国大会を企画してみてはどうか。

【答】 女性バスガイド発祥の地を生かしたイベントは、非常にインパクトのある魅力的なアイデアであると思う。実現に向けて最大限の努力をしたい。

別府市有料広告掲載について

【問】 自主財源を確保するために有料広告に取り組む自治体が多く見られるようになったが、別府市の有料広告に対する取り組みの現状はどうなっているのか。

【答】 平成18年度から有料広告の募集を開始し、「清掃車輌広告」と「ホームページ広告」を実施している。

【問】 現在の募集の状況と実績はどうなっているのか。

【答】 募集の状況は、清掃車については、3トン車が1台につき年額24万円、3,5トン車が1台につき年額27万6千円、4トン車が1台につき年額30万円、ホームページは全部で15枠募集、1枠1月1万円となっている。20年度の実績では清掃車は1台の契約で27万6千円、ホームページ広告は延べ170枠の170万円となっている。

【問】 現状、募集の枠が全部埋まってないようにあるが、金額的には妥当なのか、また市外からの応募は可能か。

【答】 県内他市を例に見ると、清掃車については大分市のみが取り組んでおり、金額的には差異がなく価格設定は妥当であると考える。ホームページ広告については多くの自治体が取り組んでおり、金額的には幅があるものの、ホームページアクセス月約7万件を考慮すると価格設定は妥当と考えている。広告掲載者については、市内という枠は設けておらず、市外県外から応募を頂いている。

【問】 現状では清掃車とホームページ広告だけのようだが、もっと広告掲載のための媒体を増やすとか、金額面においても検討して見てはどうか。別府市は世界のブランドであり、この「別府ブランド」をフルに活用して広告を獲得していただきたい。他都市も様々な媒体の広告に取り組んでいる。当局の考えはどうか。

【答】別府市のブランド力は広告を募集する上で大きいものと考えている。今後新たな媒体の取り組みに関して、費用対効果なども含めて関係課と協議していきたい。

松川章三
別府市議会議員