斉藤あつし (さいとうあつし) 東京都議会議員 (小平市選出) 

斉藤あつし議員へのインタビュー

斉藤あつし東京都議会議員へ、平成24年9月6日にインタビュー取材をさせていただきました。

内容は以下の通りとなります。

斉藤あつし議員

有権者が都議会議員に期待されている事はどのような事柄だと思いますか。

単純に分けると2つのことに東京都に期待されることは分かれると思います。1つは都民、個人の特殊な危機から守ること。この内容は、難病、犯罪被害、大規模自然災害などの危機は個人では乗り越えきれない問題が理不尽にも降りかかった場合に支えることです。
2つ目は経済活動の向上のために制度以外の面での地域的な環境を整えること。市区町村を跨ぐ道路や港などの広域インフラの開発・整備などがそれにあたります。

この2つの課題について、いかに想像力を働かせることができるのか、が議員は大事だと思います。特に前者は、市区町村レベルでは想定しても制度や予算確保が難しいもの、稀有なものを想像するので、やはり凡庸ではない深い情報収集と想像力が必要なのではないでしょうか。

東京都で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。また、その問題に対して具体的に、取り組まれていることがございましたら併せてお話しください。

景気・経済対策及び雇用対策と考えます。個人的な取り組みで行っているのは、精神疾患で退職、失業した後、一定の療養期間を経て復職を目指す若者の支援の方法について研究をしています。これは単なる雇用支援ではなく、疾患からの脱却の目標作りと一種の治療プロセスであるとともに、生活保護からの脱却が難しいとされる受給者を減らし、早期の脱却を目指すものです。

今後、都議として最も力を入れて取り組みたいことはどのような事柄ですか。

児童虐待防止と育児困難家庭の支援です。現在このような家庭は突発的に現れるわけではなく、親自身に虐待や過保護などを受けていた成育歴を持っていたり、マタニティブルーが改善されていなかったり、親が精神疾患を持ちながら未受診で、全く改善する環境にないなどの状況があり、子供が単純にその親に振り回されている場合が多いのです。児童虐待などは社会不安を加速させます。親の回復支援を中心に、取り組んでいきたいです。

2020年夏季オリンピックを東京に招致することに関してどう思われますか。

過去に東京はオリンピックの時に高速道路や、新幹線、ホテルや市街地開発など一度に夢のようなインフラ整備が進んだ。日本人にとってオリンピックはただのお祭りではいけない、という思いが強いのではないのか。東京オリンピック2020は、ただのグローバルな運動会でもなく、ビッグなスポンサーがついたイベントではなく、今の時代の東京のニーズをしっかり掴んでこの機会にそれを一気に加速させるような時代の転換点でなくてはいけないのかもしれません。例えば、太陽光発電や風力、潮力発電やスマートグリッドなどの新時代のエネルギー普及に挑戦するなど、世界にアピールできる夢を実行するような(1964年で言うところの世界最速の超特急とか)ことが同時にないといけないと思います。

最後に、有権者、支持者へお伝えしたいメッセージがあればお願いいたします。

大飯原発の再稼働で、毎週金曜日に官邸前の抗議行動が注目されています。しかし、ただ首相の一存だけで本当の意味で原発を止められるのか、というのを考えて頂きたいと思います。政府の決断だけでなく、東京都で言えば都民と都内企業が節電をし、家には全世帯太陽光発電をつけ(2kwタイプでも原発依存度程度は東京では節電できます)、電力確保が現実のものにならなくては本当の意味で長期の原発廃止はできません。総理に悪口を言い続ければ原発が無くなるわけではないのです。その裏付けが弱かった(節電目標は東京よりハードルが高いのに節電補助政策が少なかった)大阪府は再稼働反対とあんなに怒鳴っていたのに直前で折れてしまい、終わったら「やっぱり足りたかも・・・」と決断しときながら後で反省をするふらふらした結果になっています。社会保障財源についても、増税は誰でも嫌ですが、福祉の現場にいて、本当に医療が無くては明日にでも死ぬ、公的に支援しなければ燐光の連鎖が断てない、などの現場を見ていれば、いつまでも先送りできないのが嫌でも分かります。つまり、多くの大きな政策には有権者自身の覚悟が求められるものが幾つも出てきているということです。是非、批判も大事ですが、政策の本質を見極めて頂きたいと思います。